ひいいの麻雀研究  ひいいの麻雀研究

 週刊あらまあー

 あらまあーさんが刊行してる「週刊あらまあー」です。
 全バックナンバーを揃えています。
 週刊あらまあーの著作権、文責はあらまあーさんにあります。あらまあーさんの了解を得て、ここにバックナンバーを掲載しています。
 

    第15号:通常麻雀とはひと味違う『変則ルール麻雀』をご紹介しましょう(2)

    WEEKLY−ARAMAA15
    週刊あらまあー第15(1月第4週)号
    {2003年・新年/2月・合併号}
    (*・_・)ん? 待てよ?
    合併号って。。。。
    ・・・・・・・・・オイあらまあー、
    2月は週刊あらまあーを
    休もうと思ってるだろう、
    って?
    ハイハイハイハイハイーーっ、
    アタリィいいいぃ〜〜〜〜〜〜っ!
    そのとーーーーり、ですうううううぅっ。
    (≧m≦)ぐふふぅぅ〜〜
    ありえりか*******(爆!) 
    ・・・・・・
    m(_ _)m ホントニイツモ、オチャラケテ、スイマセン
    φ(・。・)?←なべ式w

    今回のメインテーマ:
    「通常の麻雀とはひと味ちがう
      『変則ルール麻雀』をご紹介しましょう(2)」

    --------------------------------------------------------------------------------
    目次
    いつものように最初のあいさつ・・・・芥川賞の話題から

    {緊急取材}
    すっちー隊と乙女会の交流対抗戦がおこなわれたぞーー!
    メインテーマ:
    通常の麻雀とはひと味ちがう
    『変則ルール麻雀』をご紹介しましょう(2)

    絶好調・連載『おじさんバンド奮闘記』第4話

    OFF会報告(東京・北海道・神奈川)

    JPエッセイ:バフ(buff)さんの章

    大会報告:牌王位戦、感謝祭、etc

    JPエッセイ:きしぼん(kishibojin)さんの章

    突撃!となりの麻雀卓(第4回)
    {えみりん・カツミニ・イチダ・シンプ編}

    恒例:月間データ・ランキング

    編集後記

    --------------------------------------------------------------------------------

    (ノ; ̄◇ ̄)ノ ええええー?
    あいさつ、するのおぉ? (∇≦*)んもぉ〜♪
    ついに新しい年がやって参りました。
    しかし、相変わらず日本の景気低迷に打開策はなく、
    おめでとうとばかりは言っていられない2003年かも知れません。
    大好評だった年末年始の『JPエッセイ特集』も
    今回のバフさん・きしぼんさんの章でひと区切りがつき、
    (もちろん今後も募集は続けていくつもりですが)
    またまた新しいテーマを探して
    放浪の旅を始めなくてはならない
    今日この頃のあらまあーです。
    今後、あらまあーのことは、
    『サイトの吟遊詩人』と呼んでください。
    『勇気の漂流者』でもいいです。
    または、『愛と希望の人』でもいいかな?
    |||||||||_・)
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    おおおおおおぉーo(* ̄○ ̄)ゝーいぃぃぃぃぃぃ!
    みんなどこへ行っちゃったのぉおおお?(爆!)
    (*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆

    よく見たりん(?w)に続きバフちゃんもハンドル削除
    というショッキングな話題の中、
    あらまあーは相変わらず、
    ( ̄ε ̄)♪〜ちゅううう、
    のピンポンダッシュを続け(爆!)
    オヤジギャグとおっさんボケをかましつつ、
    おちゃらけながらも
    麻雀は真剣に打ち続けようと
    心に固く誓った2003年であります。w
    ところで皆さん、
    すでに新聞やTVのニュース等でご存じの方もいらっしゃるでしょうが、
    本年度の芥川賞候補作品に、なんと、史上初、
    現役女子高生の作品がノミネートされました。
    注目の人は、
    現在都立高校に通う3年生の
    島本理生(しまもと・りお)さん。19歳です。
    19歳といえば、Jのプレイヤーの年代では・・・・
    エリカ19さんや、倉木麻衣☆さん、
    などが近い年頃の人として挙げられますねー。
    今どきの高校生らしく、
    母親からの携帯電話メールで吉報を知ったという島本さんは
    「メールを見た時は本当にびっくりしました」。
    浮かれた様子はなく
    「有名な先生方に作品を読んで論評していただけるだけでもうれしい」
    と喜んでいるそうです。
     島本さんは15歳で短編小説「ヨル」が
    「鳩よ! 掌編小説コンクール」の年間MVPを受賞し、
    17歳の2001年には
    「シルエット」という作品で
    群像新人文学賞優秀作を受賞しています。
    今回の候補作となった「リトル・バイ・リトル」は
    去年、文芸誌「群像」11月号に掲載されました。
    進路に迷う19歳の女の子を通し、
    家族や恋愛など等身大の青春模様を明るく描いています。
    同作が5作目で、
    島本さんは
    「日常生活での少しずつの成長や進歩。その中にある喜びを書きたかった」。
     別の都立高校に通っていたが、2年生の時に
    「校風が合わない」と中退。
    半年後の春から、単位制の新宿山吹高に編入しました。
    今春には大学生になる予定だといいます。
    なお島本さんが芥川賞受賞となれば、
    もちろん史上初の十代の芥川賞作家の誕生!
    さらに「太陽の季節」の石原慎太郎氏(現東京都知事)
    の23歳での受賞を抜いて、
    堂々新記録となります。
    石原都知事もエールを送っているとか。
    曰(いわ)く、
    『私も若い頃高校の校風が自分に合わず、
    湘南高校を中退し、1年ダブった。
    その経験が「太陽の季節」を書かせたとも言える。
    最近非個性的になったと言われる若者には珍しく、
    彼女は自分の意志を貫いて生きている。
    ぜひがんばって受賞してほしい!』
    さて参考までに、以下に、本年度のノミネート作品、紹介しておきます。
    ■候補作品■ 小野正嗣
    おの・まさつぐ 「水死人の帰還」(文學界10月号)
    島本理生
    しまもと・りお 「リトル・バイ・リトル」(群像11月号)
    大道珠貴
    だいどう・たまき 「しょっぱいドライブ」(文學界12月号)
    中村文則
    なかむら・ふみのり 「銃」(新潮11月号)
    松井雪子
    まつい・ゆきこ 「イエロー」(群像12月号)
    和田ゆりえ
    わだ・ゆりえ 「鏡の森」(文學界12月号)

    なお、付記しておきますが、
    あらまあーがこの部分を書いているのは1月14日の夜です。
    芥川賞の本選考委員会は
    16日の夕刻から東京築地の料亭で開かれることになっているので、
    この「あらまあー15」配信の時点では
    受賞作品がすでに決定していると思われます。
    その場合、結果は最後の『編集後記』にて紹介します。
    ところで話題はコロっと変わりますが、
    先月でしたっけ?先々月かな?
    ひいいさんのHPに
    「そあらさん、ゆきのさん、ランクアウト」の記事が載っていました。
    長いあいだJゲームの「顔」だったこのお二方のランクアウト、
    もちろんあらまあーも、寂しい気がしたのと同時に、
    年月の流れを痛感しました。
    ところがところが、
    そあらさんを始めとするJの古株の面々、元気でしたー。^^
    ハンゲの麻雀サイトの第〇(?)ラウンジに
    タムロっていたんですー。
    あらまあーも先日ふくねこさんに呼ばれて行ってみたんですが、
    かつてのJのメインを彷彿(ほうふつ)とさせる賑わいぶりでした。
    あらまあーが一昨年の夏の終わりにJを訪れた時、
    メインのスターといえば、
    このそあらさん、ふくねこさんでした。(爆!)
    特にそあらさんは、『チャットは楽しくゲームは真剣に』という
    あらまあーの個人的願望を実現させたような青年で、
    当時トップ率も29〜30%だいの強豪で、
    チャットも面白く、
    あらまあーにはその姿が眩しく映っていたのを
    今でも鮮明に記憶しています。
    ほかにもこのハンの第〇ラウンジには、懐かしい顔ぶれが一杯!
    あらまあーも、そあらさんから
    会員ナンバー「32」をありがたく頂戴(爆!)した次第です。
    今後はハンの麻雀も、ちょこっと頑張ってみようかな。。
    え?第何ラウンジかって? それはねーー
    ひ・み・(* ̄3 ̄)チュウゥゥ♪( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
    またさらに、あの、持杉ドラ夫さんは、
    インターネット・フリー雀荘ともいうべき「孔雀」で、
    上位にランクイン!
    さすがですねー。
    あらまあーの個人的な方針として
    『Jでの勝率は高いが
    ほかの麻雀サイトに行くとからっきし勝てない、
    というのではイカン!
    真に強豪と呼ばれるべき存在であるためには
    オールラウンド・プレイヤーをめざすべきだ!』
    というのがあるんですが。。。。
    (たまに東風荘へ行って頑張ってるのも
    そういう基本方針からなのです。w)
    ですから、ほかのサイトで頑張っているJプレイヤーを見ると
    心から拍手を送りたくなります。^^
    ドラ夫さん、がんばれー!
    たまにはJにも来てねー。。
    またまた話題はころっと変わりますが、、
    乙女会の女流プレイヤー、
    あい1112さんと同郷の福岡美女・ひとみJACKさんが
    1月17日、神奈川オフ会参加のため、一路、
    飛行機で福岡空港から羽田へ。。
    『オフ会報告』の欄にちょこっと記述してあります。
    詳しくは次号で。。。
    それから、あらまあーにとって先日驚くべき出来事がありました。
    音信不通でメッセもあがらなかったあのゆいリンさんから、
    「あらまあー、ひさしぶりー」の声。
    おおおおお、と慌ててメッセで
    「ひさしぶりーー、ゆいちゃん」
    と返答したのですが、
    本当に懐かしかったなーーー!^^
    貴子さん、ゆいリンさんと言えば、あらまあーがPOの低い頃、
    最初にお友達になってくれた女の子。
    特にゆいちゃんの場合は貴子さんと共に
    初期の「牌王位戦」のスタッフも務めてくれた子です。
    懐かしさのあまり、しばらく話し込んでしまいましたが、
    ご両親のご他界という悲しみを乗り越えて、
    彼氏とのロマンスが好調なようで、
    とても元気でしたーー。
    よかったあああぁぁ!^^
    この場を借りまして、
    ♪お(^O^)め(^。^)で(^O^)と(^o^)う(^。^)♪
    ゆいちゃん結婚秒読み〜〜〜
    (≧∇≦)ノブハハハ!!
    そう言えば、ゆいちゃんもハンゲの麻雀ラウンジに顔を見せている、とか。
    今度ひさびさに一緒にゲームしたいものです。
    そんなこんなで、いろんな展開があった年末年始でした。
    さてさて今回も、
    年末年始におこなわれた『東京や北海道のオフ会情報』やら、
    スッチー隊と乙女会の『交流対抗戦』の取材やら、
    復活した「突撃!となりの麻雀卓」
    感謝祭決勝のミニ感想記、
    さらに絶好調のRENさんの『おじさんバンド奮闘記』
    などなど、
    今回も話題盛りだくさんの、濃い「週刊あらまあー」となりました。
    メインテーマは前回の引き続きで、
    『変り種(ダネ)マージャン』の紹介です。
    つううことで、本号も、よろしくお願いします。
    m(_ _)m

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    {緊急取材}
    すっちー隊VS乙女会・交流戦
    去る1月12日、「乙女会」と「すっちー隊」の団体対抗戦が
    12ロビにて開催され、
    豪華絢爛のJゲーム美女たち(?)が、
    熱いオンナの戦いをくりひろげました。
    なんとなんと、すごいメンバーですよー。
    まずはその顔ぶれをご覧ください。
    乙女会メンバー
    あい1112(隊長)、きょうか、雀麗、エリカ19、のぶえyes、
    あいな2002、ohagi、ひとみjack、NATU、ミリン =以上10名
    すっちー隊メンバー
    MEIMEI(隊長)、mienyan, tsunoちゃん、meru0828、akira-mama、
    エマール、でんこちゃん、ジャブジャブ、道明寺司、もぐもぐ =以上10名
    ねーー、すごいメンバーでしょう?
    まさに、真夏の夜の球宴ならぬ『真冬の美女たちの牌宴』、
    いずれがアヤメかカキツバタ・・・(ちょっと誉めすぎかも。。(-。-)ぼそっ)
    といった面々がチーム対抗戦(3回戦)を行ないました。
    結果は大方の『乙女会の圧勝』という予想を大きく覆(くつがえ)し、
    なんと12万点強の大差をつけて、すっちー隊の大勝となりました。
    各卓に2名ずつ乙女とすっちーが入り、対局。
    3回戦によるチーム総合得点で勝敗を決する、というシステムでしたが、
    すっちー隊の『連携プレイの巧(たく)みさ』と
    『予想外の強さ』(失礼w)が際立(きわだ)った交流戦だったと思います。
    まずは団体総合成績の結果から。
    総合成績
    すっちー隊 963400点(優勝)
    乙女会   840700点
    なお個人であらまあーの目を引いたのは、
    メル(meru0828)さん、ツノ(tsuno)ちゃん、すっちー隊長のMEIMEIさん、
    ひとみjackさん、きょうかさん、オハギ(ohagi)さん、
    といったプレイヤーたちでした。
    メルさんは、
    そのHNの存在をあらまあーが初めてこの日に知ったプレイヤーなのですが、
    どうしてどうして、なかなか切れ味のいい麻雀を打ちます。
    個人総合成績もぶっちぎりのトップ、
    すっちーの勝利に大きく貢献しました。
    また大会後におこなわれた個人成績トップ4のエキシビジョン・ゲームでも、
    オハギさんの猛追をかわして見事トップ!
    まだまだあらまあーの知らないところに強い女流雀士がいるものだ、と、
    痛感させられました。
    ツノちゃんは、かつてあいさんの大会(感謝祭)でもあらまあーを飛ばしたように、
    かなり実力のあるプレイヤー。
    この日は頭脳プレイが光りました。
    あらまあーが観戦した第2試合、
    メンバーは、ツノちゃん(すっちー)、MEIMEIさん(すっちー隊長)、
    雀麗さん(乙女)、ひとみjackさん(乙女)、の4名。
    すっちー隊長のMEIMEIさんが7700を和了してトップに立ち、
    乙女会のひとみjackさんがそれを猛追するという展開。
    オーラス、僅差で2位に着けるひとみさんが、逆転リーチをかけます。
    ラス親のツノちゃんもテンパイしますが、追いかけリーチはかけず、じっとヤミテ
    ン。
    そしてアガリ牌がひとみさんから出るとピンフのみの1500でロン!
    3着ですが、アガリやめします。
    これも団体戦ならではの終了ですね。
    というのも、自分の味方のMEIMEIさんがトップを取れば、
    すっちー側にトップ賞の2万点がころがり込むのですから。。。。
    当然の選択と言えるでしょう。
    仮に、いまオーラスで、自分のパートナーが35000点でトップ、
    2位が敵方で34000点、3位も敵方で16000点、
    自分が現在4位の15000点だとしますと、
    自分と自分の仲間の合計点は50000点、
    相手方の合計点も50000点、となります。
    ところが、自分の味方さえトップになれば、トップ賞の2万点が加算され、
    自分たちの合計は7万点!
    一気にこのテーブルだけで2万点の差がつけられるのです。
    団体戦というのは、この『自分を殺してでもパートナーにトップを取らせる』
    という精神の積み重ねが勝利を呼ぶ、と言えましょう。
    このツノちゃんの犠牲的精神には感心しました。
    ツノちゃんの頭脳プレイが『すっちー圧勝』という「結果」に大きく貢献した、
    と言っても過言ではないと思います。
    さらに、すっちー隊長のMEIMEIさん、
    このプレイヤーは『隊長』という重責を担いながらも
    個人成績第3位という見事な結果を残しました。
    その成績もさることながら、
    非常に好感の持てる対局マナーの良さが光りました。
    試合と試合の合間にも味方のすっちー隊員を励まし、
    また対局後も「観戦ありがとうございました」と観戦者にも声をかけ、
    最終結果が発表された後も、
    敗れた相手方の乙女会のあい隊長に声をかけ、
    感謝の意を表している様子は、とても好感が持てました。
    やはり隊長に抜擢されるべき人徳のある方なのでしょうね。
    すっちー隊員ばかり誉めていたのでは
    あとであい隊長に怒られるので(爆!)
    乙女会の中からも、あらまあーの目を引いたプレイヤーをご紹介しましょう。
    まずはひとみjackさん、2位、2位、1位と堅実な成績、
    個人成績5位というのは、乙女会の中でも3番目に良い成績でした。
    お見事です。今回は非常に丁寧に真剣に打ってましたね。
    ひとみさんの潜在的な雀力が高いことを証明した結果だと思います。
    きょうかさん、いつもあいさんの大会のスタッフ、ご苦労様。
    今回の個人成績4位は、乙女会の中では2位。さすがですね。
    よく見たりん、よう見えんやん(mienyan=ミーニャンのローマ字読み)、
    そして、きょうか明日か?
    は、あらまあーのオヤジギャグ3点セットとして、
    今後も使用していきたいと思っています。(爆!)
    今回乙女会の敗北は残念でしたが、
    きょうかさんの活躍、光ってましたよー。
    最後にオハギさん、最終試合を観戦させていただきましたが、
    85000点の大トップ、さすがでした。
    攻めの切れ味、破壊力、得点力は、
    あのアイママさんを彷彿(ほうふつ)とさせる物凄さで、
    なかなかのキャリアを感じさせる打ち回しでした。
    牌運つたなく総合点で乙女会は敗れてしまいましたが、
    個人総合成績2位はお見事、乙女会では1番の成績でしたねー。
    今後も『乙女会の勝利』のためには欠かせないプレイヤーであることを
    証明したと言えるでしょう。
    それでは、個人成績ベスト4を以下に発表しておきます。
    個人総合成績
    1位:メル(meru0828)=すっちー隊 160600
    2位:オハギ(ohagi)=乙女会     134600
    3位:MEIMEI=すっちー隊・隊長  133300
    4位:きょうか=乙女会        122600
    (5位:ひとみjack(乙女))
    それにしても、あらまあーも含めて大方の予想が『乙女会優勢』。
    それだけにこの結果『すっちーの圧勝』には驚き、
    思わずプロ野球のオールスター戦の
    「人気のセ・実力のパ」という言葉を思い出してしまいました。
    つまり、『ネームバリューの乙女・圧勝のすっちー』
    とでも言いましょうか。(爆!)
    これは後日すっちー隊員の一人(ミーニャン)に聞いてわかったのですが、
    すっちーのメンバーたちも
    「乙女が勝つだろう」
    と思っていた人が多かったとか。
    それだけに、
    乙女会の錚々(そうそう)たるオールスターメンバーを相手にして、
    謙虚な気持ちで試合に挑み精一杯闘ったことが
    好結果を生む原因になったのかも知れませんね。
    もう1度、勝利したすっちー隊のメンバー、
    MEIMEI隊長、ツノちゃん、メルさん、アキラママさん、エマールさん、でんこ
    ちゃん、
    ミーニャン、ジャブジャブさん、ツカサさん、もぐもぐさん、
    圧倒的な勝利、おめでとう!お見事でした。
    MEIMEI隊長、おめでとう。めいめいに皆、がんばったねー。w
    ・・・・・・・・・・・・ |||||||||_・)
    あい隊長、しっかりせいやー。。(-。-)ぼそっ(爆!)
    ____________________________
    なお、対抗戦終了後に行なわれた個人成績ベスト4による
    ドリームゲーム、エキシビジョン試合では、
    個人総合成績1位のメル(meru0828)さんが、トップを取りました。
    以下に対局記録を掲げておきます。
    対局者:きょうか(個人総合4位)、オハギ(個人総合2位)、
    メル(個人総合1位)、メイメイ(個人総合3位)=以上、起家順
    東1:和了メル・白ポンドラ2 +3900 放銃・メイメイ
    東2:和了きょうか・發ポンドラ2 +4900 放銃・メル リーチ棒・オハギ
    東3:和了メル・チンイツドラ1 +18000 放銃・きょうか
    3−1:流局、オハギを除く全員テンパイ (オハギ −3000)
    3−2:和了オハギ・リーチドラ2 +5800(5200プラス2本場) 放銃・
    きょうか
    東4:和了オハギ・リーピンドラ2 +7700 放銃・メル
    勝負を決めたのは3局のオヤッパネ。
    オヤのメルさんが、
    二二二 四四四五 {チー}五六七{チー}七八九
    という変則三面待ち。
    しかもドラが六マンですから、インパチの手。
    ほかの3人はたまったものではありません。
    きょうかさんが三マンでふり込んで、(→o←)ゞあちゃー
    実力者オハギさんも3局4局と連続和了しましたが、
    最後にトップのメルさんから7700をジカ取りしたにもかかわらず、
    惜しくも2位。
    メルさんの逃げ切りトップと相成りました。
    試合結果;
    トップ:メル56300 2位:オハギ34500 
    3位:メイメイ22100 4位:きょうか7100
    __________________________

    ところで余談ですが、司会進行のひいい氏、
    きょうはどこでボケをかましてくれるんだろう?
    と思っていたら、
    ・・・あらら、やってくれました!
    個人成績の最終発表のしんがりで・・・・
    「1位あらまあー 160600」
    オイオイオイーー^^;ε=(。_ _)。ドテッ! 

    σ(・_・ )、出てないし。。しかもあらまあーは男だし。。w
    直後のひいい氏、いつものセリフ、
    「あ、間違えた・・・」
    (≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
    そんなとこでフツウ間違えるかあぁーー?^^;(爆!)
    (*^^)/。・:*:・°★,。・:*:・°☆
    非常になごやかで、にぎやかで、楽しい、
    それでいて試合は真剣に行なう、
    とてもいい女流大会だったと思います。
    それにしても1箇所にこれだけ女流プレイヤーが集結すると、
    まさに壮観!
    盆と正月が一緒に来た、、いや、と言うより、
    エリザベス女王杯とオークスが合体した牝馬のレース
    (余計わかりにくいたとえかも。。(-。-)ぼそっ w)
    のような、まさに『豪華絢爛の一夜の集い』
    といった趣きでした。
    皆さん、おつかれ様ーー。

    今後も機会があれば、この女流団体対抗戦、
    また開催してください。
    そして次回こそは、乙女会の皆さん、リベンジしてくださいねー。
    え?何か必勝法はないか、って?
    それはねえ・・・・・
    ひ・み・(* ̄3 ̄)チュウゥゥ♪( ̄ロ ̄lll)ゲッ!!
    ___________________________
    ところでですが、そもそもの皆様方の疑問、
    「ところで、すっちー隊って何なの?」
    「ところで、乙女会って何なの?」
    という基本的な質問に関しては、
    それぞれのグループの提唱者のHPを参考にしてください。
    すっちー隊に関しては、
    うたかたさんのHP「うたかたの宿」にて。
    http://members.goo.ne.jp/home/elame
    乙女会に関してはあい1112さんのHP
    「まさきんぐ」にて。
    http://homepage3.nifty.com/aichan-1217/index.html
    上記のホムペにて、それぞれお調べください。
    (と、HPアドだけ紹介して、
    説明を省略する無責任なあらまあーであった。 爆!)


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    メインテーマ:
    「通常の麻雀とはひと味ちがう
      『変則ルール麻雀』をご紹介しましょう(2)」

    さて前回から引き続きのテーマです。
    前号では、新宿歌舞伎町や浅草などで行なわれているスポーツ麻雀(6千点持ち
    ブー)をご紹介しました。今回は、6千点ブー麻雀が全盛になる以前の、本来の関東
    式ブー麻雀『4千点持ちブー』と、関西式の『2千点持ちブー』をざっと紹介し、さ
    らに『北(ペイ)抜き』と呼ばれる3人麻雀をご紹介しましょう。
    φ(。。) ・・・・
    ___________________________

      {4000点持ち関東ブー麻雀}

    各自4千点持ちでスタートします。
    もちろん前回の6千点持ちブー麻雀と同じく、
    誰かがハコになるか誰かが持ち点ぶん(4千点)浮いた時点で
    ゲーム終了です。
    普通のリーチ麻雀では場ゾロといって場の2飜が加算されますが、
    4千点持ちブーは、場に1飜。
    したがって、普通のリーチ麻雀の半分の点数になる、ということです。
    満貫は4000点。(オヤ6000点)
    たとえば、下図のような手、
    四四六七八(3)(4)(5)(5)(6)(7)34(ドラ八)
    2・5ソウ待ちのタンヤオ・ピンフです。
    ドラは八マンで1枚あります。
    この手は普通の麻雀では、出アガリした場合、
    タンヤオ、ピンフ、ドラ1、場の2飜で、計30符5飜、
    3900(オヤなら5800)のアガリ点になります。
    ところが4千点持ちブーでは場に1飜ですので、この手は、
    タンヤオ、ピンフ、ドラ1、場に1飜で、30符4飜、
    2000点(オヤ2900)のアガリになります。
    普通、30符のノミのアガリは(ピンフのみ、食いタンのみ、など)
    1000点です。(オヤで1500)
    それがこの麻雀では、
    最低のアガリは500点(オヤ800点)、ということになります。
    メンゼン・タンヤオのみは700点(オヤ1000点)という風になります。
    この、点数の仕組みがわかっていないとなかなか勝てないのが
    この4千点持ちブー麻雀です。
    また起家にはプレミアがあって、
    東1局のオヤの1300オールは、
    (実際は3900の浮きですが)3コロ・ゲーム終了、となります。
    また、6千点持ちの時と同じく、リーチ棒は100符、
    3900は4000点に、5800は6000点に切り上げます。
    リーチ1発・裏ドラはなく、カンドラは増えます。
    またタンヤオやチャンタ、一通などとの「複合役」としての『食いピンフ』を認めま
    す。
    ただし、食いピンフのみではアガれません。出アガリ20符計算です。
    (食いピンフについては、以下の『シミュレーション:3』で説明します。)

    (シミュレーション:1)
    東1のオヤ、A男さんの手牌。9巡目のテンパイです。
    二二 五六七 (3)(4)(5) 456 67 (ドラ:六)
    タンピン・ドラ1、出れば2900、ツモれば1300オールのプレミア終了。
    もちろんヤミテンでかまえます。
    11巡目、南家から8ソウが出ましたが、そ知らぬ顔で見送り。
    ツモれば3コロトップ終了ですから、1枚目は見逃したわけです。
    やがて次巡、自風の南をポンした南家がまたもや8ソウの重ね切り。
    A男さん、仕方なさそうに、今度はロンしました。
    2900点のアガリ。
    1本場。がぜん緊迫ムードです。
    なぜなら、オヤの2900浮きというのはすでに『王手』がかかった状態だから、な
    のです。
    オヤが次アガると最低でも800点、
    1本場の300と合わせて1100点の収入になりますから、
    あああああ! 浮きの2900プラス1100で、きっちり4000点の浮上!
    ゲーム終了となってしまうのです。
    さて、その『王手』のかかったレンチャン親のA男さん、4巡目に仕掛けます。
    三四五 八八 (4)(5)(8)(8)35 白中 (ドラ(1))
    北家の切った八マンを下りポン、打ち白、
    このポンが結果オーライで8ピン、6ピンと引き、8巡目、
    三四五(4)(5)(6)(8)(8)(8)35{ポン}八八八 
    カン4ソウのテンパイ。
    ツモれば300オール・プラス1本場で、400オールの3コロトップ、
    出ても南家以外なら2コロトップです。
    西家から直後に4ソウが出て、カンチャン待ちでもあることから、
    今度はためらわずに、ロン!
    A男さん、2コロトップの勝利です。

    (シミュレーション:2)
    東1局西家のB子さんは、
    三四五六七八(3)(3)(5)(7)777 (ドラ三)
    このカン6ピン待ちをヤミテンでオヤから和了、
    門前タンヤオドラ1で、1300点の浮上です。
    東2局、そのB子さんが8巡目にリーチ!
    一一七八九(3)(4)(5)(6)(7)567(ドラ6)
    3面チャンの理想的なリーチです。
    リーチ・ピンフ・ドラ1ですから2000点、どこから出てもアガれます。
    難なく2巡後に8ピン・ツモ!
    リーピンツモ・ドラ1で、700−1300、合計2700の和了収入。
    おおおおお、ということは・・・・?
    いままで浮いていた点数が1300、それにプラス2700ですから、
    ちょっきり4000点! 
    B子さん、効率のいい3コロトップとなりました。
    ( ̄o ̄)ほほぉーー

    (シミュレーション:3)
    東1局、起家のC吉クンが先制リーチをかわしてアガった手は、
    リーチ麻雀では加算されない『食いピンフ形』の手。
    六六(3)(4)(5)34678{チー}三四五(ドラ8)[和了牌:5]
    普通、現代のリーチ麻雀ではこの手は、
    アガリ符は20符しかありませんが、30符あると規定して、
    タンヤオ・三色・ドラ1で、コドモで3900の和了点です。
    (食いタンありのルール)
    つまり30符5飜で計算されます。
    では、4千点持ちブーでは場に1飜ですから、この手は、
    30符の4飜で2000点かというと、そうではないのです。
    (ノ; ̄◇ ̄)ノ ええええー?
    これが、『食いピンフ加算』ルールです。
    上記の手は出アガリした場合、20符計算する代わりに
    食いピンフの1飜を加算します。
    すなわち、コドモで、
    食いタンヤオ、ピンフ、三色、ドラ1、場の1飜、で、20符5飜、
    2600点ということになります。
    では、ツモるとどうなるか? と言うと、
    高めの5ソウをツモると、ツモの2符がついて30符計算、
    その替わりに『食いピンフの1飜』が消えます。
    『ピンフという役は本来、
    出アガリの時のみ認められていた役であり、
    ツモるとツモの2符がついて門前清(=門前ツモ)という役になり
    ピンフの1飜が消える』
    というのは、以前、週刊あらまあー6号の
    『歴史的観点から麻雀の得点の仕組みを語ってみよう』
    で説明したとおりです。
    したがって、ツモった場合、食いタン・三色・ドラ1・場に1飜の30符4飜計算
    で、
    500−1000、計2000点の和了となります。
    すなわち、ツモるよりも出たほうが高い得点になる、
    というのがこの「食いピンフ形」の複合役の特徴です。
    さて話を戻しましょう。いちばん最初に掲げた手牌図、
    六六(3)(4)(5)34678{チー}三四五
    (ドラ8)[和了牌:5]
    この手をアガったC吉クンは起家でした。
    しかも直前に北家からリーチがかかっていて、
    そのリーチをかわして、南家の勝負牌の5ソウで、ロン!
    高めの三色のほうです。
    さて点数を計算してみましょう。
    食いタンヤオ・ピンフ・三色・ドラ1・場の1飜、
    20符の5飜、オヤなので・・・・・・・・
    おおおおーー、なんと、3900点(切り上げ4000)!
    北家がリーチ棒1本のマイナスなので、
    2コロトップ、ということになりました。

    このように前回ご紹介した6千点持ちブー同様、
    スリリングでスピーディーな展開の
    『4千点持ちブー麻雀』の世界でした。
    昨今では「ブー麻雀荘」は次第に消え行く運命にありますが、
    普通のリーチ麻雀に飽きた方やスランプぎみの方の気分転換には
    もってこいのルールかも知れません。
    ___________________________
    {2000点持ち関西ブー麻雀}

    このルールについては簡単に説明しておきます。
    各自2千点持ち、場に1飜、リーチ棒なし(リーチをかけてもリーチ棒は出さなくて
    良い)、
    点棒は10点棒までアリ(10点単位まで計算する)、
    メンゼンでアガった場合300点加符、1本場も300加符、
    満貫は2000点(オヤ3500)、食いピンフあり(出アガリのみ)。
    誰かが2千点浮くかハコになった時点でゲーム終了。
    リーチ1発、裏ドラはありません。
    (もちろん、店、地域によってルールは異なります)
    それではさっそく、シミュレーションです。
    けっこう恐ろしいルールです。
    九九九(3)(3)(7)(8)(9)23489 (ドラ中)
    いまオヤで東1局、ペン7ソウ待ちでリーチをかけました。
    ドラも何もない、リーチのみです。
    ところがこの7ソウをツモると『3コロトップ』だというのです。
    (ノ; ̄◇ ̄)ノ ええええー?
    7ソウをツモ!
    点数計算してみましょう。
    九マンのアンコ8符にペンチャンツモ4符で点パネ40符、
    リーチ、ツモ、場の1飜で、40符の3飜、オヤは640点オールです。
    ところが、門前和了は加符300符ですので(ツモの場合は100符オール)、
    プラス各100で、740点オール!
    合計2220点の収入で、あーら不思議(爆!)
    ゲーム終了となります。
    オヤの、リーヅモ点パネのみで終了ですから、なんとも怖いルールですねー。
    以上、簡単に紹介しました。

    ____________________________

    {北(ペイ)抜き3人麻雀}
    さて、いよいよ今回のメイン・ディナー、w
    変則麻雀の中でも特に変則な『北抜き』をご紹介しましょう。
    サンマ(3人麻雀)ということだけでもまず変則ですが、
    従来のリーチ麻雀とはまったく異なった手役の数え方をします。
    これもハマるとなかなかやめられないくらい面白い変則麻雀です。
    東風荘の『第2』にアクセスしてサンマをうったことのある方ならご存知でしょう
    が、
    サンマというのは、マンズ・ピンズ・ソウズのうちから1色取り除きます。
    普通はマンズを取り除きます。
    この『北抜き』もマンズの2〜8を取り除いた108枚の牌で行なわれます。
    (一マンと九マンは必要です。コクシができなくてはつまらないですから、ね。)
    第2東風荘のサンマは普通のリーチ麻雀のルールで行ないますが、
    この『北抜き』はまったく異なったルールのもとで行なわれます。
    手役ですが、普通の麻雀のタンヤオやピンフや飜牌の1飜はなく、
    全然違う数えかたをします。
    通常のリーチ麻雀にある役のうちで、この北抜きでも認められているのは、
    一通、トイトイ、ホンイツ、チンイツ、そしてヤクマンだけです。
    では、まず、役の紹介から。。。
    役は、1点、2点、という点数役で構成されています。
    役は食い下がりがなく、門前でもさらしていても同じ点数役となります。

    {1点役}
    アガリ・・・・どんな手でもアガればこの1点がつきます。
    (門前、さらしに関係なく、アガれば1点です)
    門前(メンゼン)・・・メンゼンでアガればこの1点がつきます。したがってメンゼ
    ンでの和了はすべて、アガリとメンゼンで2点、となるわけです。
    抜き北(ペイ)・・・・「北」という牌を引いてくると、自分の左側に表向きに置
    き、カンをしたときのように一番最後のリンシャン牌から1枚持ってくることができ
    ます。この『抜き北』が1個1点となります。
    (もちろんコクシに北を使いたい場合は、北を引いてきて『抜き北』にせずに、手の
    内に入れてもかまいません。自由です。ただし『抜き北』にせずに手の内にアンコで
    持っていても、なんの点数もつきません。単なる「ひとメンツ」となるだけです。)
    ドラ牌・・・・・・ドラは1個につき1点です。

    {2点役}
    放銃・・・・フリこみによるアガリのとき(ロンあがり)、この2点がつきます。も
    ちろん門前でもさらしていてもロンあがり(出アガリ)なら、この2点がつきます。
    リーチ・・・リーチをかけてアガった場合、この2点がつきます。

    {3点役}
    トイトイ・・・ここで初めて「普通の麻雀の役」が登場しました。トイトイです。も
    ちろん三暗刻という役はないので、『トイトイ3アンコウ』で満貫、とはなりません
    が。。
    一通・・・・一気通貫です。なお最初に説明したように、すべての役は食い下がりが
    なく、門前でもさらしでも同じ点数となります。ですから、食いイッツウでも門前の
    イッツウでも3点となります。
    (もちろんメンゼンの場合、門前という1点役がプラスされます)

    {4点役}
    ホンイツ・・・メンホンでも食いホンイツでも4点です。

    {8点役}
    チンイツ・・・メンチンでも食いチンイツでも8点です。

    {20点役}
    ・・・すべてのヤクマン

    以上が、役の点数ですが、役はすべて複合されます。
    したがって、たとえば、
    (1)(1)(1)(8)(8)(9)(9)999西西西
    {抜き北・2枚}   (ドラ9:裏ドラ西)
    この手でリーチをかけて、8ピンをツモったとします。
    そうしますと、この手は4アンコウのヤクマンですから、
    アガリ1点、門前1点、リーチ2点、抜き北2枚で2点、
    トイトイ3点、ドラ・表裏合計で6点、
    そしてヤクマン(四暗刻)の20点、
    総計で35点のアガリになります。この35点を二人からもらうので、
    70点!これは、かなり大きい収入になります。
    では、出アガリした場合はどうか?計算してみます。
    アガリ1点、門前1点、放銃2点、リーチ2点、
    (ここまでの役を、『リーチの振り込み6点から』、というように一括して数える方
    法もあります。)
    抜き北2点、ドラ合計6点、トイトイ3点。
    総計で17点の収入となります。
    ツモった場合の70点と比べて、17点とはあまりにも少ない数字ですねー。
    役満の20点が消えてしまったことと、
    フリコミの場合は一人からしか点数をもらえないこと、
    この2ポイントがその原因なのですが。。。
    放銃の2点とは、
    『ツモと出アガリの落差を僅かながらでもフォローする役』
    だと思ってください。
    モチロン、出アガリしたくなければツモにかけても結構、
    そのへんはリーチ麻雀といっしょです。
    それでは、基本ルールを説明します。

    {基本ルール}
    (1)最初に、つかみ取りもしくはサイの2度振りでオヤを決めるが、
    オヤは『最初に牌を切る人』というだけで、特に和了点が子よりも高いということは
    ない。
    条件はオヤも子もいっしょである。
    (2)各自が配牌を取る前にオヤが振るサイの「出た目」は、
    1ゾロが右、3がトイメン(ここまでは4人麻雀と同じ)だが、
    4は自分、5は右、6はトイメン、という風にズレていく。
    (3)ドラ表示牌はリンシャン牌の最後から3列目を表向きにするのが普通だが、
    この北抜きでは5列目の牌を表示牌とする。
    これは『抜き北』4枚分のためである。
    ドラはカンをするたびに増え、リーチにはカン裏も乗る。
    (4)リーチ1発はなし。リーチ棒は1点。
    ドラ表示牌は通常の麻雀と同じく「次ドラ表示」だが、
    一マンが表示牌としてめくれた場合、ドラは九マンを示す。
    また、北がドラになった場合、
    『抜き北』をした和了者に1枚につき1点としてドラの分も加算される。
    (すなわち抜き北1枚につき、2点となる)
    (5)ハイテイ牌は、ドラ表示牌のすぐ隣の列の下の牌とする。
    王牌(=ワンパイ、ゲームに使われない牌)はない。
    (6)途中流局はいっさいない。
    3人リーチは開け打ちで続行。
    九種倒牌も3風連打もない。
    また、4カンがあり、すでに『抜き北』が4枚抜かれていてリンシャン牌がない場
    合、
    5個目のカンをした人は最初のドラ表示牌そのものをツモることになる。
    (これはなかなかユニークなルールです)
    またさらにもうひとつカンをした場合、裏ドラをツモることになるが、
    その場合は、その牌は全員に提示される。
    (ほかの二人に見せてから手の内に入れる)
    (7)国士無双を「北」待ちでテンパイした場合、
    誰かが『抜き北』を表示したら、それでロンできる。
    (8)同巡フリテンやリーチ後の見逃しについては、リーチ麻雀ルールと同じとす
    る。
    (9)和了者なしの流局の場合、ノーテン罰符は場30点。
    オヤは動かない(流局レンチャン)。
    (10) オヤがアガるか流局した場合1本場となるが、
    その場合、各自が3点ずつ場に供託する。
    この9点は次の和了者が取得できる。
    次にオヤがまたアガるか流局した場合、今度は各自が6点づつ供託し、
    また同様なケースなら、9点、さらに、12,15・・・と、
    (流局も含めて)レンチャンの場合、各自が場に出す供託符は3点ずつ増えていく。
    {つまり、オヤがアガるか流れれば3点ずつ9点の供託が場に出、
    その次の局がもし流れれば、
    今度は各自6点ずつ計18点がさらに場に出、
    最初の供託符と合わせて27点が場供託となるのです。
    (当然、これはアガった人取りです)
    もちろん子がアガれば供託義務は解消されます。}
    (11) 子が和了した場合、その和了者が次局のオヤになる。
    (すなわち、アガった人がオヤになるのです)
    (12) チョンボは10点オール(20点の出費)。
    (13) 各自あらかじめ決められた数の点棒を持つ。(普通30〜50本持ち)
    点棒はすべて百点棒を使用するが、百点棒のスペアがない場合、
    ポーカーチップ等の使用も可。1本(1枚)を1点として使用する。
    (14) ゲームの終了は、誰かがハコになった時点とする。その時点でいったん点数精
    算となる。
    ただし、フった人がアガりまたアガった人がフるというように、きりがない場合もあ
    るので、
    当事者同士の取り決めで、
    『30分なら30分、60分なら60分を過ぎたら次の局は行なわず
    いったん試合終了、点数精算をする』
    という風に時間制限を決めて試合を区切るのが良いと思われる。

    それでは、いくつかの和了形の、点数を数えてみましょう。
    {シミュレーション和了形:1}
    1234445678東東東{抜き北・1枚}
    (ドラ東:裏ドラ4)
    メンホンの手、リーチをかけて高め9ソウをツモ!
    アガリ1点、門前1点、リーチ2点、一通3点、メンホン4点、抜き北1点、ドラ6
    点、
    以上、18点、ツモですから18点オールで、36点の収入になります。

    {シミュレーション和了形:2}
    (1)(1)(1)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(9)(9)(9)
    {抜き北・3枚}(ドラ(9))
    ヤミテンで2ピン・ロン!
    アガリ1点、門前1点、放銃2点、ドラ4点、チンイツ8点、一通3点、
    抜き北3点、ヤクマン(九蓮宝燈です)20点。
    計42点のアガリです。
    {シミュレーション和了形:3}
    最後に、もうだいぶ前の話ですが、
    あらまあー自身が友人とこの『北抜き』を打っていて
    実際にアガった思い出深い「ヤクマン和了」、
    その和了形をここに紹介しておきます。
    コクシムソウです。。
    東南西北白發中一(1)(9)(9)19
    {抜き北・2枚}
    (ドラ(9):カンドラ(9):裏ドラ北:カン裏發)
    この時は確か、北のアタマで国士イーシャンテンになり、
    東南南西北北白發中一(1)(9)1
    九マンか9ソウが来ればテンパイという形。
    次巡、ドラの9ピンをツモってきて、
    北を1枚『抜き北』として抜きました。
    するとリンシャン牌がまた北、
    さらにその北を『抜き北』にして、リンシャン牌をツモると、
    なんと9ソウ!
    南を切って、ついに国士無双のテンパイです。
    最初に掲げた手牌図のように、九マン待ち。
    ところが場に九マンは3枚切れています。あと1枚。
    とりあえずはヤミテンで回しましたが、
    直後、上家が3ピンを暗カンして、リーチ!
    エイヤッ、とばかりに、あらまあーも追っかけリーチ!
    半分ヤケクソでしたが、なんとこのラス牌の九マンを、1発ツモ!
    やったー! と叫んで手牌を開いたものでした。
    東南西北白發中一(1)(9)(9)19 {ツモ⇒九}
    アガリ1点、門前1点、リーチ2点、
    ドラ7点(9ピン・ダブルの、抜き北自体が裏ドラで2枚、發1枚の計7枚)
    抜き北2点、ヤクマン20点の、合計33点オール。
    なんと、66点の収入となりました。
    点数的にはヤクマンがらみの割りにはさほど大きくはないのですが、
    あらまあーの記憶に今も鮮明に残っているヤクマン和了です。
    ここまで大きく負けが込んでいたいたのですが、
    この和了をきっかけとして浮上し、結局大勝したという
    嬉しい思い出があります。
    ____________________________
    さて、前回今回と2回にわたってお送りした変則麻雀シリーズ、
    いかがでしたでしょうか? お楽しみいただけましたか?
    通常のリーチ麻雀(ハンチャン戦・東風戦)以外にも
    色々な種類の麻雀ルールがあるものですねー。
    それでは、また次号でお会いしましょう。
    くれぐれも麻雀の打ち過ぎには気をつけて、
    健康を害さない程度にゲームをしましょう。(爆!)

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    絶好調連載:おじさんバンド奮闘記(第4話)

    おじさんバンド奮闘記
     第4話 小さな思い出の復活

    はじめに

     去年(2002年)の暮れのことである。
    総理官邸の赤坂側の隣にできたビルの地下で職場の忘年会を行った。
    このビルは今年の3月からNTTドコモの本社ビルになる。
    忘年会の会場となったお店の仲居さんが言った。
    「普通ですと、『店内では携帯電話はご遠慮下さい』となりますよね。ところがここ
    では違います。『携帯電話どうぞお使い下さい』です。
    何しろお客さまのほとんど全員がドコモさんの方ですから」。
     携帯電話が普及した近頃、至る所で
    「携帯電話の電源をお切り下さい」
    という文句をよく耳にするが、ここだけは違うようだ。郷に入っては郷に従え、とい
    うことだろうか。ドコモの本社ビルと思えばもっともなことであるが、この日の我々
    のようにドコモ以外の人間も自由に利用できる店である。このビルの中では一般的な
    非常識が常識に、常識が非常識に逆転するのだ。
     総理官邸の霞が関側の隣には内閣府本府がある。この庁舎が総理府本府の時によく
    出入りしたが、1階のエレベーターの側にたばこの自動販売機が置いてあった。
    そのコインの投入口に「新500円玉は使えません」と表示してある。
    世間の自動販売機とまったく逆だ。玄関前で面倒な入場手続きを踏んでまで悪さする
    人もいないということなのだろうが、世間の馴染みとは異なる役所の風を感じた。
    総理官邸を挟んだ官と民の小さな世相雑感である。


    小さな思い出の復活

     おじさんバンドの練習会場は、国分寺市の公民館の無料スタジオから吉祥寺の貸し
    スタジオへとアップグレードすることになった。
    その理由は、バンドメンバーが増えて手狭になったこともあったが、公民館のスタジ
    オはドラムやギターアンプなどの機材のメンテナンスに若干の難があったことも否め
    ない。
    とはいえ無料で借りられるスタジオがあるのだから今の若者は恵まれている。

     我々の高校時代は、誰かしらの家にドラムやらギターアンプを持ち込んではドン
    チャンやっていた。近所もたまったものではなかっただろう。
    あの状況で一度の苦情もこなかったことは奇跡に近い。
    騒音にじっと耐え、寛大な心で世間知らずの高校生のバンド遊びを見逃してくれたご
    近所さんに紙面を借りて衷心より感謝の気持ちを申し述べたい。

     吉祥寺のスタジオは、有料だけに公民館のスタジオと比べると充実していた。
    広いスタジオは公民館のそれより優に3倍のスペースはあるだろうか。
     かくしておじさんバンドはゆかりの地の国分寺から、ちょっと都会の吉祥寺へと進
    出することになった。
     吉祥寺はJR中央線の沿線にあり、新宿と国分寺のちょうど中間点に位置する。
    南口には井の頭公園がある。
    南こうせつとかぐや姫で有名な「神田川」は、この公園にある井の頭池を水源として
    いる。公園には武蔵野の情緒が慕ばれる雑木林が残っているが、今の若者には「『三
    鷹の森ジブリ美術館』の近くの公園」と説明した方がいいのかもしれない。
     我々の高校時代、吉祥寺は都会の入口だった。
    当時は珍しかった駅ビルの「LONLON(ロンロン)」やアーケードの駅前商店街
    「サンロード」は、国分寺にはない都会の雰囲気を醸し出していた。
    時代はまだフォークが世に出始めて間もない頃だ。音楽雑誌などで見かける若手
    フォークシンガーが出入りしていた喫茶店の「ぐぁらん堂」、ジャズ喫茶「アウト
    バック」、ロック喫茶「赤毛とそばかす」、
    いずれも我々が青春時代を謳歌した思い出深き場所である。

     「若手フォークシンガー」で思い出したことがある。
    我々おじさんバンドの母体となった高校時代の名前の無いバンドは、隣町の小金井公
    会堂で、最初で最後のコンサートを行った。
    812人を収容できる客席は、満席とまではいかないまでも、かなりの席を埋めていた
    と記憶している。
    もちろん友人ばかりでである。
    我々のコンサートと前後して、あの井上陽水が同じ小金井公会堂でコンサートを行っ
    た。このコンサートで「傘が無い」などの名曲を披露した陽水だったが、この時は忌
    野清志郎のRCサクセションの前座として出演していた。
    40〜50人も入っていたであろうか、空席ばかりがやたらと目立った。
    「いやー、大変な盛況ぶりですなー」、
    清志郎が照れながら言っても、がらんとした会場からは何の反応もない。
    清志郎独特の歪みのきいた声だけが虚しく響いていた。
    「観客動員であの陽水を上回った」、
    このことは今でもおじさんバンドの語り種になっている。

    ある時の練習後の飲み会でナリジが言った。
    「学院の同級生のメーリングリストがある。これで山ちゃんが見つかるかもしれな
    い」。
    山ちゃんとナリジは早稲田大学高等学院時代の同級生である。
    小金井公会堂のコンサートでヴォーカルを担当した。
    今では早稲田実業高校も早稲田大学の附属高校になっているようだが、我々の時代は
    早稲田大学の附属高校と言えば早稲田大学高等学院だけだった。
    小金井公会堂でのコンサートの前のことである。
    私たちのバンドにはヴォーカルがいなかった。
    「適当な人材はいないか」、
    皆で探しまわっていた時ナリジが言った。
    「うちのクラスに尾崎紀世彦の『また逢う日まで』を毎日大声で熱唱しているのがい
    る。なかなかうまいんだ。今度連れてくるから」。
    ナリジに連れられて山ちゃんが登場した。背が高くてヒョロっとしている。男前で女
    性にもてそうだ。ジョーと同じく人見知りをするのかもしれない。ナリジ以外にはな
    かなか自分から話しかけてくれない。ビートルズは聴いたことがないようだ。レパー
    トリーは、尾崎紀世彦をはじめとする歌謡曲オンリーらしい。
    山ちゃんは歌がうまかったが、私が驚いたのは声のでかさだ。これは山ちゃんがおじ
    さんバンドに加わってから奥さんから聞いた話だが、山ちゃんが家で歌を歌うと、
    100メートルは優に離れている大通りの銀行からも聞こえるらしい。
    「ご近所にも申し訳ないし、恥ずかしくて仕方ない」、
    これは奥さんの談である。
    「山ちゃんが見つかった。今は三鷹で塗装工務店を経営している。現役のサーファー
    らしいよ。今度の練習に顔を出すと言っている」。
    ナリジが朗報を持ってきた。今日は山ちゃんが登場する。
    吉祥寺のスタジオで練習しながら待っていたがなかなか来ない。
    サーファーの山ちゃんは、この日もサーフィンを楽しんでいたらしい。鎌倉にサー
    フィン用の別邸を構えているというのだから相当なものだ。練習も終わりに近づいた
    頃、山ちゃんがスタジオに入ってきた。
    「おおお、山ちゃんだ!」。一目で分かった、まったく変わっていない。早速小金井
    で演奏した「Don’t Let Me down」を歌ってもらった。
    「ど〜ん れっみ〜 だ〜ん」。高校時代の響きそのままだ。
    後で奥さんから聞いた話である。
    「うちの人ったら、嬉しくて嬉しくて、帰ってきてからお酒を飲みながら練習の様子
    をずうっと話していたんですよ」。
    こうして山ちゃんが合流した。

    ジョーからメールが入った。
    「うちの隣の娘さんも歌いたい、と言っているけどいいかな?カオちゃんって言うん
    だ。ガングロだけどヤマンバじゃないよ」。
    もちろんオッケーである。おじさんバンドは来る者を拒まない。
    それにしてもガングロは分かるがヤマンバの意味が分からない。
    ある日、我々と同年配の女性に連れられて二人のギャルがスタジオに訪れた。
    「ガングロだ。カオちゃんに違いない」。厚底のサンダルを履いている。
    私は、地元の原宿でガングロちゃんを遠巻きに目にはしていたが、こんなに近くで会
    うのは初めてだった。なぜか嬉しくて心が弾んだ。
    カオちゃんはお母さんに連れられてお姉さんと一緒に来たのだ。
    歌がメチャメチャうまい。
    たくさんの歌手をプロデュースしてきたナリジが「うまい」と言うくらいだから相当
    なのだろう。こうして、ナリジの娘さんのアズミちゃん、ジョーの娘さんのリカちゃ
    んに続いて、ジョーのご近所さんのカオちゃんがメンバーに加わった。
    おじさんバンドが誇る歌姫3人娘はライブの看板であり、おじさんたちのパワーの源
    になっている。

     近頃はすっかり鳴りを潜めたガングロと厚底サンダルだが、いつの時代にも一風変
    わった流行が突如として現われる。
    中学生の時だった。
    一つ年上のツッパリ軍団が、寒くもないのにバーバリー風のコートと顔に大きめのマ
    スクという出で立ちで登校した。
    「そろって風邪でもひいたのかな」と思ったりもしたが、あれも流行だったらしい。
    高校生になってからは、トレーナーを裏返しに着るのが流行ったことがある。この時
    は「逆に着ているよ」と注意したところ、反対にばかにされて恥をかいた。
    それにしても、裏表逆に着るのが流行とは驚いた。
    私が幼少の頃、上着は前後逆さまに、ズックも時として左右逆さまに履いている近所
    の友だちがいたが、あれなど一歩間違えば流行の最先端ということになる。
    私が勤めるようになってからは、若い女性がスカートの裾からわざと白いスリップを
    見えるように出しているのが流行ったことがある。
    この時はトレーナーの経験が生かされ、黙って見過ごすことで恥をかかずに済んだ。
    何年か前になるが、朝の出勤時に職場の近くの横断歩道で信号待ちをしていると、真
    新しいトレンチコートを着て、私の前に颯爽(さっそう)と立ち止まったサラリーマ
    ンがいた。よく見るとコートの後ろから値札が下がっている。
    「これも流行?」と一瞬ためらいもしたが、教えてあげると恥ずかしそうに感謝して
    いた。
    注意していいのか悪いのか分からないような紛らわしい流行は勘弁してほしいもので
    ある。

     ヴォーカルの山ちゃんも加わり、練習も月に一度のペースで定着した。年を越した
    ある練習後の飲み会でジョーが言った。
    「このままじゃ、練習のための練習になってしまう。ライブをやろう。
    3月辺りはどう?」。
    来るべき時がついにきた。私はいつかジョーの口から必ず出てくるこの一言を最も恐
    れていた。私は自分の下手さ加減を熟知している。それに加え、目立つことが嫌いな
    性分である。人前で演奏するライブなど到底耐えられないものがある。
    ジョーは私とは正反対で昔からライブが大好きだった。
    高校時代にジョーに説得されて、ジョーの彼女の高校でライブをやったことがある。
    母校の文化祭でもライブをやったが、このときの言い出しっぺもジョーだった。容姿
    と楽器の腕に自信のある人間は、人前で目立つことが好きなようだ。何ともうらやま
    しい限りである。
    しかし、「練習のための練習」とは説得力のある名言である。
    見事なセリフの割には、特に考える風でもなく、ごく自然に出てきた。
    誰かのセリフをパクったか、前に同じような場面に遭遇した経験があったに違いな
    い。
    それはさておき、頼みのナリジもジョーの意見に同調している。
    「ライブ、やめようよ。練習だけでも楽しければいいじゃない」。
    私の反論はまったく説得力が無い。
    いとも簡単に却下され、おじさんバンドはライブに向けて練習回数をこれまでの月に
    1度のローテーションから月に2度にペースアップすることになった。

     おじさんバンドのバンマスはドラムのジョーである。
    「バンマスとは名前ばかりで、やっていることは練習スタジオの手配やライブ会場と
    の打ち合わせ、メンバーとの連絡です。マネージャー兼小使いのようなもので、実質
    的なバンマスはナリジです」。
    これは一昨年のライブでのジョーの自己紹介だ。
    「RENのエッセイで、オレの登場頻度が高すぎない?」。
    去年の忘年会でジョーからクレームがついた。ジョーの意見を尊重して、影のバンマ
    ス・ナリジの思い出を紹介する。
    ナリジは早稲田大学卒業後、Cレコードというレコード会社に就職した。昼夜を問わ
    ない多忙さにだんだんと連絡も遠のいてしまったが、今から14〜15年くらい前のこと
    だろうか。ナリジと久しぶりで会う機会があった。
    今では俳優として活躍している陣内孝則がヴォーカルをしていたロッカーズという
    ロックバンドをナリジが担当していた時のことだ。
    久しぶりでナリジと話したくなった私が電話をしたのだと思う。
    「今度の日曜日、原宿のホコテン(歩行者天国)で、ぼくが担当しているロッカーズ
    が抜き打ち演奏をするから、時間があったら来てみない?」。
    この頃は「ゲリラライブ」などという言葉も、そのような宣伝方法もなかった時代
    だ。原宿に住んでいる私は興味津々ホコテンに行ってみた。
    井の頭通りの代々木公園沿いから表参道に抜ける道は、日曜の正午を過ぎると歩行者
    天国になっていた。「なっていた」と過去形で書いたのは、歩行者天国に訪れる若者
    たちの素行の悪さや交通渋滞などに業を煮やした地元住民の反対運動によって1998年
    7月に廃止されたからである。ナリジに誘われた時の原宿ホコテンは、竹の子族で賑
    わっていた時代である。
    私が着くとナリジは若い竹の子族の連中と何やら熱心に話し合っている。我々より10
    歳は年下だろうか。不思議に思えた私はナリジに聞いてみた。するとナリジが言っ
    た。
    「ぼくが一番気に留めているのは、警察よりもむしろあの竹の子たちだ。あの連中は
    週刊誌の1ページや2ページを簡単に裂くパワーを持っている。まず彼らを味方につ
    けないと、うまくいくものもいかなくなる」。
    ナリジの鋭い着眼と卓越した行動力に敬服した。
    私などでは到底思いつきもしない。事が起きぬようにと、あらかじめ警察に届け出
    て、あっさりと断られ諦めるのが関の山だろう。
    代々木公園の入口に目を向けると、山手線側の草むらにアンプやらドラムなどが目立
    たぬように置いてある。やがてメンバーが到着した。ロッカーズの今でいうゲリララ
    イブが大音響の中で始まった。
    「何事が起きたのか」、ギャラリーがどんどん集まってきた。何しろ路上でライブを
    やるなど到底考えられなかった時代だ。そのうち騒ぎを聞きつけた警官が数名現れ
    た。するとどうだろう、ナリジが事前に渡りをつけていた竹の子たちが警官の進行を
    阻止しているではないか。ゲリラライブは中断を余儀なくされたものの、ナリジの作
    戦は大成功をおさめた。
     ロッカーズは、何度かブラウン管を通して見たことがあったが、大ヒットとまでは
    いかなかったようだ。その後ナリジと会った時に「ロッカーズはどうなった?」と聞
    いてみた。するとナリジは、
    「今はチェッカーズをプロデュースしている。ザ・ベストテン(当時のTV番組)の
    常連くらいにはしてみせるよ」と言った。
    「ロッカーズの後にチェッカーズか…」、
    と正直思ったものだが、その大成功ぶりは私が紹介するまでもない。

    10年くらい前になるだろうか。ナリジが言っていたことがある。
    「今、毎月沖縄に行ってる。面白いのがあるんだ」。
    その時は気にも留めなかったが、おじさんバンドを始めてから練習後の飲み会でナリ
    ジに聞いてみた。
    「あの時言っていた『沖縄にある面白いの』って、
    ひょっとしてアクターズスクールだったんじゃない?」。
    「そうだよ。安室奈美恵はスーパーモンキーズでデビューする前だったし、DA PU
    MP(ダ・バンプ)のイッサもまだ小学生でお姉さんが来ていたよ。
    早すぎた、5年早かったね」。

    去年のライブ当日、ナリジが言った。
    「元チェッカーズのメンバーが『見に来たい』って言っていたけれど、『おじさんバ
    ンドは下手だから、プロは来ちゃいけないのよ』って断ったよ」。
    ナリジの周りには興味深い話題が尽きない。おニャン子クラブのプロデュースや50本
    を超える映画音楽のプロデューサーも務め大活躍したナリジは、我々同級生の大きな
    励みとなっていた。ナリジはおじさんバンドの産みの親であり、「影のバンマス」と
    して、おじさんバンドの中心的な役割を担っている。

     練習後の飲み会でライブの打ち合わせも始まった。
    おじさんバンドに「 The Loose & Beat 」という名前が付いたのもこの頃だ。
    「ビートルズ」を捩(もじ)った「ビートルーズ」という名前が第一候補にあげられ
    たが、この頃吉田拓郎がレギュラーで出演していた「ラブラブ愛してる」というTV
    番組のユニットでKinKi Kidsと篠原ともえが編成していたバンド名とカブるので、
    「ビートルズ」を逆さまにした「The Loose & Beat 」に落ち着いた。
    「ルーズ」な「ビート」という名前の由来には、25年間のブランクですっかりリズム
    感がなくなってしまった私の存在が一役買っている。

    おじさんバンドにキーボード担当の大学生・ササキ君がいる。ジョーのご近所さんの
    ササキ君は、演奏テクニックは十分なものの、五線譜が無いと弾けないという欠点が
    あった。おじさんバンドは、課題曲の自分のパートをそれぞれがCDから音を拾って
    演奏しなければならない。第一、五線譜など誰も読めやしない。使っている譜面は
    コード譜である。困ったことにササキ君は、まったくコードを覚えようとしない。サ
    サキ君のために手動と根気のアナログ作業で、課題曲のコード譜を五線譜に書き換え
    る労を執ったジョーがついに言った。
    「ササキ、コードくらい覚えろよ」。
    「無理、無理。絶対無理っすよ」。
    ササキ君は「無理」の一点張りだ。

     そんなある時ショーゾーからメンバーにメールが入った。
    それは、ある同級生に送ったメールのCC(カーボンコピー)だった。
    「マスミ君、ご無沙汰しています。ナリジ、ジョー、RENたちと来月ライブをしま
    す。ビートルズのキーボード奏者がいません。マスミ君、手伝って下さい」。
    確かそんな内容だったと思う。
    マスミは、ショーゾーとハコ(第1回で登場した私の中学時代の同級生)の高校時代
    の同級生である。隣町の小金井市に住んでいる。
    マスミのお母さんは、私が小学校5、6年の時の隣のクラスの担任の先生である。
    高校時代、マスミは、初代クラリオンガールとして人気を博していたアグネス・ラム
    に似ていると言われていた。男なのにである。

     大学時代の話だ。マスミは私の家の近所にある喫茶店でバイトをしていた。その喫
    茶店は、当然のように私やハコの溜まり場になった。ひどい時は開店してから真澄が
    帰るまで1杯のコーヒーで粘っていたこともある。もしかすると1杯も頼まないで
    粘っていたこともあったかもしれない。この頃、ハコたちの間で「クイズ・ドレミ
    ファドン」ではないが、自分たちで曲当てクイズのカセットテープを作り、友だちと
    点数を競う遊びが流行っていた。その曲当てテープを喫茶店のBGMで流すのだから
    たまったものではない。好き勝手に遊んでいる我々にとっては都合がいいのだが、だ
    んだんと客足が遠のいてしまった。たまに客が来ると、
    「邪魔だなぁ」
    と言わんばかりの態度を露(あらわ)にする。
    営業妨害も甚だしい迷惑極まりない常連である。
    1日の売り上げが1,000円以下という日もあったと思う。
    この喫茶店でマスミと一緒にバイトをしていたマドンナが、若き日のナリジ夫人であ
    る。

     私はマスミとキーボードが結びつかなかった。
    まったく覚えていないのだが、小金井公会堂でのライブ前まで、マスミは我々のバン
    ドの一員だったらしいのだ。
    「小金井公会堂でのライブの話が具体的になってきて逃げ出した」。
    これは後で聞いたマスミの弁である。

    小金井公会堂でのライブ前に中学校の音楽室を借りてバンド演奏を録音したことが
    あった。
    一昨年のライブが終ってから専属のPA担当としてメンバーに加わったコツが録音作
    業を一手に引き受けてくれたのだが、この時の出来事で一つだけ覚えていることがあ
    る。
    それは、私とは別行動のリヤカー隊がギターアンプやドラムセット、録音用のテープ
    デッキなどを中学校に運んでいた時の話だ。
    リヤカーが中学校の敷地に入ると、何やら木の上から落ちてきた。それはハトを飲み
    込もうとしている蛇だった。ハコは果敢にも蛇と格闘しハトを助けたようだが、その
    時一緒にリヤカーを引いていたのがマスミだったというのだ。
    このハコの武勇伝は実際には見ていないが、興奮して話すハコの様子が愉快だったの
    でよく覚えている。しかし、そのリヤカー部隊にマスミがいたことも、音楽室で行っ
    た録音の様子もどうしても思い出せない。
     この中学校での録音テープは誰の所にも残ってなかった。
    「無くなってしまったか」と諦めかけた時、マスミからメンバーにメールが入った。
    「2中の録音テープが見つかった」というのだ。もちろんマスミがメンバーに加わっ
    た後での話である。確かに中学校で録音したテープだった。
    懐かしい演奏を聴いているうちに、当時の光景が鮮明に蘇ってきた。

    おお、いるいる。確かにマスミだ、音楽室のエレクトーンを弾いている。
    ナリジもいる、私が知り合いの楽器店からもらってきたボロボロのエレベを弾いてい
    る。
    ハコもいる、ベンチャーズばりのモズライト風エレキを弾いている。
    ジョーがいる、バイトの大金をはたいて買ったバケツのような音がするドラムを叩い
    ている。
    私もいる、お年玉の5000円で買った1曲弾くとチューニングが狂う赤いセミアコを弾
    いている。
    おおお、一昨年のライブに来てくれた慶應義塾大学法学部教授のクボちゃんもいる、
    クラシックギターで「 And I Love Her 」の間奏を弾いている。
    そうだ、そうだ。演奏が終わって、
    「音を出さないように」
    とコツが人差し指を口に当てて「しー」の合図していると、
    決まって「じゃん!」と音を出していたおちゃらけ者がマスミだ。

    おじさんバンド結成後初めてライブを一月後に控え、
    「走る、遅れる、はずす」の三拍子がそろった迷プレーヤー・マスミがおじさんバン
    ドに加わった。
    消え去ろうとしていた記憶の糸が、マスミのカセットテープでかろうじて繋がった。
    小さな思い出の復活がとても嬉しく感じる。
    おじさんバンドに出会って本当に良かった。

    (「第4回 小さな思い出の復活」終わり。そろそろ息切れしてきたぞ….)
    ____________________________


    RENさんには、
    今年のライブ・コンサート(6月頃)までに
    「おじさんバンド奮闘記」を本にして出席者に配る
    というプランがある、とか。
    さすがー! の一語に尽きますねー。
    ところで「おじさんバンド----」も、いよいよ話が佳境に・・・
    次回第5話ではライブ直前までの様子がいつものRENさんのタッチで
    面白おかしく描かれています。
    次回もお楽しみに!

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    OFF会報告

    まずは、12−20に行なわれた東京OFF会の報告、
    『いなださん』にレポートをお願いしました。

    続・OFFってみました BY いなだ
    OFF会の話を書くのはこれで二回目ですが、
    今回は忘年会の話です。
    出来れば読み飛ばして〜(。-_-。)ポッ
    今回の忘年会のきっかけは、
    11月末のあいまささんの
    「12月に成ったら、忘年会やりません?」
    と言う一言からはじまりました。
    あいまささんの意向により、
    きんぐ〜に初めに声をかけ、
    話を進める事になりました。
    つまり、幹事は3人体制でスタートしたわけです。
    この話が飯田橋さんに伝わり、
    会場確保に動いて貰うことに成りました。
    当初の予定では12/13(金)でしたが、
    メンツの都合上、
    一次保留状態に成りました。
    しかし、
    あいまささんの
    『どうしても忘年会をやりたい』
    と言う熱意にまけたというか、
    12/20(金)へ変更し
    開催をする事に決定しました。
    ところが、
    集合時間がきんぐ〜 の意向で午後7時に・・・。
    これでは私もあいまささんも
    到着することは不可能でした。
    と言うことで、
    私は幹事を降りると共に
    参加を取り止める事にしました。
    月日たち、忘年会3日前のことです。
    JGAMEで麻雀の休憩しているときに
    アクアマリンさんときんぐ〜に呼ばれ、
    忘年会参加の話し合いに・・・
    なぜか、
    7時と8時集合の計画を立てることに成り。
    8時集合班へ。
    (と言っても、あいまささんと2人ですが。)
    当日、
    あいまささんと合流したのは8時半頃で、
    心の中では
    「一次会なんてどうでもいいや!」
    と思いながら参加。
    実際、一次会終了まで1時間も無く挨拶を済ませた程度で終了。
    ただ、他の参加者は楽しんでいたようなので、
    よかったな〜と思いました。
    そして、二次会からの参加の群龍さんと合流し、
    megu444さんの終電までの間喫茶店に入り話をしていると・・・
    kisibojinさんの携帯に
    『仕事の都合で来れなかった』
    とタンタンさんから電話が入り、
    みんなで携帯を廻して話をすることが出来ました。
    (この場をお借りして
    タンタンさん、ありがとうございました。)
    そうこうしてる間に
    megu444さんの終電の時間が過ぎてしまい、
    そのまま二次会(オールナイト)へ。
    二次会の場所は、
    えりちんさんの働いている「しんじろう」でした。
    私としては、これが一次会の様なものですが(^^;
    マイペースのきんぐ〜はあいかわらずでしたが、
    朝型のミーコさんと飯田橋さんは眠そうでした。
    満福は一次会で食べ疲れたのか静かで、
    megu444さんはショックだったのか同様に静かでした。
    mienyanさんは、
    はじめに頼んだ"なすのつけもの?"を一口食べて
    「おこちゃまには・・・」
    と言う言葉が印象的でした。(^m^)
    また、kishibojinさんと銀痔郎さんは
    私の持ってきたPCで第一ロビーに入り、
    チャットを楽しんでいました。
    そして、
    あいまささんは突然1時間半ほど席を離れたかと思っていたら、
    ○○○へ行ってきたようで、
    戻ってきた時は絶好調でした。
    そして、きんぐ〜と子供の出産時の立ち会ったときの話で
    盛り上がっていました。
    私の左では
    郡龍さんが焼酎のボトルを一本空けていました。(^^;
    ボトルをもう一本追加し
    残った分はボトルキープしました。
    午前3時近くにkishibojinさんがいきなり、
    「リアル麻雀をやりませんか(雀荘にいきませんか)?」
    と一言。
    さすがにここでmienyanさんは帰宅。
    (私たちが「しんじろう」から雀荘まで徒歩で移動しているうちに
    自宅に着いたみたいで・・・
    無事着いたと連絡がありました。)
    そして、10人が2卓に分かれて打つことに・・・
    深夜でみんな眠いながらも、
    やはり麻雀となるとちゃんと打ってました。
    (群龍さんはボトル1本空けてるせいもあって・・・)
    今回の参加者は、
    kingjyunnさん(きんぐ〜)、飯田橋さん、
    ミーコさん、megu444さん、kishibojinさん、群龍さん、
    mienyanさん、あいまささん、銀痔郎さん、満福、そして私いなだ、
    でした。

    後日、二次会で寄った”しんじろう”えりパパさんより、
    「ついに子供ができました」
    とご連絡がありました〜
    えりちんさん・えりパパさん
     (*^ー^)/°・:*【祝】*:・°\(^ー^*)
    子供の名前は・・・えり子かな
    ( ̄ゐ ̄〃)ぷぷっ!
    ____________________________


    次は1−3に行なわれた北海道OFFの模様です。
    篠芙さんにメッセインタビューしました。
    出席者は、
    篠芙さん、okkammyさん、田村さん(篠芙さんの旦那)、どとちゃん(明松怒涛)、
    うまたん2世さん、ボスさん、涼人さん、satokimさん、
    などという顔ぶれ。
    シノブさんの印象によれば、
    サトキムさんは坂本龍一に似ている、
    ボスさんはしっかりした感じの女性で、建築会社の社長の娘さん、
    (なんと知り合いに不幸があって1時間半の遅刻だそうでした)
    オッカミーさんは大学生、でも見た目は中学生(爆!)、
    どとちんは、小柄の和風のすっきりした顔立ちの、優しそうな若者、
    涼人さんも感じのいい好青年、
    うまたん2世さんは石狩在住の36歳、1歳のかえでちゃんというお子さんがいる、
    ということだそうです。
    なお、麻雀大会では、篠芙さんが優勝したそうで・・・
    さすが実戦派の攻め型イケイケ麻雀、(爆!)
    おめでとうございます。
    __________________________

    以上、東京と北海道のオフ会の模様、簡単にお知らせしました。
    追記:
    ひとみJACKさんが神奈川オフ会・麻雀大会出場のため、
    1月17日夜、福岡から飛行機で羽田に向かいました。
    この様子は次号でひとみレポーター(w)によりお伝えできれば、
    と思っております。
    (この部分を書いているのは1−18ですから、今頃はもう横浜ですね)
    福岡といえば、あい1112さん、妹のさほ1113さんなど、美人の産地。
    (誉めすぎかも。。(-。-)ぼそっ)(爆!)
    ぜひ麻雀大会のほうもがんばってください、ひとみさん!
    んーなわけで、オフ会報告でした。^^;
    再追記:
    1月19日、ひとみさんの携帯から電話が入って、
    麻雀大会はひとみさんが2位だった、とのこと。
    この場を借りて、♪お(^O^)め(^。^)で(^O^)と(^o^)う(^。^)♪

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    寄稿:ザ・バスケットボール・ダイアリーズ by buff
    あのバフさん(buff)がハンドルを削除されました。
    バフ名義としては最後の仕事、どうかじっくりとお読みください。

    The Basketball Diaries
    我が家にBS放送が登場したのが90年ぐらいだっただろうか、
    そのころすでにBSでNBA(全米プロバスケットボール協会)が放送されていたが、
    当時私はNBAにまったく興味がなく、
    放送を見ることはなかった。
    その当時中学生だった私はバスケット部に所属していたが、
    当時はバスケットが好きではなく、
    どちらかとかといえば嫌いだったし、
    バスケットをしているというより、
    やらされてた感じがあったので好きになれなかったのかもしれない。
    だから家に帰ってまでバスケットのことを考えるもの嫌だったし、
    見る気にもなれなかった。
    結局、中学3年までバスケットを続け、
    その夏やっとバスケットから解放された。
    翌年高校に入学したのだが、私の通う高校にはバスケット部がないのを入学前から
    知っていたし、
    あったとしてもやる気はなかった、
    もうバスケットなんてやることはないだろうと思っていた。
    その年の冬休みのある日私は、
    夜更かしして何気なくTVを見ていた。
    夜遅かったせいもあるが、
    見たい番組もなくチャンネルをころころかえていたら
    NBAを放送していたので、
    ほかに見たい番組もなかったのでしょうがなく見ることにした。
    しかし、試合を見始めて
    選手の華麗なプレイに徐々に目を奪われていった。
    放送していたゲームはシカゴブルズとニューヨークニックスが対戦しており、
    当時シカゴブルズは前年のNBAチャンピオン。
    一方のニックスはそのシーズンから
    80年代ロサンジェルスレイカーズで黄金時代を築いた名将パットライリーをヘッド
    コーチに迎え、
    新しいチームとしての第一歩を踏み出したばかりの対照的な両チーム。
    その試合、
    シカゴブルズにはバスケットの神様と呼ばれていたマイケルジョーダンがいたのだ
    が、
    私の目を釘付けにしたのはマイケルジョーダンではなく、
    ニックスのパトリックユーイングだった。
    彼はゴール下のキングコングと呼ばれていたらしく、
    TVの解説者がなんどとなくそのニックネームを口にしていた。
    213センチある身長は大男ひしめくコートの中でも一際目立っていて、
    ゴール下で相手のシュートをブロックし、
    リバウンドをもぎ取り、片手でボールを持ち豪快なダンクを決める、
    そのプレイの迫力はさながらキングコングのようでした。
    私は一瞬にして彼の虜になり、彼にバスケットに対する新たな魅力を教えてもらった
    が、
    少し遅かった。
    もう少し早く出会っていれば、違う結果になったのかもしれない。
    バスケットをまたやってみようと思ったが、バスケット部はない。
    バスケットをやりたいときにはできない、
    嫌いなときにはあれほどやらされていたのに、皮肉なものである。
    NBAの放送をビデオに撮って繰り返し見ていので気持ちだけが高ぶり、
    いてもたってもいられなかった。
    学校の体育館にリングがあり、昼休みにシュートだけは打つことができたが、
    それだけでは少し物足りなかった。
    そんな日々が続いたある日、
    友人から親父の会社の知り合いが毎週バスケをしてるから
    よかったら参加してみないか?
    と誘われ
    ふたつ返事でOKした。
    場所は私の母校の中学、はっきり言ってこの体育館でいい思い出はなく、
    思い出すのは中学時代の日々のつらい練習ばかり。
    初めて練習に参加した日、
    クラブのメンバーは20代から30代ということもありとても緊張していたが、
    ストレッチを終えてボールに触ったとたん、自然に笑みがこぼれた。
    バスケができるんだ・・・・・・・と。
    コートを思いっきり走って、ボールをもらい、シュートをする。
    そんな単純なことがとても楽しかった。
    その日私は必死になってボールを追い続けた、
    今までの鬱憤を晴らすかのように。
    練習後、帰宅して風呂の中で寝てたことは今でも覚えている。
    その日以降、練習日が待ち遠しくてしかたなかった。
    中学のときは毎日のようにやっていたので、待ち遠しいなんて思ったことは一度もな
    かった。
    学校のクラブ活動とは違って、自由に楽しめるバスケットをできるようになったおか
    げだ。
    それからは毎日ビデオを見てプレイの勉強、
    昼休みはシュート練習、そして練習参加、
    こんなことを卒業まで繰り返していたが、
    とても充実した日々を過ごした。
    進学のため広島に出てきてからもバスケットを続け、
    就職してからは一時期遠ざかってはいたが、
    就職して1年が過ぎた頃、
    学校のOBから声がかかりまたやりはじめた。
    最初は仲間内で趣味程度の感覚でやっていたが、
    昨年市のリーグに登録してからは、
    真剣に練習に取り組んだ。
    メンバーは初心者から経験者まで様々でお世辞にも強いチームとは言えないが、
    皆心からバスケットを楽しんでいる。
    最後に、バスケットを通じ、様々な経験や人との出会えたのは、
    NBAとユーイングのおかげであり、
    もしあの冬休みの出会いがなければ、
    今頃バスケットをやっているどころか、
    違う私が存在したのだろうか
    と、ふとこのエッセイを書きながら思った。
    私をバスケットの魅力に気付かせてくれたユーイングも今年引退、
    時の経つものは早いものだと、
    ふとさみしくなりました。
     

    __________________________

    バフさん、ありがとう。
    いままでのほかの人のエッセイにはなかったスポーツネタが登場し、
    新鮮な思いで読ませていただきました。
    新しいHNで、いつの日かまた、寄稿してください。

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    大会報告
    第11期・牌王位戦
    {予選}
    1位:あらまあー 141100、2位:エリカ18  137000、
    3位:yasu516  126600、4位:ミーコ  122700、
    5位:tandon777 113700、6位:あい1112 111800、
    7位:Kaka 105500、8位:tsunoちゃん104200、
    9位:のぶえyes 102500、10位:みたりん98100、
    11位:うたかた 94100
    (以上11名・準決勝進出)

    {準決勝}
    あらまあー  180500
    yasu516   164600
    銀痔朗    108600
    {決勝}
    @naba    161900 (優勝)
    あらまあー  161000
    銀痔朗   147800
    yasu516  129300   
    ということで、ナバさん連覇おめでとう!
    __________________________

    どういう批判をも甘んじて受けようと思っています。
    最終戦で、『準優勝・確アガリ』をやってしまいました。
    もちろん承知の上、ウラドラが2枚乗らない限り、
    逆転はありませんでした。
    最終局のあの時点で、山に1枚残っているかいないかわからない
    『4・7ピン』という待ち牌のツモにかける気は、さらさらありませんでしたし、
    ラス親のナバさんが手を崩している様子だったので、
    荒局でも試合終了、優勝はありませんでした。
    それでもツモにかけるべきだという批判は、重々、ごもっともです。
    言い訳はせず、批判はすべて受け入れるつもりでいます。
    この900点差による準優勝、しかも2期連続の準優勝というのは、
    あらまあーにとっては不本意な結果で、
    今後はこの『900点差の未熟さ』をどう解消していくかが、
    あらまあー自身のテーマとなりました。
    ひとことだけつけ加えさせていただけば、
    問題は、『準優勝確アガリ』をしたことではなく、
    『900点の点棒ロス』だと、噛み締めて、自覚しています。

    第11期牌王位戦の試合リアル再現対局は、
    以下のアドから。↓(いなだシステム)
    http://loose&beat.d-files.com/d.html
    ____________________________

    感謝祭・決勝(あい1112さんの大会)
    ひいい王に、y-tuさん、IIKANJIさん、雀麗さんが挑戦した今決勝は、
    意外な(?)結末となりました。
    1戦目、ひいい王がトップを取って、さすが、と思わせましたが、
    なんと2戦目、ひいい氏、Y-tuさんに飛ばされます。
    3戦目も波に乗ったか、Y-tuさんが連続トップ!
    そして4戦目、オーラスで
    またまたY-tuさんがメンホンの西タンキをひいい王から討ち取り、
    トップだったイカさんをかわして、逆転トップ!
    このY-tuさんの3連続トップで、大勢は決したようです。
    最終戦の最終局、
    終局宣言ともいえる雀麗さんの7巡目のリーチ(チートイツ9ソウ待ち)に、
    1歩もひくことのできないラス親のひいい王が1発放銃したのも、
    いた仕方のないことでしょう。
    決勝・結果
    y-tu   215400(優勝)
    IIKANJI 178100
    雀麗   112500
    ひいい   94000
    ということで、Y-tuさん、優勝おめでとう!
    初参加で初優勝という快挙ですね。
    優勝コメントの第1声・・・・・・・・・
    「なにもかもが初めて、本当にうれしいです」
    とは、まさに実感ですね!^^
    ひいい王、今回は残念でした。
    牌運つたなく今期は決勝4位と敗れましたが、
    この屈辱をバネにして、
    王位奪還、達成してください!
    そしてY-tu王、本当にお見事でした。もう1度、おめでとう!
    (正確にはy-tuさんですが、Yを大文字で表記させて戴きました)

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    寄稿:
    楽しい入院生活のすすめ Byきしぼん(kishibojin)

     このたび、他ならぬあらまあー編集長の依頼により、
    初エッセイに挑戦と相成ったしだい。
    あらまあー編集長の出版活動(?)の苦労を考えれば
    これくらいはとキーボードを前にしたものの
    …テーマが見つからない。
    一体オイラこの歳まで何をしてきたのかなと
    己の半生を幼少期まで遡ってみたとこころ
    …ン?あった!!
    ちょっとばかしフツーでない体験が。
    今回はそれをもとに徒然なるまま回想していく。
    テーマ、それは・・・

    〜楽しい入院生活のすすめ〜

    むろん最初から入院生活をエンジョイできるほどの
    適応能力など持ち合わせていない。
    その境地に至るまでにはもちろんツラ〜イ試練があったわけで、
    それを語らずして筆を進めると
    ただの能天気なおっさんと思われそうだし(違うの?)
    …ってんでそのツラ〜イ過去からスタートすることにしよう。
    さぁ、ハンカチの用意!

     序章
     オイラこう見えて今までに入院患者になったの4回。しかも7歳をかわきりに13
    歳、30歳、そして4年前の41歳と極めてコンスタントに病院送りとなる。

    一度目は風邪による高熱を繰り返すうちに腎臓病と診断され、肥大した扁桃腺の除去
    手術も兼ねて飯田橋にある某病院に。最初の一ヶ月間はなんせ小一と幼かったことも
    あって毎晩のように夜空の星を眺めながら
    「かあちゃん…姉ちゃん…」
    (何故かこういう時に親父の顔は浮かばないのは世の常か)
    とつぶやきながら涙したっけ。
    そんな中で唯一淋しさを癒してくれる存在、
    それが他ならぬ看護婦さんたちだった。
    まさに天使だったね
    (そう、忘れもしない朝井さん。あなたがオイラの初恋の人ですヨ。ナハハ)。

    以来、看護婦さんはオイラにとって尊敬すべきお方。
    近頃じゃあ男女ともに看護士と呼ばせてるようだけど冗談じゃない!
    誰が何と言おうと看護婦さんは看護婦さんなの!!
    男に白衣の天使ができるかい!オイラは死ぬまで看護婦さんと呼んでやるゾ…
    とはいえ、オイラは看護婦さんの持つもう一つの顔を不幸にも見てしまったのだっ
    た。

    扁桃腺の除去手術の際、当時は局部麻酔で処置してたので意識はパッチリ。
    すると、な、なんとあの天使たちが3人がかりでオイラの小さな身体を力づくで押さ
    えつけ始めたではないか!
    その瞬間、オイラにとっての天使は悪魔と化した。
    ショックと何が起こるんだという不安でオイラ茫然自失。
    痛いことにメッポウ弱いオイラは、
    ゲッ、そんなにイテェのか?
    と身構えていたら…イテェ!メッチャイテェ!
    局部麻酔効いてんの??
    執刀医は我が家じゃ見たこともない鋭く光った薄気味悪いハサミを振りかざしながら
    オイラの口に中に突っ込んでガッチャンガッチャン切りはじめた!
    随分もがきまくったらしいけど、その間の記憶すらない。
    殆んど閉じていた目を開けた瞬間に見たものは必死な形相で押さえつける白衣の悪魔
    たち。
    その悪魔どもが「もうすぐ終わるからね〜」などと猫なで声で言ってる・・・。
    しかも、いつまで経っても全然終わりそうもない。
    さらには、
    オイラの唯一の味方と思っていたオフクロまでが
    加勢させられてるしぃぃぃ(><)
    「悪魔に魂を売ったのかぁかあちゃん!一体いくらで売ったんだよぉぉぉ」
    もうそれから先は混沌ドタバタの世界。
    気づいた時は台風一過の平和な静けさが戻っていた。
    どうやら悪魔がいる気配はない。
    しばらくして疲れきった顔にあったか〜い笑みを浮かべた天使が現れ
    「ほ〜ら、こんな大きなのが取れましたよォ〜」
    と血にまみれた肉の塊を差し出してる。
    まだ当時は純真無垢だったオイラ、
    “諸悪の根源はこのにっくきこの塊だったのかぁ、こいつこそが悪魔だったんだ!”
    先生と天使に戻った看護婦さんたちに心からのお礼を述べて悪魔払いの儀式はめでた
    く終焉。
    以後、年中行事となっていた高熱にうなされることは嘘のようになくなった。
    術後はしばらく絶対安静のため一番困ったのがウンチ。
    天使が
    「ウンチがしたくなったらこの便器にしてね」
    と傍らに簡易便器を置いていった。
    てやんでぇ、人前でそげなこと出来るかい!いくら小1とはいえ人前でウンチするな
    んて羞恥心くらいは芽生えてるって。
    だからけなげにも我慢してたさ、必死で。
    そのうち天使が心配し始めて
    「へんねぇ、出ない?我慢してない?」
    オイラは
    「ううん、してないよ、平気」。
    実はこの時、我慢してればトイレでさせてくれるだろうってタカをくくってたんだ。
    ところがしばらくして天使はなにやら見たこともない怪しい器具を持って近づいてく
    るじゃないか。
    そして「浣腸しましょーね」と一言。ガ〜ン
    「し、しまった!そんな手があったとは我ながら迂闊だった…」。
    後悔先に立たず、覆水盆に還らず、あとの浅草カーニバル。

    こうしてオイラは初めて屈辱というものを味わった。
    尻出しに続き、肛門へ挿入される異様でなんとも不快な感覚。
    それから数分後、羞恥心をはるかに凌ぐ爽快感がオイラの身体全体を襲った。
    数日分のウンチが一気に日の目を見ることになったのだ。
    それ以降も検査のために何度か浣腸は経験したものの、
    こればっかしは回を重ねても慣れるもんじゃないね。
    ま、ホモではないっちゅうことでぇ…。

    2度目もはまたもや腎臓病が再発して6年ぶりのカムバック。
    実は最初の入院以来、激しい運動は禁止されていて、水泳の授業も当然、見学を強い
    られてた。さすがに小学校高学年ともなると周りでは恋愛の噂がチラホラ聞こえてく
    る。
    水泳でいつも見学してる男のなんとカッチョ悪りぃことか。

    余談になるけど、それから20年後、長男が3歳になった際、3日間でとりあえず最低限
    の泳ぎはマスターしたんだけど、きっかけは子供が溺れた時に助けてあげられるよう
    にならねばという涙ぐましいまでの親心。
    でもその深層心理には今思うに小中学時代の屈辱を払拭したいという願望があったの
    かも。こうして水泳はジッと耐えていた分、好きな野球では草野球の投手として地元
    では名をとどろかせた(ホントか?)。
    リトルリーグ(硬式少年野球)にも入って王選手みたくなるんだなんて夢見てたっけ。
    なのに…当時通っていた学習塾で合宿があって、それに参加したいって親に頼んだと
    ころ、医者の指示に従えって言うもんだから事前に検査を受けたら、
    なんと尿から多量の赤血球が出てるじゃあ〜りませんか!
    合宿なんて行ってる場合じゃないってんで即刻、身柄確保され、その場で病棟に拉致
    監禁絶対安静の身に。
    こうして再びオイラの入院生活が始まった。!
    忘れもしない13歳の秋のことだった。トホホ

    初回と違って13歳ともなると同室の先輩(2コ上)にマセた悪ガキがいて、その影響
    でいろいろな悪さを憶えた。
    小児病棟は当時8時消灯だったけど、すぐに眠れるわけもなく、あり余るエネルギー
    を持て余していたある日、その悪ガキがとうとう動き出した。
    オイラの病室は3階で窓の下は一般人が行き来する道路。
    消灯後、いよいよ始動。
    名づけて水爆弾投下作戦。
    悪ガキの指示のもとに水を洗面器に溜めて獲物が現れるのを待つこと数分。
    すると悪ガキが押し殺した声で
    「来たぞ!準備はいいか?」
    「ウ、ウン」と、オイラ(カワイイ〜)。
    「今だ!行け!」と、悪ガキ。
    オイラは罪悪感で手元が狂い、残念ながら(というか結果的にはメデタク)獲物を捕
    らえることなく不発に終わった。
    さあその後が大変。幸運にも難を逃れた獲物がすぐさま逆襲に転じ苦情を言いに来
    た。応対したのは一番おっかな〜い天使のトップ(婦長)。
    元来、小言に対しては自動耳栓機能が働くオイラ。
    何を言われたかよく憶えてないけど随分こっぴどく叱られたような気がする。

    またある時などは、天使の中でもことさら派手な天使・小林嬢がいて、
    その悪ガキに
    「看護婦さんの小林さんに“イロケカジョウオンナ”って言ってみな。きっと喜ぶ
    よ」
    と入れ知恵された。
    オクテなオイラは
    「へ〜、そうなんだ〜(・。・)」
    と真に受けてしまい、言われたままを言っちゃった。
    小林嬢は不快さをあらわにして出てったぁ!(当たり前だ)。
    オクテなオイラが
    (あらちゃんの突っ込みスペース
    ----オイオイ^^;
    と、お言葉に甘えて、いちおうつっこんでおきます。
    BYあらまあー(爆!))

    -----色気とか過剰とかいう言葉の意味を知ったのはこの時だった。
    (その後、許してくれたものの小林さんゴメンナサ〜イ)。

    3度目の入院は長男が生まれて間もなかった頃だった。
    この時の病気はちと厄介で、自覚症状は下血のみ。
    正式には潰瘍性大腸炎といってクローン病の仲間とも言える難病。
    難病とは発症原因や的確な治療法がまだ判明してない病気を総称したもので、当時は
    ストレスに起因するものといわれていた。
    確かにその5、6年前の24〜25歳頃、
    バンドとしてレコード(CDはなかった時代^^;)デビューを果たしたものの、
    相も変わらず売れないバンドマンのまま過酷な毎日を送っていた。
    いわゆる“ハコバン”として特定の店の専属バンドとして出演してたから、平日は毎
    日朝方に帰宅して夕方出勤という不健康にも規則正しい?生活。
    日曜日は違う場所で単発的な仕事をこなす(通称)“営業”に出ていたため、休みはほ
    とんど無く、ギャラもまさに雀の涙の9万円。
    この時すでにオイラは3度目の入院生活にに向かって確実に歩んでいたわけ。

    そんなある日、店のトイレで大きな用を足した後、
    ふとみると血が混じってる!!
    見なかったことにしよ!
    と思ったものの、一向におさまる気配が無い。
    その頃、偶然にもバンドを応援してくれていたお客さんの中で
    日大病院で消化器科の先生が診てくれるというので
    後日検査してもらったところ、
    ちーとばかり厄介なモンだということが判り、
    とりあえず薬で治す方向で通院することになった。
    ところが不精な性格が災いして薬も規則正しく飲んでいなかったため芳しくない状態
    が続き、健康上の理由に加えて経済的にも限界に来ていたオイラはとうとう音楽活動
    を断念せざるをえなくなった。

    引退(?)後よほど音楽に疲れてたのか、音楽を聴く気にすらならない。
    これじゃ血も出るわけだ。
    それから約一年はおしぼりの配達と仕出し弁当の配達の掛け持ち生活でギャラを遥か
    にしのぐ高額所得でなんとか繋ぎ、初めて正社員として就職したのがなんと大手のカ
    ラオケ会社。
    なんだかんだ言ってやっぱ音楽がらみだし…。
    しかも1年の空白を置いたら前以上に音楽ってものが好きになってる。
    まぁ、そんなもんさ。( ̄ボ ̄〃)ププッ!

    病気のほうはなんとか誤魔化しながら数年は凌いでいたけど、もともと完治が難しい
    病気なもんで一進一退ならぬ一進二退を繰り返し、とうとう3度目の入院を勧められ
    てしまった。
    一応給与保証もあったし、入院特約付きの保険にも入っていたので抵抗する理由もな
    く今度は日大病院に入院することになったしだい。

    ところが不思議なことにこの時の入院生活は2〜3ヶ月だったにもかかわらず不思議
    と断片的な記憶しかない。
    天使たちの顔ですらほとんど憶えてないとは…。
    恐らく過去の2度とは違ってすでに結婚もして長男も生まれ、すでにヤンチャっ気は
    失せてたのかも知れない。
    そんなことより、ステロイドの投薬治療により体中に大きな吹き出物ができたり、頭
    髪が抜けたりなどの激しい副作用に悩まされていたから正直それどころじゃなかった
    かも。特にひどかったのがその副作用で脳天部に大きなオデキができちゃって、担当
    医が切除しましょうなどと他人事のように言う(確かに他人だ…)。
    でもそれを切ったらそこだけハゲちゃうじゃん!
    でも悲しいかな医者には逆らえない。
    この際しゃーない、と涙をのんで切ったっていうのに抜糸後いつまで経っても傷口が
    癒えない。
    そしたらなんと抜糸したはずの糸がまだ傷の中に残ってたぁ〜〜〜〜〜〜〜!!
    「オイオイそれはないだろいいかげんにしろよぉぉ」
    と思わず叫んじゃったよ。
    (むろん心の中でね;^_^Aアセアセ)。
    まったく大学病院も信用できませんな〜。

    それに引き換えヒトの身体は賢い。
    体内に異物があると排出するまでは絶対に傷を塞がないんだから。
    最近は体内で自然に溶ける糸があるそうな。
    古い人間はなにかと損するなぁ…。

    それからこの入院で初めて体験したのが注腸検査。
    すでに入院前、医師の中指によって大切な尻の操は犯されてたから貞操観念(?)は
    失せていたものの、
    検査台にくくりつけられ尻に管を挿入されバリウムを流し込まれて、
    まるで宇宙飛行士のトレーニングのごとく逆さになったり横になったりクルクル回さ
    れてX線撮影する。これが注腸検査。
    かなり気持ち悪かったなぁ。
    もっと気持ち悪いのは腸をスッカラカンにした状態で同じく尻からCCDカメラを挿入
    してグイグイ奥に侵入させながらモニター画面でピンク色の体内を見せてくれるんだ
    けど、これがチョー痛くて見れるわけねーだろっ!
    そういえばこの大腸ファイバー検査でオイラが痛みに身悶えしてる時に
    「もうすぐ終わりますから我慢してくださいね〜」
    と、どっかで聞いたようなセリフ。
    この検査、今日まで数え切れないほど経験し、
    お尻を人に委ねる回数はまるで娼婦並。
    トホホホ・・・

    そんなこんなで3度目の入院生活は最悪。
    時々見舞いに来てくれる可愛い妻と息子の顔を見るのが唯一の楽しみだったかな
    (笑)。

    正直言ってこれでもう入院は打ち止めにしたかった。
    実際十年余りもう入院はないだろうとタカをくくっていたのに、オイラのどこがお気
    に召したのか、神はどうしてもオイラを医療界のモルモットにしたいらしい。
    そんなこととはつゆ知らず、喉もと過ぎるとすっかり忘れるお馬鹿なオイラは調子コ
    イて不摂生(チョッとだけ)な日々を送っていた。
    新たな体験が待ち構える4度目の入院に着々と向かっていることにも気づかずに・・
    ・。
    (序章終了)


    さて2002年もう終わろうとしている今、
    過去の入院生活の記憶をたどりながら
    筆を走らせ妙な懐かしさを味わっているところです。

    テーマが〜楽しい入院生活のすすめ〜なのに
    予定外にもその前置きに時間を割くことになってしまいましたが、
    やはりそれを避けて4度目は語れないということですよね。

    次回はいよいよ過去の集大成?!ともいえる4年前に舞台を移し、
    皆さんの知らない世界にご案内したいと思うしだいです。

    2002年12月 きしぼん

    _____________________
    (-_☆)・・・・・・きしぼんさん、寄稿ありがとう。
    機会があれば、続編もぜひ書いてください。


    --------------------------------------------------------------------------------

    突撃! となりの麻雀卓
    (っておいおい、σ(・_・ )はヨネスケかあ?爆!)
    {第四回}
    えみりん・カツミニ・シンプ・イチダ卓
    (観戦には、ごきちもいたw)
    今回は、
    普段あらまあーがあまり対戦しないメンバーの卓にお邪魔しました。
    顔ぶれは、えみりんさん、カツミニ(ka2mini)さん、シンプ(simpson)さん、
    イチダ(Y-ichida)さん、といった面々。
    観戦にはゴキチ(gokichi)さんもいました。
    ええええー? 観戦にゴキブリがあぁ?・・・・・・・・・・
    m(_ _)m スンマセン、オチャラケテバカリデ。。。
    起家順の並びは、シンプさん、えみりんさん、イチダさん、カツミニさんの順。
    東1、7巡目、南家えみりんさんの手が軽いです。
    三四五七八 (1)(2)(3)(5)(6) 2 北北 (ドラ:2)
    ドラの2ソウがぶらぶらしているのが気になりますが、
    ともかくもイーシャンテン。
    西家イチダさんも白をポンして仕掛けます。
    ところがところが10巡目、オヤのシンプさんが、
    一一四五六七八 (4)(5)(6)(7)(8)(9)
    この3面チャンで、リーチ!
    2巡後に六マン・ツモ。裏が五マンで1枚乗って、2600オール!
    まずはシンプさんが抜け出しました。
    1本場、レンチャン親のシンプさんが
    西、中、とトイツの配牌から、いきなりオタ風の西から仕掛けます。
    五六八 (5)(7)(8) 白發中中 {ポン}西西西 (ドラ:(4))
    やがて中も出てポン、5ピン打ちのあとにドラ4ピンを引き、
    四マンツモで、
    四五六 (4)(7)(8) 發 {ポン}中中中 {ポン}西西西
    とイーシャンテンになるのですが、ここでパッタリ手止まり。
    一方、西家イチダさんが門前で東タンキの役なしのテンパイをし、ヤミテン。
    この東はション牌で、どうにもオヤのシンプさんに対して、切れません。
    北家のカツミニさんも東をツカんでいて、これが切りきれない、という状況。
    結局、流局して、イチダさんのひとりテンパイとなりました。
    イチダさん、3000点の収入です。
    迎えた東2局、カツミニさんが9巡目、
    七八九 (2)(3)(4)(6)(6)(7)(8)(9) 89 (ドラ:北)
    というペン7ソウ待ち三色の手で、リーチ!
    なんとこの手にイチダさんが1発で7ソウを放銃、
    (→o←)ゞあちゃー
    カツミニさん、満貫の和了で、トップを急追です。
    東3局は、西家シンプさんにドラの中がトイツでありましたが、
    結局は流局、全員ノーテンでした。
    さてオーラス、ここまでトップがシンプさんの31800、
    2位がカツミニさんの29700、その差わずかに2100点!
    以下、えみりんさん21400、イチダさん17100という状況。
    ラス親のカツミニさんは、シンプさんからジカ取りなら、1500でも逆転!
    またピンフツモ(700オール)でも逆転となります。
    ところがところが、やはり牌運はシンプさんにあったようです。
    三四五 (5)(6)(8)(8)(8) 456 南南南 (ドラ:四)
    9巡目に自風の南をアンコにして、このテンパイ。
    4・7ピン待ち、もちろんヤミテンです。
    このゲーム、調子の出なかったえみりんさんが7ピンで放銃、
    2600点の和了で、シンプさんが逃げ切りました。
    終わってみれば、東1の2600オール(7800点)
    のプラス分を生かして、
    シンプさんが巧妙な試合運びで逃げ切った、
    という観の試合でした。
    1位:シンプ54300 2位:カツミニ29700 3位:18800 4位:1
    7100
    オーラスを迎えた時点で、
    まだどうなるかわからないといった感じのスリリングなゲームでした。
    和気あいあいのムードの中でも、
    ゲームはぴりっと締まったいい内容のものだった
    というのが実感です。
    さて、次回お邪魔するのは、
    あなたの卓かも。。。。
    突撃!となりの麻雀卓、今後ともよろしく〜〜〜。

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    月間データ・ランキング

    (12月1日〜1月1日)
    トップ率上昇数値ベスト30
    _________________
    1.はまを(27.47⇒ 27.91)0.44
    2.bu-ys(25.82⇒ 26.21)0.39
    3.まさすぅ(25.06⇒ 25.45)0.39
    4.ayabu(22.78⇒23.14)0.36
    5.ohagi (24.76⇒25.1)0.34
    6.満福 (26.27⇒26.58)0.31
    7.手裏剣(27.91⇒28.2)0.29
    8.出目徳(31.98⇒32.23)0.25
    9.雀鬼一号(28.71⇒28.96)0.25
    10.かんぶる(25.23⇒25.48)0.25
    _______________________________

    11.或未完(23.14⇒23.39)0.25
    12.ひいい(30.36⇒30.59)0.23
    13.まこちゃん(25.64⇒25.86)0.22
    14.usagi(28.53⇒28.74)0.21
    15.yoshi(24.71⇒24.91)0.2
    16. 篠芙(23.77⇒23.96)0.19
    17.あらまあー(29.85⇒30.03)0.18
    18.yo-ssya(25.39⇒25.55)0.16
    19.ニッシー(24.48⇒24.61)0.13
    20. 狂虎 (30.36⇒30.47)0.11
    ________________

    21.k.ogurin (24.57⇒24.68)0.11
    22.ThunderV(29.71⇒29.79)0.08
    23.タンタン(27.88⇒27.95)0.07
    24.英二 (26.58⇒26.65)0.07
    25.たれちゃん(33.69⇒33.75)0.06
    26.naoshi(25.67⇒25.73)0.06
    27. 雀帝 (24.81⇒24.87)0.06
    28.動く標的 (24.22⇒24.28)0.06
    29.kiyobegg (27.71⇒27.76)0.05
    30.kunio(23.58⇒23.63)0.05
    (31.Melissa(21.06⇒21.11)0.05 )
    _________________

    参照データ(30位以下・プラス組)
    32.史君 (25.11⇒25.15)0.04
    33. Gm7 (24.3⇒24.34)0.04
    34.うたた姫(30.84⇒30.87)0.03
    35. REN (27.17⇒27.2)0.03
    36. take (25.85⇒25.87)0.02
    37.持杉 (31.4⇒31.41)0.01
    38. LOTO(31.35⇒31.36)0.01
    39.向台風(28.29⇒28.3)0.01
    40.けむりや(25.83⇒25.84)0.01
    _________________________
    それにしても4位のアヤブさんの健闘、すごいですねー。^^
    女流では乙女会のエース、オハギさんも5位と大躍進。
    新顔的存在では2位のBU-さん、おみごとです。
    同数で3位はベテランの・・・ (┏Д┓)・・・ まさすぅさん。w
    10位にかんぶるさんが入りました。おめでとう!
    篠芙さんが16位と上昇気運、ベテラン・よっしゃーさんも18位と健闘、
    常連勢に混じって、オグリンさん(21位)キヨベグさん(29位)
    の活躍が目をひきます。

    _________________________________
    ポイント増加数値ベスト30
    ランカー(12月1日現在でランクインしていた選手)のみ対象
    1.kishibojin ( 2472 ⇒ 2803.5 )331.5
    2.coro14 ( 1787.5 ⇒ 2087.25 )299.75
    3.yamasasi (1761.25 ⇒ 2038)276.75
    4.ニッシー ( 3363.5 ⇒ 3640)276.5
    5.かんぶる( 1803.25 ⇒ 2077.5)274.25
    6.燕 ( 2344.25 ⇒ 2614.5 )270.25
    7.じじうさぎ( 1885.75 ⇒ 2136.75)251
    8.s.yamane ( 2389.25 ⇒ 2619.25)230
    9.まさすぅ( 2150.75 ⇒ 2370.5 )219.75
    10.篠芙 ( 2601.25 ⇒ 2809.25)208
    _______________________________

    11.ohagi88 ( 2575.75⇒ 2778.25 )202.5
    12.bu-ys ( 1757.25 ⇒ 1953.5 )196.25
    13.ayabu76( 3111.5 ⇒ 3305.5)194
    14.buff ( 2403.5 ⇒ 2597 )193.5
    15.naoshi ( 2393.25 ⇒ 2584.5) 191.25
    16.タンタン( 2843.5 ⇒ 3022.5) 179
    17.拓郎 ( 3118 ⇒ 3281) 163
    18.ひいい ( 2757.75 ⇒ 2919.25 )161.5
    19.REN ( 3051.25 ⇒ 3205 ) 153.75
    20.うー ( 2975.25 ⇒ 3126.5) 151.25
    _______________________

    21.yo-ssya ( 2331.75 ⇒ 2475.5 )143.75
    22.ichiro-kir(2630 ⇒ 2771.5) 141.5
    23.kingjyunn (2663.75 ⇒ 2803.5)139.75
    24.あらまあー ( 2444 ⇒ 2582.75) 138.75
    25.としかお ( 2547.75 ⇒ 2685) 137.25
    26.yoshi601( 2104 ⇒ 2240.25 ) 136.25
    27.雀鬼1号 ( 3276.5 ⇒ 3408.5) 132
    28.いなだ (1739.25 ⇒ 1866.25 ) 127
    29.satokim (1759.5 ⇒ 1883.5) 124
    30.満福 ( 2108.25 ⇒ 2232 ) 123.75
    ____________________________
    12月1日〜1月1日の間の消滅クン、新米クン、
    (消滅クン)
    茜クン(削除?)、むむ、gst-tm、sarumatake、
    Levin101、浪花の寿(以上・敬称略)
    (新米クン)
    ナバ(出戻りクン)、浪花節(出戻りクン)、h-minn、氷の貴公子、
    元気181、( ̄-  ̄ ) ん(以上・敬称略)

    --------------------------------------------------------------------------------

    編集後記
    まずは冒頭の「あいさつ」で話題にした芥川賞の結果から。
    「第128回芥川龍之介賞の選考委員会が
    平成15年1月16日(木)午後5時から築地・新喜楽で開かれ、
    候補作品の中から
    大道珠貴さんの「しょっぱいドライブ」
    が受賞作に選ばれました。
    なお、贈呈式は2月21日(金)に東京会館で行われます。」
    ということでした。
    現役女子高生の島本リオちゃん、残念!
    でもリオちゃん、TVの会見ではすがすがしい表情で、
    「候補に選ばれただけでじゅうぶんです!」
    その通り。まだ19歳、これからまだまだチャンスはあります。がんばれ!
    さて、毎回中身の濃い週刊あらまあー、
    迷惑メールとなりかけているのはじゅうじゅう承知なのですが(爆!)、
    どうか今後とも、
    一家に一通、週刊あらまあーを置いてやってくださいませ。w
    もちろん配信は無料、
    送料その他はジャパネット・たかだが負担します。
    (ちゃう、ちゃうw)
    (≧m≦)ぐふふぅぅ〜〜
    それでは、皆さんお元気で。
    また、つわものどもの夢の戦場で会いましょう。
    (*⌒∇⌒*)ノ::・’゜☆。.::・’゜★マタネー♪
    ありえりか*******(爆!)
    (≧m≦)

    最初にちらっと書いた通り、2月はあらまあー休刊します。
    次回は3月上旬にまたお会いしましょう。

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