ひいいの麻雀研究  ひいいの麻雀研究

 週刊あらまあー

 あらまあーさんが刊行してる「週刊あらまあー」です。
 全バックナンバーを揃えています。
 週刊あらまあーの著作権、文責はあらまあーさんにあります。あらまあーさんの了解を得て、ここにバックナンバーを掲載しています。
 

    第17号:あらまあー的『マナー論』および『人間関係論』


    週刊あらまあー第17号
            (4月第4週号)

    メインテーマ:
    あらまあー的『マナー論』
             および『人間関係論』



    (前号の文字化け騒動に関するお詫び)

    前号の週刊あらまあーが
    多くの方に文字化けメールとして送信された件、
    ここに深くお詫びしておきます。m(_ _)m スイマセン^^;

    原因は大体わかりました。
    あらまあーはADSL等ではなく
    地元のケーブルによってアクセスしているのですが、
    前回の配信において
    多数の文字化けメールが届いてしまった件については、
    後日、地元のケーブル局から、当日に『通信障害があった』旨、
    報告メールが来ました。
    障害があったとされる時間帯は
    PM1:00から5:00くらいなのですが、
    あとで送信順を調べたところ、
    この時間帯にかからない「午前中」に配信したグループの
    週刊あらまあーは、すべて正常に到着していたことがわかりました。
    で、問題はこの時間帯にかかった午後からの送信先の皆様なのですが、
    これは、
    (1)すべて文字化けで到着
    (2)まったく届いていない
    のどちらかと思われ、やがては、時間が進むと
    (3)こちらからの送受信がまったく不可能になった
    という状況に陥りました。

    週刊あらまあーは確かに容量の大きいメールですが、
    重いといってもせいぜい450〜500前後(KB)です。
    それが前回は文字化けしたため
    (文字化けメールは容量が倍くらいになるそうですが)
    受信した皆様には大変迷惑をおかけしました。
    ここにお詫び致します。申し訳ありませんでした。

    後日、
    文字化け「あらまあー」が来た旨メールで知らせてくださった皆様、
    あるいは『まったく届いていないこと』を知らせてくださった方々には
    再配信しました。
    大変ご迷惑をおかけしました。
    不慮の事故というしかない出来事でもあるため、
    なにとぞご容赦、ご理解くださいませ。
                     あらまあー

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    目次

    最初の挨拶BYあらまあー

    寄稿:我輩は黒ネコである byミーコ

    メインテーマ:あらまあー的『マナー論』および『人間関係論』


    閑話休題

    (1)あなたもなれる!スーパーどんじゃらクンへの道

    (2)伝説の雀士の話

    (3)今年のRENコンはJユーザーが主流になりそうだ!

    (4)初級者版あらまあー、ついに第1回配信!

    (5)雀帝さんからのメール

    寄稿:ひとみqueenの華麗なる職歴 byひとみ(jack改め)queen

    大会報告・・・・牌王位戦、ハンゲ麻雀大会、大会告知

    寄稿:続・部屋と麻雀と私 byナバ(正月号エッセイの続編です)

    月間データ・ランキング・・・・3月1日〜4月1日

    突撃!となりの麻雀卓・・・・第5回・第6回、一挙掲載

    編集後記

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    最初のご挨拶

    早いものでもう4月も終わりに近づき、ゴールデンウイークの頃となりました。
    4月には隅田川で早慶レガッタや流鏑馬(やぶさめ)などの恒例行事が行われ、
    三社祭の季節が近づいた今日この頃の浅草であります。
    そう言えば今回のNHKの朝の連ドラ「こころ」は、
    『浅草の老舗うなぎ屋の娘でスチュワーデス』という設定のヒロインの物語で、
    浅草のシーンが盛り沢山のドラマとなっています。
    去年からロケも頻繁に行われていて
    普段はあまりNHKの朝ドラを見ないあらまあーも、
    今回は欠かさず見るようになってしまいました。

    三社祭が来て、植木市、そして隅田川花火大会と、
    今から夏にかけては恒例行事の多い下町です。

    さて今回は、
    『マナー論』と『人間関係論』(もちろんサイトにおける、という意味です)
    をマジメに語ってみようか、
    というのがメインテーマの試みです。
    今回はけっこうホンネを出して熱っぽく語っていますが、
    あらまあーの奴のマナー論なんか聞きたくもない!
    という向きは、どうぞ飛ばしてくださって結構です。w


    さらに、プレイヤーズ・エッセイは、
    ミーコさん(いよいよ登場です)、ひとみqueen(ひとみjack改め)さん、ナバさ
    ん、
    このお三方に、それぞれ自慢の筆をふるって戴きました。

    久々に「閑話休題」のコーナーも復活、また「突撃!となりの麻雀卓」もあります。
    今回も週刊あらまあーを、よろしく!^^

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    寄稿:我輩は黒ネコである  

             作・ミーコ(もしくは、ミーコ家のタンタン)

    我輩は黒ネコである。名前はタンタン。
    ミーコ家の一員になって約2年、
    夏目某家の名前の無い猫より、チョットましかなと思っている。
    Jgameに同じ名前の人が居るらしいが、
    ミーコがJgameに入る前に付けられた名前なので許して欲しい。

    ミーコ家は5人家族、ほとんどが女だ。
    そこに我輩とミルがいる。
    ご主人の晩酌のとき、
    ミルは必ずそばに座ってグラス越しにおつまみをじっと見つめる。
    ご主人がそのいじらしさに負けて、
    おつまみを分けてくれるのにさほど時間はかからない。
    ならばと、我輩は精一杯背伸びしてご主人の箸を持つ手を引っ張り、
    力ずくで取る。男子たるもの策を弄するなぞ言語道断、
    だがミルに比べて成功率は格段に低い。
    箸が必ずご馳走をはさんでいるとは限らないからだ。

    ミルはいつも手近な膝に飛び乗って、くにゃっとしている。
    その比類ない愛嬌とやさしさをして、
    女の鑑、キャバクラのミルクちゃんなどと呼ばれている。

    後から拾われてきたミルが、
    かくも家族に可愛がられるようになったことは兄として非常に嬉しい。

    ミルほどの愛嬌も知恵も持ち合わせない我輩は、
    猫より暇なミーコの相手をしてやる為
    なるべく傍にいてやるようにする。
    パソコンの回りをうろついて、プリンターのスイッチを入れたり、
    キーボードの上に座って見守ってやったり。
    その時何度かスリープというボタンを踏んだらしく、
    ゲームの中断を余儀なくされたミーコは、
    スリープのボタンの上に、ゼリーのカップで作ったカバーを被せた。
    赤いマジックで塗られて、
    みんな最終兵器のボタンみたいだと言っている。
    チョット力を入れば外れそうなので、何とか外そうとするが、
    ミーコがむきになって抑えてくるのでかなわない。
    キーボードの上を歩いて、気の利いた文章を入れてやると、
    ミーコは慌て、
    「機を逃した」
    「フリテンになった」
    などと訳の解らないことを言いながら、
    我輩を羽交い絞めにして、おやつをくれる。

    我輩に比べると、ミルの考えたミーコ相手の遊びは、素晴らしい。
    ミルは電話に飛び乗る。
    まず一番下のワイワイトークのボタンを踏んで、
    次に短縮ボタンを踏む、
    そのときの気分で、青森にかけたり、郡山にかけたり、
    独り暮らしのおばあちゃんたちが、
    「ハイ、○○です。もしもし、もしもーし」
    なんて出てくると、やっと気が付いたミーコは飛び上がる。
    「猫のおかげで親孝行」だが、
    ミーコの留守中にかけた時は、さすがに怒られていた。

    ミーコがあらまあーさんの『WEEKLY ARAMAA』
    に載せて貰うから、なんか書いてというものだから、
    初めて文章なぞ書いてみた。
    ミーコがいつもお世話になっているというので、
    断れなかったのだ。

    年々物覚えが悪くなって、目も悪くなってきたミーコは
    Jgameでボケ防止をしているつもりらしいが、どうなのだろう。
    我輩の目には何の効果も見えないのだが、
    インターネットという新しい手段を得て、
    友達を増やし、
    外出の機会ができたりしているようなので、
    幾ばくか役に立っているのかも知れない。

    あらまあーさんをはじめ
    Jgameに集う麻雀愛好家の皆さんに、
    愛想が悪くて文字も打てないミーコのお相手をして頂いている感謝と、
    ますますのご活躍を祈りつつ筆をおく。
                          ミーコ家のタンタン

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    MAIN Theme:
    あらまあー的
    『マナー論』および『人間関係論』

    {はじめに}
    ネット上に「あらまあー」なるハンドルの存在がいると聞く。
    Jゲーム、東風荘、ハンゲームなどに出没するらしい。
    東京は浅草の在、キレやすいが涙もろいという江戸っ子気質らしい。
    年齢はかなりのオッサンで、
    つい最近まで年をゴマかしてたことがバレたらしい。(爆!)
    この人物、必ずしも評判は良くない。(自爆!)
    口の軽い奴から、「あらまあーは口が軽い」と言われ、
    イイカゲンな奴からは「あらまあーはイイカゲンだ」と言われ、
    大ウソツキからは、嘘つき呼ばわりされ、
    前日「あらまあーの言うことはよくわかるよ」と言っていた人間から、
    翌日「あらまあーは裏表があって信用できない」と言われたりする。(爆!)
    (どっちが裏表やねん! ちゅう話やw)
    キレやすいアンチャンから「あいつはすぐキレる」と言われ、
    たいしてマジメでもないやつから「あの野郎は不マジメだ」と嫌悪され、
    トラブルに巻き込んだ張本人からはトラブルメーカー扱いされ、
    理屈っぽい御仁から「彼は理屈っぽい」と酷評される。
    だが本人はいたって柳に吹く風のごとく、意に介していない様子で、
    『あっしが口が軽い? ようがす認めましょう。
    あっしが不マジメだ? それも認めましょう。
    でも、あっしなんかより1億倍も口の軽いのは
    ここにはゴマンといるんじゃないですかい?
    見かけだけの紳士面なら誰でもできるでしょうが!
    大体、チャットのできるサイトに集まる人たちってのは、
    みんなどこか多かれ少なかれ他人の噂や陰口は好きですし、ね、
    そういう自分のこと棚に上げて
    他人様のことをどうこう言う奴の気が知れません。
    ふんっ!自分のことを自分で解決できもせん輩が
    せんぶ責任を他人に押しつける。
    そういうのをね、
    あっしらは『卑怯』というんですがね。。。まあいいか。
    だいたい、あっしの舌はたしかに軽いかも知れませんが、
    あいにく、『二枚舌』でも、『嘘つき舌』でもありませんのでね。
    ふんっ!どうってこたあ、ありませんや』
    などと言い張ってはばからないらしい。
    なんとも困ったオッサンである。
    なんでもこ奴の持論は、
    「口の固い嘘つき紳士よりも口の軽い正直者のほうがまだマシだ」
    というものらしい。
    かなり開き直ってるようでもある。(爆!)
    時にメインで寒いギャグを飛ばして若手連中を凍死させ(爆!)、
    時にまたメインでキレまくって怒鳴り散らしたりもする。
    手のつけられない、ちょっと変で不愉快で不埒(ふらち)なオッサンである。
    この、あらまあーなるオッサンが、今回マジメに
    『マナー論』と『人間関係論』を語ろうというのだから、
    これはもうお笑い草である。
    こ奴がマナーや人間関係について語るなどとは、言語道断である。
    こ奴、麻雀のほうはさほどうまくもないが、
    Jではトップ率30%をキープし東風荘でも2000R以上だと言うから、
    まあ、それほどのヘタクソでもないのだろう。
    それゆえ、御用とお急ぎのない方で、
    ま、ちょっとだけなら耳を傾けてみようか?
    という向きは、こ奴の言い分、聞いてやってくだされ。
    こいつのノウガキなぞ聞きたくもない、というご同輩諸君は、
    どうぞ、飛ばしてくださっておおいに結構でございます。

    {序:麻雀は四人で行なうゲームである}
    「高勝率を維持するためにはどうしたらいいんですか?」
    つい先日、最近よくいっしょに打つプレイヤーからこのような質問を受けた。
    30%ちょぼちょぼ程度のあらまあーのトップ率が
    さほどの高勝率かどうかはわからない。
    もっと高勝率のプレイヤーが何人もいるはずである。
    だから、こうした漠然とした質問に明解に答える術(すべ)を私は持たない。
    ただし、この『あらまあー』なる打ち手の言うことに
    多少は聞く耳を持って戴(いただ)けるのならば、
    麻雀という競技をおこなうにあたって、
    以下のような『基本的な考え方・心構え』は決して譲らないつもりである、
    ということだけは述べておきたい。
    例として挙げれば、
    九九(1)(2)(3)(5)(5)(6)(6)(7)西發發
    上図の手になったのが5,6巡目。
    東の1局のコドモである。
    發が出てポン! 7ピンが出てロン! 1000点。
    「はやおめ〜〜」とか言われて
    「やすごめー」とか「ヤスあり〜〜」と返答する。
    ところが、まだ始まったばかりの東1でこういうアガリばかりをしている人は、
    アガリはしたがゲームの最終的勝者とはなり得ないことが多い。
    「東1だから自分のツキを試すためにも、あるいは波に乗るためにも、
    ポンして1000点でもいいんじゃないか?」
    「たとえ1000点でもバカにしちゃいけないと思う。
    アガれる時にはアガっておくのが麻雀じゃないのか?」
    「アガるということは相手の手を潰すことにもなるんだから、これもアリでしょう」
    ご説、いちいちごもっとも、である。
    しかし、ここでいま問題にしたいのは
    アガリ点がどうこういうことよりも、
    麻雀に対する基本的な姿勢、取り組み方、である。
    勘違いされると困るのは、
    東1の1000点アガリがいけない、とか、
    飜牌の1枚目鳴きがいけない、
    ということではない。
    たとえば上図の手を、
    (1)(2)(3)(5)(5)(6)(6)(7)(7)(8)(9)發發
    という手にまで育て上げたとしたら、
    これは勝利につながる手作りだと言ってもいいし、
    アガれば勝者に近づくアガリとなる。
    ダマテンでも4ピンツモでハネ満である。
    ハンチャン戦は況(いわん)や、
    東風戦においてはこうした心構えが、とりわけ必要である。
    4局、すなわち(レンチャンを考慮に入れなければ)4回しか
    和了するチャンスがないという中で、
    四人が四人ともアガろうと思って試合している。
    それが麻雀である。
    ただただ出ればポン(時にはカンw)、テンパればリーチ、
    を繰り返すのみの打ち手は
    決して上級者とはなり得ない。
    誰がなんと言おうと、これは真理である。
    このごく当然のことを理解しようとしないプレイヤーは、
    「アガリの手数は多いのですが、いつも最後はトップになれないんです」
    あるいは、
    「放銃をしないように心がけているんですが、手もなくヒネられていまうんです」
    と嘆くばかりとなり、
    あげくの果ては、
    「自分にツキがなくて相手がツイているだけだ」
    という自己満足的弁護を繰り返し、
    初級と中級クラスの間から抜け出すことがない。
    「状況にもよるでしょう」
    ん? その通り。
    オヤがドラポンをしていたら千点アガリもあり得るであろう。
    繰り返すが、これはあくまでも、
    基本的な麻雀に対する取り組み方、の話である。
    「単なるネットゲームだから、そんなに勝負にこだわらんでも・・・」
    そう! それはまったく同感です。^^
    ただし、
    たとえお金のかかっていないネットゲームの麻雀でも、
    「あのひとはひどい麻雀を打つねー」
    と言われるよりは
    「あのひとはいい麻雀を打つねー」
    と言われるほうが、誰にとっても嬉しいに決まっている。
    そのプレイヤーの評価というものは、
    1試合だけの勝ち負けでできるものではない。
    たとえその試合でトップになっても、かなりひどい打ち方をする人もいれば、
    ゲームには負けてもかなりの雀力の持ち主であることがわかる人もいる。
    リーチに対する対処の仕方、場の捌(さば)き方、大局感、それらから、
    なかなかの打ち手であることがこちらに伝わってくる雀士もいるのである。
    その目先の試合に勝ったプレイヤーが一番うまい雀士ではない。
    たかだか1,2試合の勝者が雀力の高いプレイヤーだなどと決めつけてしまったり、
    またその逆に、
    2連敗をしたプレイヤーを「あいつはヘタクソだ」と切って捨てるのは、
    雀力的にもまた人間的にも未熟な者のすることであろう。
    他者に対する雀力の評価も、
    評価する側(がわ)の者にそれ相応の雀力が備わっていないと
    正当にできるものではない。
    しかし、もちろん、勝負事である以上、結果は大事である。
    数百試合、あるいは千試合以上におよぶ対局の、
    その結果としての『数字の積み重ね』を
    何人(なんぴと)たりとも否定できないし、ゴマカすことはできない。
    Jのトップ率しかり、
    東風のレーティングしかり、
    ハンゲ麻雀の、へたっぴー⇒素人⇒一般人⇒上級者⇒達人⇒名人
    というランキング制度しかり、である。
    そこでまず、わかりきっていることだが、
    『麻雀は四人でおこなう競技である』、ということを再認識してみよう。

    もうだいぶ以前の対局譜である。
    対局者の中には、すでに亡くなられた方もいる。

    東家:川田隆(リーチ)
    二四(2)(3)(4)23466北北北
    南家:小島武夫
    四四四五六七(5)(5)(5)(6)(6)44
    西家:阿佐田哲也
    一二三 (1)(3) 112233 99
    北家:灘麻太郎(リーチ)
    一三五六七(1)(1)(2)(3)(4)567

    いま見ると、やはりすごいメンバーである。
    背後に百人以上のギャラリーがずらっと並んでも不思議ではない顔ぶれである。
    故・阿佐田哲也氏は
    言わずと知れた麻雀の神様、直木賞作家であり『麻雀放浪記』の原作者でもある。
    麻雀プロ草分けの「麻雀新撰組」のリーダーでもある。
    川田隆さんは
    日本麻雀道連盟の高段位者で
    雀聖位や最高位などのタイトルを獲得した強豪でもあり、
    若き日の私がよく存じ上げていた方でもある。
    灘麻太郎さんは、
    前号の「牌王位戦一周年を回顧する」で私との関わりについて触れたので
    ここでは省略するが、
    スカパーの麻雀プロ対局の「カミソリ灘」としてその名をご存じの方も多いと思う。
    現在の日本プロ麻雀連盟の会長である。
    会長という座に就かれても『生涯現役の精神』を忘れない雀士で、
    私の心の中では師と仰ぐべき存在である。
    小島武夫氏は
    オールドファンならご存じであろう、日本の麻雀プロの草分け的存在であり、
    かつては「11PM」の『巨泉の麻雀実戦教室』のコーチとして
    広くその名を知られた方である。
    無双位、最高位、最強位など、手にしたタイトルは数多い。
    灘氏が引き継ぐ以前の日本プロ麻雀連盟の初代会長で創始者でもある。
    さて、上記の手牌図は、南3局(ハンチャン戦)13巡目のものである。
    ドラは5ソウ。先制リーチが灘氏、追っかけリーチが川田氏である。
    結果を先に言うならば、
    阿佐田さんが三マンをツカみ、ツモ切り放銃!
    川田さんがオヤの3色7700点をモノにした。
    フリ込んだ阿佐田さんの手は、
    目を見張るような華麗な手牌!純チャン3色イーペイコウである。
    2ピンがヤミで出てハネ満の手である。
    言うまでもないが、フリこんだ阿佐田さんは、
    「ほら、俺にもこんなスゴイ手が入っていたんだぞー」
    と自分の手牌を開くことはせず、
    黙って伏せ牌して静かに手を崩し
    速やかに点棒を支払うのみである。
    もちろん、
    「よくあんな牌が出ましたねー」
    などというデリカシーのかけらもない
    マヌケの一語に尽きるような問いかけは(爆!)誰もしない。
    もうひとことつけ加えておけば、
    最近でも時たまJでお見かけする自己中クン的なチャット、
    「マンズが高いのによく三マンなんかフッたねー。麻雀知ってるの?」
    などという類いの、相手の立場や状況を考えない、一人よがりの、
    吐き気のするような低次元のセリフを誰も口にするはずがないのは
    言うまでもないことである。
    この手のチャットを仕掛ける自己中クンに対しては
    「世界で一番自分が麻雀がうまいと勘違いしているアホは君ひとりじゃないよ。
    このJにも世間にもゴマンといる」
    と言ってやりたいものだが、
    まあ言ってもわからないだろうから、黙っていることにしよう(爆!)。
    こういう自己中クンは、
    このようなチャットをするだけで自分の人間的未熟さが
    ばればれになっていることにさえ気づかない。
    そして気づかぬまま年を取り、月日を過ごし、生きていくのだろう。
    考えてみれば、それも幸せな人生である。(爆!)
    手の揃ったメンバーの対局というのは、それだけで見ていて楽しいものである。
    和了者の川田氏にしても他のお二方にしても、
    「阿佐田先生には相当の手が入っていたな。。。」
    と心中察するだけで、決して言葉には出さず、
    静かに次の局面へと向かうのみである。
    お互いがお互いの雀風をそして手の内を知り尽くした
    適度の和気あいあいさと緊張感の中で、
    淡々と局面が進むだけである。
    余談になるが、私はこの四方ともリアルでお見かけしたことがある。
    その人となりを存じ上げているのは川田さん灘さんのご両名であるが、
    小島氏は竹書房の初期のタイトル戦会場で、
    また故・阿佐田哲也氏は週刊ポストの芸能人麻雀大会の会場で、
    そのお姿を拝見させて戴いた。
    また、阿佐田先生には言葉をかけても戴いた。
    若き日の私がえらくコチコチに緊張したのを、今でもはっきりと覚えている。
    さて、もう1度、先ほどの四者の手を見てみよう。
    南3局13巡目、ドラ5ソウである。
    東家:川田隆(リーチ)
    二四(2)(3)(4)23466北北北
    南家:小島武夫
    四四四五六七(5)(5)(5)(6)(6)44
    西家:阿佐田哲也
    一二三 (1)(3) 112233 99
    北家:灘麻太郎(リーチ)
    一三五六七(1)(1)(2)(3)(4)567
    全体的にマンズの高い場であった。
    現在3位の灘さんには、もうオヤ番がない。
    ここは少しでもアガってオーラスの逆転に繋げたいところ。
    マンズの高い場で、敢えてマンズのカンチャンでリーチである。
    他者を牽制する意味においても、
    この先制リーチは決して悪いリーチではない。
    即決で追いかけリーチに踏み切った川田さんも、しかりである。
    現在2位、最後のオヤを流されてはたまらない。
    場にマンズが高く、先制リーチが入り、
    しかもこれ以上の手変わりを期待しない以上、
    ここは、たとえその高いマンズのカンチャン待ちであろうとも、
    三色確定で即決リーチである。
    結果、ラス目の阿佐田さんが三マンをツカんで放銃したが、
    これもいた仕方のないところである。
    ここでオリていたのでは麻雀にならない。
    トップ目の小島氏も門前タンヤオ・ツモリ三暗刻の手でテンパイしていた。
    上図の手牌でもし小島氏が三マンなり二マンなりをツカんだとして、
    放銃するはずがない、
    と誰が言い切れるだろうか?
    実際、四のアンコをカベに見立てれば三も二もワンチャンスである。
    結果としてアタリ牌を阿佐田さんがツカみ、
    川田さんがこの局の和了者となった。
    はっきり言ってしまえば、それだけのことである。
    それでは、ここでこの牌譜を紹介したのはなぜか?
    と言えば、
    つまり、麻雀とは、四人でおこなうゲームで、
    四人が四人ともそれぞれの自己の置かれた立場と状況から
    『卓上の盤面』という『場』で自己主張をする、
    そういう競技である!
    という「当たり前の事柄」の再確認である。
    少なくともその認識ができていれば、
    フリこんだ阿佐田さんに先の例のようなマヌケな問いかけはしないだろうし、
    J麻雀においてこれと同じような状況があったにしても
    自らの未熟さをさらけ出すような、
    前述のごとき胸クソ悪チャットは誰も仕掛けないであろう。
    繰り返す。
    麻雀は四人でおこなうものである。
    それも、四人が四人とも血の通った人間であり、
    とくにネット麻雀では、北は北海道から南は沖縄まで、
    (いや、それにとどまらず海外まで)
    互いに育った環境も麻雀を覚えるまでのプロセスも全く異なった人間たちの
    集いの場である。
    それぞれに麻雀に対する考え方は異なるだろうし、
    またネットゲームというものに対する考え方もそれぞれに違うであろう。
    わかりきった事柄ではあるが、
    こうした自分の中での精神的な心構え、
    また、ある意味での「腹の括り方」がきちんとできた時、
    雀力のみならず人格的にも、
    脱初級クラス、あるいは脱中級クラスへの『入口』の
    第1歩があるような気がする。
    記述がたいそう偉そうに聞こえたのであれば、ご勘弁いただきたい。
    これは私自身が自戒的な意味も込めて、述べているつもりである。

    {1:マナー論}
    (1)クレーム・チャットと麻雀意識の問題
    以前、週刊あらまあーにおいて、
    『相手のアガリ方にクレームをつけるのは基本的にマナー違反だからやめよう』
    という意味のことを書いた。
    別にイイカッコするためにそう記したのではなく、
    『誰でもアガルのに一生懸命の初心者の時代はあったはずで、
    もしその頃の自分が同様にクレームをつけられたら、きっと不愉快に違いない』
    という思いから、そういった意味のことを述べたのではある。
    確かにそのゲーム1度もアガれずにやっとの思いでオーラスにアガッたら、
    『あんた麻雀知ってるの? そんな意味のないアガリして』
    とか、もっとひどい例になると、
    『麻雀やめて死んだほうがいいよ』(実例です)
    とか、そんなことを言われたら、不愉快になるのは当然であろう。
    言われてカチンときて、その相手のHNを生涯忘れないのも当然であろう。
    が、しかし、しかし、である。
    アガリに関する不愉快なクレームをつけられたと嘆いている皆さん、
    ちょっとだけ耳を傾けてほしい。
    私自身も、前述したような自己中的な不愉快クレーム・チャットは大嫌いである。
    しかし、それを言うには、こちら側に大事な前提がある。
    それは・・・
    『チャットは楽しく。----それは、それでいいでしょう。ただし、・・・・・・
    ゲームは真剣におこなうべきである』
    という前提があってのものである。
    「会話が楽しければゲームなんてどうでもいい、
    ただただ、いい加減にフリこんでテキトーにアガって、
    順位や持ち点なんてどうでもいい」
    のであれば、
    何も麻雀サイトに来なくても「チャットルーム」で用は足りるのではないか?
    ここJサイトには色々な人間が集まってくる。
    友人を作って楽しく会話したい人もいれば、
    ゲームそのものを真剣に楽しみたい人もいる。
    あくまでも自分の戦績や勝負にこだわりたい人もいる。
    「ゲームなんてどうでもいい、会話が楽しければいい!
    ゲームばかりに没頭している言葉少ない人はイヤだし、
    自分にクレームをつけるような不愉快チャットはなおいっそうイヤだ」
    というのは、ちょっとワガママではないだろうか?
    『あなたが過去に不快感を感じたのと同じくらい、
    誰かがあなたに対して不快感を感じているかも知れない。』
    このことは常に肝に銘じておくべきである。
    以前あらまあーの所にこの種のチャット(和了に関するクレーム)をされた
    と訴えてきた「女流」の方がいた。
    しかし、それからしばらくして、その人が対局していて、
    自分があと僅か1000点でトップ逆転という時に、
    オーラスで、二桁ポイントの無言クンに1000点でアガられてしまった。
    アガった無言クンは、アガる前も4位、アガった後も4位、
    いわゆるラス確了である。
    言うまでもなくこの無言クンはゲームが終了すると、素早く姿を消した。
    そのとき初めて彼女は、
    この無責任な和了をする無言クンに不快感を感じ、
    同時に怒りも感じた、と言う。
    そして、そして、・・・・・・そこで初めて
    自分が今までに相手に対してこのような不快感を与えていたことに気づいた、
    と言うのである。
    現在の彼女は、かつて自分にクレームをつけた相手とも、わだかまりなく、
    卓を共にしている。
    この彼女の態度は称賛に値すべきで、私自身も心から拍手を惜しまない。
    何よりも潔(いさぎよ)い態度だし、好感の持てる姿勢である。
    そして、それより何より嬉しいのは、
    先ほど私が『序論』で述べた「麻雀に対する意識・取り組み方」が
    彼女の中で変わったからである。
    意識のみの変化、精神的部分の変化のみであるにしても、
    この『変化』こそが大事な一歩である。
    彼女にも『脱初級』の入口への門が、間違いなく開かれている。
    また彼女とは対照的に、
    「自分は仲のいい仲間と楽しくチャットしながら打てればいい。
    自分の成績や勝ち負けなんかはどうでもいい」
    という人もいるであろう。
    あるいは、
    「自分は麻雀なんかうまくならなくていい。ただ楽しく打ちたいだけだ」
    という意見の人もいるだろう。
    それはそれでいいのである。
    仲のいいメンバーと楽しく打てば、あるいは自分の好きなように自由に打てば、
    それに越したことはない。
    (そういう人に限って自分のポイントを気にしていたりするのだが。。w)
    ただ、『自分が楽しい=他人も楽しい』『自分が愉快=他人も愉快』
    と思ったら大間違いですよ、と
    ここでは老婆心ながら忠告しておくのみである。
    またさらに、
    「自分の打ち方やゲームのやり方についてどうこう言われるのはイヤだ!
    好きにやらせてほしい。
    だいたい他人の打ち方を批判するのは最悪マナーじゃありませんか?」
    という意見の人も多いであろう。
    これはこれで正論である。
    ただし、---これも、ただし、である、----
    自分に対して親切に、
    「あそこはこうしたほうがよかったし、そうすればトップが取れたのではないですか
    ?」
    とアドバイスしてくれた上手(うわて)の人に対して、一律に、
    うざい=大きなお節介=不愉快チャット
    と決めつけるのも、どうであろうか?
    どこの世界にも、教えたがり屋、仕切りたがり屋はいるものである。
    また、相手は心からの親切心で、そう言ってくれているのかも知れない。
    いちおう耳を傾けておいても、損はないと思うのだが。。。
    実を言うと、昔の私もそうだった。
    対局後に、自分の手を背後で観戦していた人にどうこう言われるのが、
    極端にイヤだった。
    好きなように打たせてくれよ、と何度思ったことだろう。
    自分には自分の打ち方があるんだ、と何度主張しただろう。
    たぶん当時の私はビギナーに毛の生えたクラスで、
    心の底に、自分はヘタだ、というコンプレックスがあったのかも知れない。
    ただ、今考えてみると、上手(うわて)の人がくれたアドバイスというのは
    かなり適切で、聞くに値するものだった、というのが実感である。
    それに「自分には自分の打ち方があるんだ」と主張するには、
    それが主張できるレベル----つまり麻雀の基本的な事柄をマスターしたレベル
    に達していないと、自分流も何もあったものではない。
    そんな簡単なことに気づいたのは、それよりもっと後のことだった。
    いま考えてもお恥ずかしい限り、穴があったら入りたい心境である。
    ただしもちろん、
    それでも絶対に自分のアガリ方や打ち方をどうこう言われるのはイヤだ、
    という人もいるに違いない。
    それはそれで、おおいに結構である。
    私はそういう意見を持つ人たちをどうこう言う立場にはない。

    (2)チャットマナーとゲームマナーの問題
    さて繰り返しになるが、
    以前の週刊あらまあーの
    『アガリに対するクレームは基本的にマナー違反だからやめよう』
    という記述によって、
    私が100%不マジメな麻雀をする人の味方だと思われるのは、
    私自身にとって、かなり心外である。
    「あらまあー」なるネット上の存在は、
    決して不マジメにゲームをするプレイヤーを擁護するものではない。
    (誤解を招くために付記しておくが、ここで言う「不マジメ」とは、
    決して、うまい・ヘタ、のことではない。
    うまいヘタははっきり言って、1、2試合打てば大体のことはわかるし、
    そのプレイヤーが勝ち負けよりも親睦を大事にする人なのか、
    あるいはあくまでも勝負を真剣におこないたい人なのか、
    あるいはまた、その双方をも大事にしている人なのか、
    それぐらいは手に取るようにわかるし、
    そのことによって相手を重視したり蔑(さげす)んだりするものではない。
    ともかく、ここで言う「不マジメ」とは、技術の優劣のことではない。)
    そこで、ここではまず、マナー論を述べておこうと考えた次第である。
    普通ネット対局での「マナー」について論じる場合、
    Jゲームにいると、ついつい
    「挨拶」などのチャットマナーや「J・特有のしきたり」だけに目が行き、
    それをマナーと勘違いしている人も多いと思う。
    (ちなみに、J・特有のしきたり、とは、
    たとえば『観戦に人がいる時は観戦から入る』ことなどを指す)
    ネットゲームにおける「マナー」を論じるのであれば、
    「チャットマナー」だけではなく、「ゲームマナー」についても
    目を向けるべきである。
    以前の本紙でも述べたことがあるが、
    あらまあーのネット麻雀対局の信条は、
    『チャットは楽しく、しかしゲームは真剣に』
    である。
    チャットがいくら明るくて楽しくても、ゲームを真剣にしようとしない人が、
    『他人に言われたコトバに傷ついて不愉快な思いをした』
    と嘆くのは、どんなモノであろうか?
    相手はその当人以上に不愉快な思いをしているかも知れないのである。
    たとえば、
    Aさん30000点、Bさん28000点、Cさん26000点、Dさん16000点、
    でトップのAさんがラス親、Bさんは2000点以上の手で逆転トップという局面で、
    緊迫したムードのオーラス。
    3位のCさんも700−1300ツモで逆転トップになる。
    Dさんにしても、ハネ満ツモで、ラスから一躍ぶっこ抜きでトップに踊り出る。
    ところがこの局面、
    4位のDさんがいきなり4巡目あたりから両面をチー、さらに、ポンチーして、
    食いタンのみの1000点でアガってしまうのである。
    いわゆる、4確アガリである。(4位確定アガリ)
    この時、
    メンゼンのタンヤオ・ドラ1、2600の手でテンパイし
    虎視眈々と逆転トップを狙っていた2位のBさんは、ガックリ、腰くだけになる。
    ここでBさんが、たとえば、
    「なんちゅうアガリ方するんや!お前なんぞは死んじまえ!」
    と言ったらケンカになるし、それは暴言チャットに違いない。
    私はこの種の暴言チャットを支持する者ではない。
    しかし、たとえば、
    「いまのアガリはあんまりひどすぎるんじゃないのー?」
    と抗議したとしたら、・・・・・・??
    これも現在のJゲームの常識では、
    言われたほうからしてみれば、不愉快チャットの部類に入るのであろう。
    しかし私は、『Bさんの気持ちがよくわかる』ほうの立場のプレイヤーである。
    私がそうされた場合(Bさんの立場の場合)、チャットでクレームはつけないが、
    PCの前で「このタコがああ!」と
    叫んでいるに違いないし、当然気分の良いはずもない。(爆!)
    たとえばこのアガリが、
    ラスを避けるアガリ、つまり4位から3位に上がる和了だったり、
    あるいは、4位から2位に上がるような和了であれば、文句は言わないし、
    モチロン和了した人の「卓上の主張」を認めるべきだと思っている。
    トップにならなければ2位も4位も同じ、だとは決して考えていない。
    ただ、いきなりポン・チーして1000点の和了、
    アガル前も4着、アガった後も4着。
    自分のポイントを下げるために麻雀をしているのか?
    と言いたくなるような和了である、それ以前に、
    これでは「麻雀というゲーム」になっていないじゃない?
    と言われても仕方のないアガリ方である。
    「いーや、それでも、『相手の和了の対するクレーム』はマナー違反だ!
    どんな優しい言い方であろうとも、クレームをつけたほうが絶対に悪い!」
    という意見の向きもいらっしゃるであろう。
    それはそれで反論の余地のない意見である。
    ただ私自身は、
    ゲームを真剣にやっている『先ほどのBさん』
    の気持ちがわかるタイプのプレイヤーであり、
    また常にそうありたい、と思っている雀士の一人である。
    それだけのことである。
    もちろん私自身は、そういうアガリをした人に『原則として』クレームはつけない。
    原則として、というのは、例外もある、ということである。
    相手がケンカごしのチャットをするプレイヤーであった場合は、
    こちらもクレームを堂々とつけさせていただくことにしている。 爆!
    以前にこういうことがあった。
    確か6ロビだったか8ロビだったか、そのあたりで
    キララ(korara☆)さんブルボン(burubon6)さんと打っていた時のことである。
    ひとり3ケタポイントの子(たぶん若い男性)が入ってきてゲームが始まった。
    ある局面で、そのプレイヤーがリーチをかけ、そして途中で二マンを暗カンした。
    ところが、流局すると・・・・・
    なんとそのリーチ者はノーテンで、罰符を払っていた。
    つまり、こういうことである。
    二二二三四 (5)(6)(7) 345 78
    このように6・9ソウ待ちでリーチして、リーチ後に四枚目の二マンを持ってくる
    や、
    思わず「カン」のランプがついたので、カンしてしまう。
    すなわち以下のようになり、
    三四 (5)(6)(7) 345 78 {二二二二}(暗カン)
    つまりこれは、流局すればノーテン扱いである。
    いや、『ノーテン扱い』というのはJゲーム特有のルールであり、
    本来はこれは、チョンボ(違反行為)である。
    リアルの麻雀でも東風荘サイトでも、こんなことをしたら、流局後にチョンボとさ
    れ、
    満貫分のペナルティーを支払うのである。
    もちろん上図は想定図であるが、
    皆さんの中にも、思わず「カン」をしてしまった、うっかりカンをしてしまった、
    というビギナーの方も少なくないであろう。
    私はこのような行為自体をしたプレイヤーを責めるようなことはしない。
    うっかりミスというのは誰にでもあるからである。
    ただし、この時の場合は、問題はここから始まったのである。
    流局後にこのプレイヤーが、
    「なんで俺はリーチしたのに、ノーテン料を払わなくっちゃいけないんだあ!」
    とチャットしてきたのである。
    そこで私が、
    「いまは君がノーテンになるカンをしたからでしょ?」
    と説明すると、
    「そんな昔のこと、覚えてるかああ!うぜぇー」
    と返ってきたのである。
    え?  ん?  (゜゜;)\(−−;)オイオイ ナニイッテンダヨ
    そんな昔のこと、って、きみ、たった今、の話でしょ?
    それにきみがそうチャットしてきたから、答えただけのことでしょ?
    言ってること、おかしくない? オイ、あんちゃん!
    明らかに麻雀というゲームをよく知らないプレイヤーであることは明白だった。
    その後もこのボクちゃんのツッパリ・チャットが続いたので、
    ついにあらまあーはキレてしまい、
    「そんなことで文句言うなら、ルール覚えてから来んかい!このイモ!」
    と、やってしまった。
    いま思えば、ここはもうちょっと、ガマンすべきだったのかも知れない。
    あとは罵声の浴びせあいとなり、ゲームどころではなくなってしまった。
    相手は自分がビギナー扱いされたことにハラを立て、
    プライドを相当傷つけられた様子で、
    「楽しくゲームしようとしてるのに、人をイモ扱いするとは、なんだ!」
    という意味のことを繰り返していた。
    対局後も観戦で言い合いが続き、やや冷静さを取り戻した私が、
    「きみが最初に、『俺がリーチかけたのになぜノーテン料はらうんだー』
    と言ってきたから、説明したんだろ?
    それを『そんな昔のこと覚えてるかあああ!うぜー』は、ないだろ?
    だいたい昔のこと、って、たった今の話じゃないか・・・・」
    と、お笑いこんにゃく問答のように延々と説明を試みたのだが、
    結局このプレイヤーは聞く耳を持たず、自分の言ったことは差し置いて、
    こちらの言ったコトバのハラが立った部分ばかりを繰り返し抗議していた。
    そこで、しまいにうんざりした私が、
    「そんなにハラが立つなら、もっと気持ちよくできるほかの卓へ行きたまえ」
    と言うと、
    「ああそうさせてもらう!」と捨て台詞を吐いて、そのプレイヤーは消えた。
    このプレイヤーにとっては「あらまあー」なるHNのプレイヤーは
    『自分に不愉快なことを言った4ケタポイントプレイヤー』として
    長く記憶に残るであろう。それはそれでかまわない。
    自己中の固まりに出会ったのは何もこの日が初めてではない。
    ただ、一緒に打っていたキララさんブルボンさんには不愉快な思いをさせて
    大変申し訳なかったと今でも思っている。
    この場を借りてお二方に、申し訳なかったです、と言っておきたい。

    さて、なぜ上記のような例を持ち出したか? と言うと、
    そもそも『不愉快チャットをされたー』という場合、
    それは「された、と訴えてる人」だけでなく、「したほうの人」の話も聞いてみない

    真相は見えてこない、ということである。
    上記の例で言えば、このツッパリ・チャット君にとっては、
    「あらまあー」は自分を侮辱した生涯不愉快な奴である。
    そして、このようなタイプの人間は、相手に言われたことだけをいつまでも覚えてい
    て、
    自分が何を言ってトラブルの原因になったかはコロっと忘れてしまうことが多い。
    人間の記憶とはそういう都合のいいモノである。

    ネット上の『あらまあー』なる存在は、
    どこの誰に憎まれようと、どんな連中に悪く思われようと、
    それは大した問題ではない。
    自分の風評を気にして悩み落ち込む、あるいはハラを立てるというような
    その程度のレベルのプレイヤーではない。
    そのことは、常に自負している。
    でなければ、将棋時代も含めて3年半以上もゲームサイトにいられるはずもない。
    したがって、このようなトラブルが時たま起こることも
    それはそれで仕方のないことだと思っている。
    これだけ人が集まってくるゲームサイト、
    合う奴と合わない奴がいて当然である。
    実社会もウェブ上もその点では一緒だ、と、いつも割り切っている。
    ただし、前述したように
    「自分がかつて不快感を感じたのと同じくらい、
    誰かが自分に不快感を感じているかも知れない」
    ということだけは、常に心の底で噛み締めて対局しているつもりである。

    (3)Jゲームが楽しいから、ついつい、いつも来てしまうんでしょ?^^
    この章で私が何を言いたかったか、というと、
    「マナー」について論じる場合、
    それは『お行儀のいいチャットマナー』のことに留まるのではなく、
    「ゲームマナー(対局マナー)」についても考えなくては絶対にいけない、
    ということである。
    Jのしきたりでは、
    「ちゃんと挨拶し楽しく会話すること」
    「観戦に人がいる場合は観戦から入ること」
    などが『マナー』と思われてる方も
    少なくはないであろうが、
    それだけが決して『マナー』のすべてではないのである。
    そも麻雀という競技は、本来、
    「アガリに関するトラブル等を避けるため、
    なおかつゲームに集中したい人に迷惑をかけないため、
    また他者の誤解や疑惑を招かぬためにも、
    ポン・チー・カン・ロン・リーチの発声動作以外は
    対局中は無言でいること」
    が基本的マナーである。
    リーチをかけて「安いよ、安いよ」と言って、
    もしフリ込んで裏ドラが3枚乗っていたら、
    フった人はさぞかし不愉快だろうし、
    またその逆に、
    「高いぞお、フるなよー」とか言ってスジの引っかけ待ちでアガったら、
    これも『口三味線』といって「コトバの詐欺」であり、「コトバの違反行為」であ
    り、
    これこそ最悪のマナーなのである。
    こうした不愉快トラブルをなくすためにも、
    自分の手牌の和了に関する事柄は口に出してはいけない、
    というのが、
    リアルで麻雀を打つ時の(特にフリーの麻雀クラブなどでの)常識である。
    しかしモチロン、基本的マナーはあくまで基本的マナーである。
    だからと言って、
    お通夜の晩のように神妙に押し黙ったままゲームをすることもない。
    Jはお金を賭けたフリー雀荘ではなく、ネットゲーム・サイトなのだから。
    楽しく気の合った手の合った仲間同士で楽しく会話しながら、
    そしてゲームは真剣に、おこなえばいいのである。
    ただし常に、基本常識だけは頭に叩き込んでおいて損はないだろう。
    また、Jの場合は、
    最初の挨拶と、和了のさいの「おめ・あり」をチャットすることが通例となってい
    る。
    人にアガられて「おめでとう」もないもんだ、
    という意見もあるだろう。
    「おめでたい」のはあんたの頭じゃないの?
    と言いたくなることもあるだろう。(爆!)
    いつも顔を合わせている人間が、会えばメインで、おはよう、おはよう、
    朝会ったのに、昼に会うとまた、おはよう!
    夜も、おはよう、こんばんわ、
    あんたらそんなに挨拶好きかいっ!
    リアルで挨拶する相手がいないんじゃないの?
    と言いたくなることもあるだろう。(大爆!)
    『仲良しクラブ麻雀』や『派閥グループ麻雀』が、もうウンザリの方もいるだろう。
    しかし、それでここに集まる人々のコミュニケーションが円滑にいくのなら、
    それはそれで良し、としようじゃありませんか。ね?
    それがこのJゲームの麻雀サイトの『特徴』であり『個性』であるのなら、
    好むと好まざるとに関わらず、鷹揚(おうよう)に認めようじゃありませんか。
    いくつか不愉快なことがあっても、ここ(Jゲーム)が好きで、
    ついついここへ来てしまうのであれば、
    そうした寛容な心構えもけっこう必要だと、思う。
    ここJゲームには、北は北海道から南は沖縄にとどまらず
    遠くボストンやオレゴンや上海やホノルルなど
    海外の各地から、多くの人間がアクセスして来る。
    それぞれに個々の生活があり、
    ネットゲームというものに対する考え方があり、
    そしてまた個々にそれぞれの人生の価値観があるのである。
    だからこそ、この四人で行なう麻雀という競技は
    奥が深く、中身が濃く、面白いのではないだろうか?
    以前、
    「あらまあーさんはJゲームと東風荘と両方で打ってるそうですが、
    どっちが面白いですか?」
    と聞かれたコトがある。
    私の答えはいつも決まっている。
    「システムは東風荘のほうが断然いいですが、
    集まって来る人間はこっちのほうが面白いです」


    {2:人間関係論}

    少し前のことだが、1ロビのメインで、ちょっとやり合った。
    相手は、もう現在では常連の部類に入るプレイヤーである。
    聞くところによると、この方、50だいの大先輩らしいが、
    それ以前に何度か対局していて、私にとって不愉快なことがあったので、
    それ以降、なるべく対戦を避けていた相手である。
    不愉快なこと、とは、アガリ方や打ち方ではなく、
    対局マナーであった。
    このプレイヤー様、麻雀はとくにうまいと思わないが、とくにヘタでもない。
    つまり、いわゆる平均的雀士である。
    ただこの方、ある時、知り合いの女性が卓に入ってきて打つことになったら、
    それまでとはコロっと態度が変わり、
    ゲームそっちのけでその女性と会話を続けた。
    当然ながら、誰かがアガっても、おめ、ありも言わずに、
    延々と個人的な話題のチャットを続けたのである。
    誤解を避けるために、またまた付記しておくが、
    おめ、や、あり、を言わないことを私が不愉快に思ったのではない。
    何を隠そう、私は、正直言うと、
    最初の挨拶くらいはちゃんとすべきだと思ってはいるが、
    他人がアガった時の、おめ・あり、は
    必ずしも言わなくていいんじゃないの?派なのだ。
    ま、しかし言ったほうがみんなが楽しく円滑にいくのならば、
    それでもいいと思っているので、モチロン、おめ・あり、は言うことにしている。
    だから、繰り返すが、おめ・ありを言わないことにハラを立てたわけではない。
    この程度のオッサンに、おめでとう、と言ってほしくもない。w
    とどのつまりは、
    麻雀は二の次で知り合いの女の子をチャットでかまって楽しんでいる
    このお方の態度を、
    私が不愉快に思っただけである。
    つまり、誰がアガってもフリこんでもまるで関係なしに、
    「お前、このあいだ〇ロビで XX と打ってたろう?あのときは・・・」
    「〇〇のやつは嫌いだが、XX の奴は好きだ。お前はどう思う?」
    という類いのしょぉーもない話が延々と続いたのである。
    さながら卓内はこのお方の貸切りチャット・ルームと化した。
    このお方とは2度と打たないことにしよう、と思った。
    私自身がそう思っただけのことである。
    だからこれは私のエゴかも知れない。
    しかし不愉快なものは不愉快である。
    ここでもまたまた皆さんの誤解を避けるために断わっておくが、
    私も女性と打つのは大好きである。チャットも楽しいし、
    ゲームそのものも、理詰めではない女性雀士特有の動物的カンというか、
    奇跡に近いほどのインスピレーションというか、w
    そうした部分が随所に見られて、とにかく楽しいのである。
    私のことを女好きとかスケベとか思ってくださっても、まったくそれで結構である。
    女の子と楽しく仲良く遊べない輩が、一流の勝負師であるはずもない。
    ただ、このお方と私が決定的に違うのは、
    何度も説明したように、
    私自身は、
    「チャットは賑やかで楽しくていいが、ゲームは真剣にする」という主義で
    ゲームをおこなっているからなのだ。
    ゲームをそっちのけでチャットを楽しむなら、チャットルームに行けばいい。
    そう私は思っている。
    ただそれだけのことである。
    まったく別の主義主張の人がいても一向に構わない。
    不愉快と感じれば、一緒に打たなければいいのである。
    さて話を戻すが、このお方と「メインでやり合った」という一件なのだが、
    こういうことがあった。
    午前中のある対局で、オーラスのオヤでアガッたプレイヤーが、
    30000点(トップの人)、28000点(あらまあー、2位)、
    27000点(オーラスのオヤでアガった人)、15000点(ラスの人)、
    という3位で、トップまであと僅か3000点というところで、
    なんと、アガリやめをしてゲームを終了させてしまったのである。
    あらら? どういうこと?
    もしかすると間違えてキーを叩いた、そういうこともあるかも知れないし、
    何か急用ができたのかも知れない、
    あるいはまた、3位でよし、というツモリで意図的に終了させたのかも知れない。
    どちらにせよゲームの終了のさせ方は不可解だった。
    卓がバラけてメンバーが散ってしまっていたので、
    私はメインで問い掛けてみることにした。
    「〇〇さん、(相手のHN)なんで3着なのにやめちゃったの?急用?」
    すると、すぐに相手の返答。
    「ごめんなさい!、ありがとうのチャットをしようとしてキーを叩いたら、終わっ
    ちゃった」
    これは、よくあるコトである。
    何を隠そうこのあらまあーも
    同様のミスをして2着でアガリやめしてしまったことがあるので、文句は言えない。
    納得して、「OK、わかりました。^^」とチャットし、
    ここはこれで丸く収まるはずであった。
    その時、その時である。
    先ほど紹介したあの、50だいのお方が、このやりとりを見ていたのだろう、
    サッソウと仮面ライダーのごとくメインに登場し、
    「おいあらまあー!
    でも、相手のゲームの仕方やあがり方にクレームをつけるのは
    マナー違反だぞ」
    とトンチンカンなことを言ってきたのである。
    (゜゜;)\(−−;)オイオイ ナニイッテンダヨ (PART2)
    まだ朝食前の時刻でもあり、
    麻雀の調子も良くなかったせいか虫の居所の悪かった私は、
    ここで、言うまでもなく、キレてしまった。
    血管がぷちぷちちいーーと音を立ててスパークし、
    コメカミから火花が散った。(爆!)
    おいおい、あんたにそんなこと言われるスジアイはないし、
    まして、あんたにマナーのこと教えてもらおうと思ってないし、
    それに、σ(・_・ )は、「アガリ方」にクレームをつけたわけじゃないし、
    「ゲームの収束のさせ方が不可解」だったので問いただしてみただけだし。。。
    それに、お互いが納得している状態だし。。。。
    なんでそこに割って入ってきて、カッコつけようとするの?
    (∇≦*)んもぉ〜♪
    ということで、その日1ロビに居合わせた方はご存じかと思うが、
    あとは、キレたあらまあーが、
    「XX、(相手のHN)君にそんなことを言われるスジアイはないし、
    君に麻雀のマナーを教えてもらおうと思ってはいない!
    君のような人間とそういう事に関してマジメに議論するつもりはない!」
    という意味のチャットに始まり、
    そのお方について私の耳に入ったいくつかの噂、風評などを、
    遠慮なくメインで言いまくり、
    しまいには罵詈雑言を浴びせる次第と相成ったのでございます。
    この件も、いま思えば、もう少しガマンすれば良かったのかも知れない。(爆!)
    しかし私としても、
    このお方に麻雀のマナーについてメインで教わるつもりはさらさらないし、
    それに何よりも、
    薄っぺらな上っ面の低次元なマナー論をメインで持ち出されてイイカッコされても
    こっちが納得できるはずもない。
    さらにつけ加えれば、私は
    「相手のアガリ方やゲームの行ない方にクレームをつけた」
    のではなく、
    「相手のゲームの収束の仕方が不自然だったので、その件について問いかけた」
    のである。
    こんなトンチンカンなコトを言われて、(しかもその時の精神状態からして、)
    私がキレないわけもなかった。
    ただこの件に関しても、
    当日その場に居合わせた方々には、
    不快感を与えてご迷惑をおかけしました、と
    この場を借りて、深々とアタマを下げるのみである。・・・m(_ _)m

    さて、この章で私が述べたいのは人間関係論である。
    なにゆえ上記の例を持ち出して
    自分の恥をさらけ出すような真似をしたのかと言うと、
    人間関係トラブルというものは、どちらにも言い分のあるものだし、
    片方だけが一方的に正しく、もう片方が100%間違っている、
    などということは、ほとんどあり得ないからである。
    さて、ここJサイトでは、意外にも人間関係に悩む人が多いと聞く。
    何を隠そうこのあらまあーにもいくつか相談が持ち込まれたし、
    それに巻き込まれたりもしたし、
    また自分自身に端を発した関するいくつかの人間関係トラブルもあった。
    お恥ずかしい限りである。
    ただ、将棋時代も含めれば4年近くもこのJゲームを見てきたこの私が、
    たったひとつ言えることがある。
    それは、
    (1)八方美人的な性格で誰からも好かれようとするタイプ
    (2)他人の言ったことや相手の様子をいちいち気にするタイプ
    (こっちが挨拶したのに相手が挨拶しないことを気にするタイプもこれに入る)
    (3)被害妄想意識が強く、常に、自分の悪口言われているのでは?
    と勘ぐるタイプ
    この3タイプの人は、落ち込みやすく、サイトから消えていきやすいタイプである。
    という鉄則である。
    メインで皆に挨拶して「可愛い系キャラ」を自己演出するタイプは、
    意外と他人から言われたことを気にし、悩んだりするものである。
    メインの「アイドル系」は精神的にも疲れる。(だよなあーーw)
    これはいままでJゲームの歴史が証明している。
    かつて何人の人たちがメインを賑わし、そして消えていったことだろう。
    人間関係での悩みを解消するためには、
    まず自身の『心構え』を変えるしかないのでないか?
    『メインのアイドルは定期的に交代しやすい』
    これは事実である。
    『メインのアイドル』と言っても女性とは限らない。
    つい最近の例を挙げれば、ある男子が、ある大物から、
    「あなたは不愉快です。私のそばには来ないでください!」
    と言われ、オロオロして、いろんな知り合いに相談していた。
    何を隠そう私も相談を受けた。(爆!)
    彼はもう30過ぎなのだが、
    知り合いの女の子はモチロン年下の大学生などにも相談し、
    くよくよ悩んでいた。
    が、相談されたほうは、かなり迷惑そうに、
    「あいつの愚痴はもう聞き飽きたし、言ってる事わからん!」
    と言われていた。(爆!)
    私に言わせれば、情けないやっちゃなああああ!(∇≦*)んもぉ〜♪
    ということになるのだが、本人にとっては切実な問題なのだろう。
    この彼の場合も、メインで顔文字を出して、
    いっせいに知り合いに挨拶するタイプだった。
    八方美人的な性格のプレイヤーは落ち込みやすい、という実例でもある。

    前章でも述べたが、
    これだけ人が集まってくる場所で、
    全部が全部、自分とウマの合う人間だ、などということはあり得ないのである。
    それは誰でも
    「みんなと仲良く世界が平和に(なんかの宗教? 爆!)」
    が理想であろうが、
    残念ながら現実はそうではない。リアルの世界、学校でも会社でも同じである。
    「合う人もいれば合わない人もいるのが当然」という考え方から入れば、
    気分的にもっと楽になれると思うのだが。。。。
    以前の号に
    「サイトで長持ちする秘訣(ひけつ)は、
    ふわふわと雲のようにイイカゲンに生きることである」
    と書いた。
    今でもその考えは変わっていない。
    ふわふわと雲のように。風に吹かれる柳のように。
    イイカゲンと言われようが不埒と言われようが、
    自分は自分だ!、くらいの開き直りが必要である。
    怒ってる奴がいたら怒らせておけーー。
    陰口言う奴は言わせておけーー。
    批判する奴にはさせておけーーー。
    で、いいんじゃないの?
    ゲームサイトに来てまで、つまらないことで悩んでどうするの?
    現実社会のわずらわしさを、わざわざウェブ上にまで持ち込むことはない。
    楽しいはずのゲーム場が苦痛にならないように、
    まずは、よし!と『ハラを括って』から、サイトやって来るべきである。
    ま、1度しかない人生なんですから、
    肩の力を抜いて、適当にやりましょ、適当に。。。
    ・・・・・・って、これが結論かい!(爆!)

    {2003年4月20日脱稿}

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    閑話休題 (ひさびさに復活しましたw)

    (お笑い!)あなたもなれるスーパーどんじゃらクンへの道!
    どんじゃらクンと呼ばれる種族がいる。
    「どんじゃら」というのは麻雀を簡単にした子供向けのゲームの名称で、
    やたらとドラが多いのが特徴でもある。
    どんじゃらクンになるのには、いくつかの条件がある。
    (1)とにかく、リーチがかかろうがかかるまいが、ひたすら要らない牌を切るこ
    と。
    (2)オーラスであろうとなんであろうと、他人のことなどお構いなしに
    ポンチーして、千点でもなんでもアガルこと。
    (3)リーチがかかっていようがいまいが、カンできる牌はすべてカンすること。
    (4)自分がどんなに点棒を持っていようと、ただひたすらリーチに向かっていくこ
    と。
    (5)ゲームがつまらない時は東の1局でも途中退出できること。(爆!)
    これらの条件を満たせば、誰でもすぐ、どんじゃらクンになれる。
    また、どんじゃらクンというネーミングからは若い人を想像してしまうのだが、
    実は、かなり年がいった方の中にも、どんじゃらクンは存在する。
    彼らは特に、社長どんじゃら、とか、ダンナどんじゃら、と呼ばれる。
    言うまでもなく、普通、雀荘で社長とかダンナと呼ばれるのは、カモのことである。
    (女流の場合はマダムどんじゃら、イケネーどんじゃらと呼ばれる。
    イケネーとは、イケイケねーちゃんの略である)
    この社長どんじゃら・ダンナどんじゃらは、どんじゃら歴も長いので、
    かなりネンキの入った麻雀を打つ。
    その特徴として、
    (A)オーラスで断トツの時でも、タンヤオ・ピンフの手でリーチする。
    (B)とにかくメンゼンでリーチが一番エライと思っている。
    (C)麻雀なんてツキだよ、と言うクセに、自分が勝った時は実力だと思っている。
    (D)發と中をポンしている相手にション牌の白を切って大三元をフリこんだりして
    も、
    「それは結果論だよ」と意味不明のことを言ったりする。(爆!)
    (E)もう自分の次のツモ番がないのにション牌のドラをさっと切って周囲をギョッ
    とさせ、
    流局するとノーテンである。(大爆!)
    などが挙げられる。
    特に(A)の場合、1発でツモって裏ドラが乗ったりすると、
    「ほらぁ、1発でツモる予感がしたんだよ!」
    などと、しょうもないチャットをして、得意げにふるまったりする。
    こういうオッサンに対して、
    「そのリーチって、意味ないじゃん?」とか、
    「いくら大きいトップ取ってもポイントの上がり方は一緒だよ」
    などと言っても意味がない。
    なぜなら、彼らは、
    輝かしい『どんじゃら道』をひたすら突き進んでいるのであるから。
    彼らがめざすのは、どんじゃらランクの上級、
    「スーパーどんじゃら」級なのだ。w

    また、一部の噂では、
    スーパーどんじゃらの上にもランクがあると言う。
    ウルトラ・スーパーどんじゃら、ウルトラ・スーパー・デラックスどんじゃら、
    ウルトラ・スーパー・スペシャル・デラックス・デコレーションどんじゃら(w)
    などであるらしい。
    これら超上級の資格については、身の毛のよだつ想いがするので、
    ここでは多くを語らないことにする。
    なお、どんじゃらクンをめざすには、
    それに向いている性格と不向きな性格とがあるらしい。
    どんじゃら適応型の性格というのは、
    (イ)負けず嫌いで、なおかつ他人の言うことをまったく聞かない。
    (ロ)別にうまくなりたいという意欲もなく、向上心なんてクソ食らえだと考えてい
    る。
    (ハ)勝ったときは自分の実力、負けた時は誰かほかの人のせいだ、
    という考え方が徹底している。
    となる。この3要素に『無言』が加われば、鬼に金棒である。(ぷぷぷぷー)
    どんじゃらクン、それはサイトのスーパースターである。
    「日本最悪ゲーマー大賞」にノミネートされるのも、
    常にどんじゃらクンのグループである。
    プロレスラーがめざすのは腕力・体力の向上、
    ネット麻雀プレイヤーがめざすのは雀力の向上だが、
    どんじゃらクンがめざすのは、知能の向上である。(爆!)

    かつて日本医学協会で研究テーマにもされた。
    「どんじゃら族の脳みそにつける特効薬はないものか?」、、、と。
    しかし残念ながら会議の結論は、
    『現時点では特効薬はなし』
    というものだった。
    残念ながら、
    現代の医学では「どんじゃら」に対する治療法は見出せないのだ。
    つまり、どんじゃらとは、AIDSやSARSのようなものである。
    しかし、なぜか厚生省は、
    いまだ「どんじゃら」を『難病』として指定していない。
    がんばれ、君らの未来は明るいぞ!
    突き進めーーっ! われらのどんじゃらクン!
    ・。・

    ___________________________

    {伝説の雀士の話}
    東京は神田(かんだ)、
    この地区にいくつかの大学のキャンパスが集中していた時代、
    この神田という街が「学生街」と呼ばれていた頃の話である。
    三省堂や書泉ブックマートなどの書籍会社のビルが立ち並び、
    ギターで有名な黒澤楽器店などがあるこの街には、
    当然のごとく、学生向きの雀荘もたくさんあった。
    その中のとある雀荘に今日まで語り伝えられている
    伝説の学生雀士の話である。
    この雀荘にいつも集まる4人組はこの界隈の学生雀士のうちでも
    トップクラスの打ち手たちだった。
    彼らは『鬼の四人衆』と呼ばれ、一般の学生たちからも恐れられていた。
    この中でも最も強いと噂される学生選手権チャンピオンのAが、
    その晩はなぜかツキがなく、負けが込んでいた。
    いつものように彼らはテツマンをしたのだが、
    翌日の早朝までにAは一人負け、それも、かなりの金額負け込んでいた。
    明け方4時過ぎに雀荘の近くを、消防車のサイレンの音が通り過ぎて行く。
    「この近所で火事か?」
    誰かがぼそっと言ったが、誰も答えなかった。
    やがてそのハンチャンが終わるとAはすっくと立ち上がり、
    ポケットからくしゃくしゃの札束を取り出して、卓の上ポイとに投げ出した。
    「負け分の金が足りない。家に行って取ってくる」
    そう吐き捨てて、素早く店の裏口から出て行った。
    「そう言えばあいつの実家、この近所だったなあ」
    「うん。ここから5分とかからん」
    残された3人は思い思いに体を伸ばし、
    言葉少なげに、ぼんやりとした頭で、Aが戻るのを待った。
    Aが雀荘に戻ってきたのは、30分ほどの後のことである。
    なぜか戻ってきたAの顔は汚れて真っ黒だった。
    Aはおしぼりで汚れた顔を拭い、
    ポケットにねじり込んでいたくちゃくちゃの札束を出し、負け分を精算した。
    「さ、続き、やろうか」
    4人は卓を囲み、ふたたび勝負が始まった。
    3人の誰もがAに聞きたい事柄があった。
    思い切って、一人が、たずねた。
    「お前そんな真っ黒な顔してどうしたんだ?」
    Aは、パイをツモってきて切りながら、ケロリとした顔で、あっさりと答えた。
    「家に帰ったら、家が燃えてた。
    おフクロが道端で、
    大事そうに手さげ金庫を抱きしめているのを見つけたから、
    泣きながらすがってくるおフクロの手から
    金庫をひったくって、
    中から金を頂戴してきた。。。。」
    3人はあっけにとられて、顔を見合わせた。
    それっきりAは口数も少なく、ただひたすら麻雀を打ち続けた。
    その数分後にAは四暗刻をツモり、さらにアガリ続け、
    そのハンチャンはかなり大きいトップを取った。
    それから四人の勝負は昼ごろまで続いたが、
    何度やってもAがトップを取り、
    一人負けだったAは、負け分を挽回したばかりではなく、
    いつのまにか一人勝ちの状況になっていた。
    あとの3人はただただ圧倒され、Aにいいようにアガリまくられた。
    Aは鬼気迫る表情で、ただただアガリ続けたのである。
    やがて正午になり、けっきょく勝負はA一人の大勝!
    もう3人の誰もが戦意を喪失し、Aに勝てる気がしなくなっていた。
    3人負けのまま、お開きとなったそうである。
    この伝説の学生雀士Aがその後どうなったのかは、
    誰も知らない。
    また、実際にこういう雀士が存在したのか否かも
    今となっては皆目わからない。
    この話が、
    『麻雀に強くなるということは親兄弟をも犠牲にしてしまうのだ』
    という戒めの寓話なのか、
    そうではなくて、あくまでも『実話』なのかも、
    現在では判別できない。
    ただ、こうした武勇伝が
    人の口から口へと今日まで伝えられているだけのことである。
                                       (了)

    ___________________________

    今年のRENコンは前代未聞!
    Jユーザー主流のコンサート会場になりそうだ〜
    (≧m≦)ぐふふぅぅ〜〜
    今年のRENコンは7月21日の海の日。
    なんと総勢50名以上のJゲームプレイヤーが参加する予定だと
    聞いています。こりゃスゲーや!!
    まずは、セルジオ・キシボーネこと岸野凡太郎こと
    キシボン(kishibojin)さんのメールから。(爆!)

    あららんおっはっす!
    お知らせするまでもありませんが一応送らせていただきやすぅ
    バンカースおもろいのかな・・・ (∇≦*)んもぉ〜♪
    私ごとで申し訳ありませんが活動中のバンドのセカンドCDが出来上がりました!
    またも自主制作ではありますが
    ファーストよりも遥かによく仕上がったと自負しています。
    今回は一曲を自作自演、
    あと一曲半(?)でもリードを取っていますので
    是非聴いてみてください。
    ここで試聴出来ます↓
    http://jdd-net.com/index_m.html
     話は変わりますが今年からJGMEでお馴染みのRENのバンドに加わり、
    今年の海の日(7/21)に吉祥寺でライブを行います。
    こちらはアマチュアバンドなので質より楽しさ優先と言う感じですが、
    私も一応数曲歌うほか
    コーラス、パーカッションでほとんど出ずっぱりで活躍予定です。
    RENもギターソロで頑張ります。
    去年も確か10数名のJ仲間が訪れ
    打ち上げはそのままオフ会となりました。
    なんと今年は50名近いJ仲間の参加が予定されており
    遠くは北海道、愛知、大阪、九州からも参加の声が上がっています
    恐らく前代未聞の大オフ会になるはずです。
    お忙しそうなので難しいかもしれませんが
    もしご都合が合ったら是非来てくださいね。
    詳細が知りたい場合は
    いなださん所有のサーバーに最新情報がアップされていますのでご覧下さい。
    http://loose&beat.d-files.com/index.html
    よろしくお願いします。
    (キシボンさんのメール:了)

    ということで、あらまあーがRENさんに伺ったところ、なんと参加予定メンバーは
    すごい顔ぶれです。以下は主な参加予定者(あくまでも予定の方)です。
    ラフレシア はまを 旅人 出目徳 DALI mienyan ファー子
    あらまあー あいまさ ☆ゆきの☆ よし×× 満福 飯田橋
    kingjunn 郡龍(=モロッコの辰) 或未完 moo_pi35 ミーコ
    megumi444 のぶえyes ボス0423 ひとみjack(改め・ひとみqueen)
    bom_ 拓郎 タンタン 雀帝 雀麗 かずね♪ママ 銀痔郎 GWQP
    だんじり ゴリ連 akuamarin さくらママ メロンCHAN CASIS @haruki
    gokichi BB.King エリカ19 Kaka m_aoi
    ね?すごいメンバーでしょう?
    あらまあーも今回は、
    拓郎さんやタンタンさん、
    また雀帝・雀麗夫妻にお会いできるのかと思うと、今から楽しみです。
    これから参加しようと思っている方、
    遠慮なく、ぜひ、RENさん・いなださん・キシボンさんまで、ご一報ください!^^
    ___________________________

    初級者版あらまあー
    第1部:「基礎知識編」、ついに配信!
    第1回配信は、
    mequmi444さん、トヨタのヤスさん、burubon6さん、mienyanさん、
    倉木麻衣さん、道明寺司さん、ボス0423さん、kirara☆さん、えみりん☆さん、
    ひとみqueen(ひとみjack 改め)さん、 チポりんさん
    などの皆さんです。
    今後も順次、希望者に配信する予定ですので、
    ご遠慮なく、あらまあー(本紙末尾のアド)までご一報ください。
    初級者版あらまあーは、
    第1部「基礎知識編」・・・基礎的な麻雀の知識、手役の説明など
    第2部「得点計算編」・・・和了手役の点数計算法(得点早見表付載)
    第3部「初級戦術編」・・・手作り、捨て牌からの待ち読みの基本、基本戦術
    という内容でお送りしたいと思っています。
    第2部「得点計算編」は5月下旬配信予定です。

    ボス0423さんから、
    「とても参考になった」という趣旨の感想メール戴きました。
    ありがとうございました。
    _______________________
    雀帝さんからのメール
    これはもうだいぶ以前に戴いたメールなのですが、
    やっと発表することができました。
    あらまあーがかつて
    牌王位戦決勝で『準優勝確アガリ』をしてしまった当時の
    週刊あらまあーの文章について、雀帝さんがご意見を語ってくれています。
    あらまあーがとても嬉しく感じたメールなので、
    ここに発表させて戴く次第です。

    浅草の粋人・あらまぁ様へ
    『週刊あらまぁ』お送り戴きましてありがとうございました。
    みなさんの活躍をつぶさに見る事ができて、たいへん、楽しく拝読いたしました。
    雀麗の記録も載っていて嬉しい限りです。
    >この900点差による準優勝、しかも2期連続の準優勝というのは、
    あらまあーにとっては不本意な結果で。
    似たような経験をあいさんの「感謝記念杯」で2期連続準優勝。
    2回目は「ひいい王」を追い詰めていて、まさかの逆転負けでした。
    それも、200点差でした。
    あの場面を何回迎えても迷わず同じ打ち方をするだろう
    と思いました。
    これが雀帝の麻雀。
    あの場面の打ち方について批難のメールまできました。
    よくよく、聞いてみると、
    対局を見ていないんです。
    ひいいさんが書いた対戦記を見ての批難でした。
    対局全体を見ないで対戦記だけで、
    批難のメールだす相手の気持ちが判らない。
    トップの会の人でした。
    200点の重みをあれほど、感じた事はありませんでした。
    あの最終局を迎えるまで、不運が重なっていきました、
    流れがひいいさんに・・・・。
    最近の大会で僅差での予選落ちとか、決勝進出を逃すとか多いですよね。
    みなさんの雀力が均衡してきて、ゲームが厳しくなっているのでしょうね。
    次の牌王位戦楽しみにしております。
    またの対局を!よろしくお願い致します。
    ありがとうございました。
                                    雀帝

    雀帝さんはもうご記憶にないかも知れませんが、
    だいぶ昔に、あらまあーは雀鬼一号さんや貴子さんなどといっしょに
    雀帝さんと長い時間打った記憶があります。
    当時あらまあーが感じたのは、
    雀帝さんがかなりキャリア(雀歴)のある打ち手であるということ、
    誰がなんと言おうと自分流の流儀を持っていらっしゃること、
    そして何より麻雀をこよなく愛していらっしゃること、などでした。
    最近では、雀帝さんのホムペに時たまお邪魔させて戴いていますが、
    『麻雀好き』『映画好き』という点は、あらまあーにも共通していますね。
    (ついでに、『〇好き』も加えますか? 爆!)
    雀帝さんはモチロンのこと、向台風さん、ヨッシャーさんなど、
    かなりキャリアのあるケレン味のある打ち手と打つ時は
    実はあらまあーは、かなり気合いが入って本気モードになっているんです。w
    さらに雀グループには、雀麗さんを始めとして、
    エース雀鬼一号さん、雀子さん、今回の牌王位戦にも出場していた雀くん、
    また先日の「ひとみ杯」で3位に入った雀八さん、など
    個性溢れる面々が集まっていますね。
    7月21日のRENコンでは雀帝・雀麗ご夫妻にお会いできると聞いて
    今からこのあらまあー、楽しみにしています。
    今後とも未熟なあらまあーを、よろしくお願いします。m(_ _)m
    ということで雀帝さんからのメール、ご紹介しました。


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    寄稿:ひとみqueenの華麗なる職歴! 作・ひとみqueen

    週刊あらまあー愛読者のみなさん、こんにちは。
    ひとみjack改めひとみqueenです。
    更なる飛躍を目指しjackからqueenへと生まれ変わりました。
    さてさて、またこの無趣味な私に原稿依頼がきてしまいました。
    だから麻雀とパチンコ以外興味がないのにこれ以上何を書けというのですか!!
    あっ、そうだ!学生時代に様々なバイトを経験したんで、
    その苦労話でも書こうかと思います。

    その@(ピーマンの袋詰めとじゃがいもの皮むきをする)
    私が初めて労働してお金を得たのは中学生の時です。
    中学生のできるバイトといったらごくごく限られています。
    近所のおばちゃんがピーマンの袋詰めとじゃがいもの皮むきの仕事を自宅でやってい
    たので、それを手伝うことにしました。
    ピーマンの袋詰めなんてダンボール1箱で50円、
    じゃがいもは1kgあたり10円という低賃金ながらも
    勉強もせずせっせと労働にはげんでいました。
    多い時は一ヶ月で1万円くらいになり、もう嬉しくて全部漫画代にしていました。
    (漫画購入の為に働いていた)

    そのA(スーパーのバイト)
    こんな中学時代を過ごしながらも無事、高校進学できた私。
    これからはバイト三昧だーー!と思っていたらその高校、バイト禁止だったんです。
    そんな校則、守る子なんていませんよねー(笑)
    とにかくどこでもいいから働きたいという思いでスーパーの店員になりました。
    レジ担当になったのですが、この当時はバーコードなんてありません。
    そして、ここってば野菜に値札がついていないんです!
    野菜の値段は自分で覚えることと言われて、たったの2時間で退職の決意をしまし
    た。

    そのB(寿司を握る)
    高校生可というとこなら手当たり次第面接をしまくり、
    次はお寿司屋さんでバイトすることにしました。
    はいったその日に巻き寿司を作り、いなりを作りで結構楽しかったです。
    つまみ食いも沢山できたしねー。
    ここで一番困ったことは、シーチキンの缶詰を切れなかったんです!
    そう、缶きりが不器用で使えなかったんです。
    優しいおばちゃん達に指導してもらい、一ヶ月以上は働いてました。
    しかし、先公に見つかってしまい、やむなく退職しました。
    (3日間停学&反省文書いた)

    そのC(大衆理容で働く)
    停学をくらったのでしばらくはおとなしくしていました。
    年末に母の友人の紹介で大衆理容で一週間限定で働くことにしました。
    ここはきつかった・・・。
    年末でとても忙しく更に冬なので水が冷たい。
    あかぎれができて、立ちっぱなし。休憩はたったの30分。自給は400円!!
    母の紹介なのでやめるわけにもいかず、一週間頑張ってタオルを干し続けました。
    しかし400円ってないよな・・・。この当時の最低賃金でした・・・。

    そのD(本屋さんで働く)
    思えば、この職場が私の一番のパラダイスでした。
    漫画大好きっ子の私は暇さえあればレジで漫画の立ち読みをしていました。
    なんといっても発売初日に読める!それと密かな楽しみは・・・。
    いかにも高校生らしい少年が成人本をレジにもってくる。
    「お客様、申し訳ありませんが、
    こちらの本は未成年の方には販売できないことになっております」
    少年はすごすごと帰っていく。うーむ・・・。可哀想に・・・。
    でも仕方ありません。法律で決まっているのですからねー。結構これはくせになりま
    した。(笑)
    ここの本屋さんは高校卒業するまで働いていました。

    そのE(漬物を切りまくる)
    短大に進学した私は、大学近くの漬物工場で働くことにしました。
    (アパートからとても近かった)
    周りは、ばばぁばっかりで、若い男なんて一人もいやしない。
    それに三角頭巾にマスクに長靴。華の乙女がこんな格好していいのか??
    ひたすらたくわんを切り、高菜を切り、白菜を切り、そして腰が痛くなる・・・。
    漬物は好きだけど、こんな出会いのないところなんていやだ!!
    (当時、私には彼氏というものがいなかった)
    はい、5日間で退職しました。

    そのF(雀荘でお茶くみ)
    よく通っていた雀荘がバイト募集していたので、そこで働かせてもらうことにしまし
    た。
    マスターも私の顔を覚えていたらしく即採用。
    ただで打てるのかなぁと思っていたけど、甘かった。雑用ばっかりでした。
    この雀荘、3人打ち麻雀してる方がほとんどで、
    お茶をいれながら後ろから覗きこんで勉強していました。
    3人で打ってると結構、大物手がでますよねー。
    あぁ、私も打ちたい、打ちたい・・・。
    そう思いつつ牌を磨き、灰皿を掃除し、
    結局、麻雀への欲望を捨てきれずやめてしまいました。
    だってー、見てるだけなんて私には酷だわー。
    打てたのは店が終わった後、他のバイト生と遊びで打ったことぐらい。
    お客さんとは少ししか打たせてもらえませんでした。

    そのG(・・・。)
    手っ取り早くお金を稼ごうとスナックでバイトしようと思い、面接に行きました。
    普通のスナックかと思いきや、やけに店内が暗いぞ・・・。
    あれ?女の子がみんなTシャツとパンティ1枚なんですけど?
    そう、ここはキャバクラだったのです。
    ここで断ることができず、なくなく面接だけしました。
    履歴書をもっていったのですが、電話番号もバッチリ書いてある。
    「では、明日からお願いします」と店長さん。
    「はい、わかりました」
    もちろん行きませんでしたけど。しばらくは居留守を使ってましたよー。
    キャバクラならキャバクラとちゃんと書いて募集して下さいねー。

    そのH(ホテルに就職する)
    短期間のバイトを書いてしまうときりがないので省略します。
    短大を卒業してホテルに就職しました。
    このホテルはビジネスホテルなのですが、温泉もついているんです。
    私は温泉のフロントに配属になりました。
    まず、男性の方には男性用のロッカーキー、
    女性の方には女性用のロッカーキーを渡します。
    ここで、あなたは男なの??女なの??性別が判らない人っていませんか?
    ホテル宿泊のお客様もここの温泉を利用できることになっていたのですが、
    その方達は大抵浴衣でいらっしゃいます。
    微妙に長髪で微妙に太めの方、おじさんなのか、おばさんなのか、判らないんです。
    声を聞いてやっと性別が判断できるんです。(笑)
    あと、一番困ったことは、サウナの中にテレビがついているのですが、
    チャンネルを変えなければいけない時、
    そりゃあ女性風呂ならはいれますよ。私は女性ですからね!
    問題は男性風呂です。
    リモコンはフロントが管理してるものですから、
    私がチャンネルを変えに行かなくてはなりません。
    先輩達はこれも洗礼だからと、一度経験すれば、あとは平気になるからと・・。
    はいっていきましたとも。男性風呂に!!見たくなくても見えるんですよー。
    堂々としてる人もいれば、タオルで隠す人もいるし。
    確かに2回目からはひらきなおりで平気になりましたけど。しょうがない。
    これも仕事ですからねー。
    もし、あなたが男性で温泉にはいっていて、
    ホテルの制服を着た20歳の乙女がはいってきたらどうしますか?(笑)
    このホテルで今の旦那と知り合い、めでたく寿退社となりました。
    ここが私が労働してきた最後の場所です。

    それ以後、ぐうたら主婦をしていますが、また社会にでて働きたいなー。
    なにか時給がよくて楽な仕事ってありませんかねー?
    今の世の中あるわけないか・・・。
    (おわり)

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    大会報告

    牌王位戦
    第14期:
    予選
    或未完:135000 あらまあー:134700 雨宮凛:114500
    みたりんこ:102200 雀帝:95600 (以上5名・準決勝進出)
    準決勝:
    @naba:117400 雀帝:111200 英ひで:104500 (決勝進出)
    決勝:
    @naba197700{優勝} 英ひで176000{準優勝} 
    雀帝124300 持杉ドラ夫102000
    ということで、ナバさん王位返り咲き、おめでとう!

    第15期:
    総勢16名4卓の中から
    タンドン、正樹、銀痔郎、デルガド、ms1155、うたかた、はまを、ミーコ、雀麗
    の9名が{敬称略}、準決勝進出。
    ms1155(161900)、tandon777(129400)、はまを(118600)
    の各氏が決勝に進出しました。
    ♪お(^O^)め(^。^)で(^O^)と(^o^)う(^。^)♪

    牌王位戦第13期・14期の決勝の再現映像は、こちらから。
    いなだシステムによる試合再現↓
    http://loose&beat.d-files.com/index.html

    ↓牌王位戦情報はひいいさんのHP『ひいいの麻雀研究』にて
    http://www.ix3.jp/hiii/


    第3回ハンゲ麻雀大会(チームJ=主催:そあらuz31)
    優勝:そあらuz31 準優勝:GWQP 3位:蟹江
    ということで、そあら、おめでとう!(って、君は主催だろうが、つううのw)
    ちなみに、あらまあーは準決勝敗退でした。(;▼▼A アセアセ・・・
    第1回、第2回大会の優勝者は
    それぞれ、ふくねこさん、サンダーVさん、でした。
    なお第4回大会は5月8日に予定されています。
    詳しくは、そあらさんのホームページでご覧になってください。
    http://members.goo.ne.jp/home/soarer_uz31


    大会告知
    ボス0423さんが大会を行なうそうです。
    日時は5月10日(土曜)21時からです。
    優勝、2位、3位、ブービー、ヤクマン達成者、など
    豪華盛り沢山の賞品が用意されているそうです。
    詳しくは、ボスさんのHP「ムササビの館」にて。
    http://homepage3.nifty.com/musasabi0423/


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    寄稿:続・部屋と麻雀と私 作・ナバ(@naba) 
    お久でございます
    正月増刊号エッセイの続きを書きます

    これは今でも忘れることのない恐ろしい対局です
    私が高校卒業間近の自由登校の頃です
    例によって朝っぱらから麻雀を友人と楽しんでいました
    対局を重ね夕方薄暗くなりかけていた頃の出来事です
    対局も終盤に差し掛かり南3局の親を迎えました
    TOPは南2局の親で連荘したW氏:持ち点40000強
    私は28000持ちの2着
    南家がN氏で20000弱
    西家がY氏で10000弱
    という点棒状況でした
    私の配牌は
    一二五五五??(3)(9)北白白発中
    ?はソーズでしたが忘れました
    ドラが2ピンでした
    私は一打目 北 打ちました
    するとダンラスの西家Y氏がオタ風の北を躊躇せずポン
    このY氏は純チャン三色や純チャン二盃口など
    癖のある手が得意です
    これは気をつけなければ・・・・
    全員が不穏な動きの中、順目は進み
    その後中盤私の手は
    一二五五五七九白白白発発中
    となっていましたが
    場に字牌がほとんど出てないマンズの高い局になっていました
    それは下家のN氏がマンズに染めていたからです
    このN氏メンチンが得意で
    考えることなくメンチン作って迷わずロンします
    複雑な形でも悩まないので
    メンチンのN氏の異名をとる怖い存在です
    マンズもきりづらいがここに中をつもってきては
    切るしかない二を切って
    一五五五七九白白白発発中中
    となりました
    誰かー! 八か発中鳴かせろーって心で叫んでました
    しかしテンパイ以外に字牌は出そうにない・・・・
    そして次順発ツモ
    このツモで一気に心臓がバクバクし始めました
    バクバクを抑えながら当然一切り
    五五五七九白白白発発発中中
    メンホン・小三・三暗刻・・・親倍
    八だせーーーーーー
    心で叫んでいました
    しかし最初に北を鳴いた西家Y氏は六打ち
    ( ̄へ ̄|||) ウームおしいいいいーーー
    でも六打ってくるってことはテンパイしたかー
    危険だなー
    などと心を落ち着かせながら2順後
    とんでもない物を引いてしまいました
    盲牌した瞬間・・・
    親指に感じる先の尖った感触が飛び出しそうになった心臓に
    ぐさっと刺さるような感覚にとらわれました・・・
    そう引いたのは紛れもなく・・・・・中
    八だせーと心で叫んでいたわたしは
    予想もしてなかった出来事に絶句
    そして一瞬頭真っ白になりました
    五五五七九白白白発発発中中中
    なんじゃこりゃーーーー
    自分に落ち着け落ち着け
    何度も問いかけ 九を切りました
    五五五七白白白発発発中中中
    生まれてこの方こんなにバクバクしたのは初めてでした
    このとき体は硬直し動くこともできませんでした
    次の順 ツモ一万 盲牌時に一瞬 ビクっとしました
    手はもう汗でベトベトになってました
    一万ツモ切り
    俺・・・・親だから・・・・144000点
    ぬをををををーーーー
    ドックンドックン今にも心臓が飛び出しそうで
    手が微妙に震えてました
    そしてメンチン風の下家がリーチしてきました
    ぬぬぬ
    それに対し西家四万ツモきり   おしいいいい
    そして次につもってきたのは
    ・・・・・東
    危険だわかっている
    わかっているんだー
    メンチンみえみえのリーチに四万打ってる西家
    危険すぎる
    しかし七万もメンチンに危険
    東は暗刻であってくれー
    いけーーーーーーー
    ロン !!!
    東東南南西西西123{チー}北北北{ポン}
    ( ̄口 ̄;)ガーン
    そのまま私は後ろに仰向けに倒れました
    終わったー
    もちろん小四喜 !!!!
    しばらく起き上がることなく
    そのまま倒れたまま動けませんでした
    リーチを掛けたメンチンN氏は私に言いました
    N氏:『なんでそんなみえみえ振るかなー』
    W氏:『何やってんだよーそんなの切るかー』
    N氏:『ナバらしくもないー』
    N氏:『俺も役万リーチだったのにー』
    N氏が牌を倒しました
    二二六六六七七八八八九九九
    リーチメンチントイトイサンアン
    高目三連刻で役万 つもって四暗刻
    それも見ようとせず私は仰向けに倒れたままでした
    そしてN氏とW氏が私の手を空けました
    ぬををををををなっじゃこりゃー
    N氏:『東 しゃーない』
    W氏:『ごめん さっきの言葉撤回』
    Y氏:『おっそろしー何これ こんなのと勝負してたんかい』
    私は32000を支払い ぶっ飛びで終了しました
    3人が役万テンパイで戦ったこの勝負に決着はつきました
    私はこれを思い出すと今でも寝つきが悪くなります
    皆さんもお気をつけて・・・・・
                            (終)

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    月間データ・ランキング
    (3月1日〜4月1日)
    ポイント部門(ランカー対象)・増加数値ベスト30
    1.esakagu 2457.25⇒2793.5 (+336.25)
    2.yamasasi 2593.25⇒2915 (+321.75)
    3.アトレイユ 2227.5⇒2532 (+304.5)
    4.benz200 3843.25⇒4134.75 (+291.5)
    5. 燕 2969⇒3250.5 (+281.5)
    6.ニッシークン 4197.25⇒4474.5 (+277.25)
    7.a_su 1969.5⇒2224.5 (+255)
    8.coro14 2583.25⇒2827 (+243.75)
    9.ohagi88 3193.25⇒3429.75 (+236.5)
    10.じじうさぎ 2614.25⇒2848.25 (+234)

    11.道明寺司 2087⇒2297 (+210)
    12.まさすぅ 2662.75⇒2872.5 (+209.75)
    13.chyuko 2074⇒2283 (+209)
    14.狂虎 2418.75⇒2618.25 (+199.5)
    15.かんぶる 2515.25⇒2712.5 (+197.25)
    16.kishibojin 2639.5⇒2836.5 (+197)
    17.フルチャン 3384.75⇒3577 (+192.25)
    18.ms1155 2045⇒2237.25 (+192.25)
    19.時継 2395.75⇒2587 (+191.25)
    20.篠芙 3136⇒3325.25 (+189.25)

    21.satokim 2250.25⇒2434.5 (+184.25)
    22.J-BOY 5027.5⇒5197 (+169.5)
    23.飯田橋 3049.25⇒3214 (+164.75)
    24.元気181 2022.25⇒2185.75 (+163.5)
    25.shio777 2079.25⇒2240 (+160.75)
    26.ayabu76 3637.75⇒3796.5 (+158.75)
    27.春雷 1979⇒2133.5 (+154.5)
    28.kingjyunn 3109.75⇒3260.25 (+150.5)
    29.ミーコ 2245⇒2393.75 (+148.75)
    30.とらのこ 2080.5⇒2227 (+146.5)
    {次点:y-tu 2036.5⇒2182.75 (+146.25)}
    _________________________

    トップ率部門・上昇数値ベスト30

    1.esakagu 27.23⇒27.87 (+0.64)
    2.kishibon 28.25⇒28.68 (+0.43)
    3.雀帝   24.61⇒24.96 (+0.35)
    4.satokim 26.35⇒26.68 (+0.33)
    5.y-tu 25.55⇒25.88 (+0.33)
    6.ohagi88 25.56⇒25.86 (+0.3)
    7.とらのこ  27.73⇒27.99 (+0.26)
    8.a_su 25.18⇒25.44 (+0.26)
    9.ThunderV 29.71⇒29.96(+0.25)
    10.chyuko 26.41⇒26.64 (+0.23)

    11.愛子だよ 21.59⇒21.82 (+0.23)
    12.はまを   28.47⇒28.67 (+0.2)
    13.たれちゃん 33.57⇒33.76(+0.19)
    14.じじうさぎ 28.9⇒29.09 (+0.19)
    15.Melissa 21.32⇒21.51(+0.19)
    16.ミーコ 20.91⇒21.08 (+0.17)
    17.kiyobegg 27.67⇒27.83(+0.16)
    18.篠芙   24.49⇒24.65 (+0.16)
    19.ayabu76 23.67⇒23.83 (+0.16)
    20.coro14 25.74⇒25.89 (+0.15)

    21.まさすぅ 26.1⇒26.24 (+0.14)
    22.向台風 28.61⇒28.73(+0.12)
    23.赤いたぬき 24.63⇒24.75(+0.12)
    24.元気181 24.36⇒24.48(+0.12)
    25.動く標的 24.18⇒24.3 (+0.12)
    26.コナン2世 29.37⇒29.48(+0.11)
    27.まこちゃん 26.18⇒26.29(+0.11)
    28.或未完 23.17⇒23.28 (+0.11)
    29.popot 22.3⇒22.41 (+0.11)
    30.naoshi2001 25.51⇒25.61(+0.1)
    {次点;狂虎30.45⇒30.54(+0.09)}

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    突撃!となりの麻雀卓(ってオイオイ、σ(・_・ )はヨネスケかあ? 爆!)
    第5回・第6回一挙掲載!
    今回は、2試合分の対局をお贈りします。
    1試合目は、
    もうだいぶ前の収録ですが、午前中の2ロビ・レディース卓の観戦記、
    2試合目は、つい最近。第15期牌王位戦の準決勝第1試合から、
    持杉ドラ夫前牌王位、雀麗さん、うたかたさん、銀痔郎さんの対局を
    ご紹介します。
    (注意:プレイヤーの名称は敬称略とさせて戴きます)

    _____________________
    {第5回}対局者:mienyan ★ルフィ☆ Barbie tsunoちゃん(起家順)
    東1局、出オヤのミーニャンが8巡目、
    一一六八(6)(7)56789西中 (ドラ:六) 
    という手。リャンシャンテンです。
    手変わりによっては6・7・8の三色も期待できそう。
    ここへ8ピンツモ、中打ちでイーシャンテン。
    ところがその2巡後の10巡目、北家のツノちゃんがリーチ!
    一二三四五六(2)(3)22444
    1・4ピン待ち。
    ミーニャン、直後に7ソウを引きテンパイ!
    一一六八(6)(7)(8)567789
    と、カン七マンテンパイで、追っかけ。
    しかし南家ルフィが1ピンで放銃!
    ツノちゃん、2600点の和了です。
    東2局、ツノちゃんの速攻!
    東、五マンとポンして、カン二マンをチー。あっという間の3フーロですが、六七八中 五五五{ポン}一二三{チー}東東東{ポン}
    となったのが6巡目。
    ミーニャンが、最初に捨てていた中をふたたびツカみ、ツモ切り放銃!
    うーーん、ツキがない! ミーニャン、ファイトーー!
    どうも開局で先制リーチした途端もう一人のリーチにフリ込まれてしまったところから、
    ちょっとリズムに乗りそこなったかも。
    ツノちゃん3900の和了で、このゲーム頭ひとつ抜け出しました。
    東3局、オヤのバービーに面白い手が入ります。
    一一三四五六八八九(3)456 (ドラ;(4))
    と、一気通貫含みの手。
    うまく大物手に仕上がればゲームの決定打になるかも知れません。
    ところが開局から好調のツノちゃんも、
    三三五六七(2)(3)45北白白白
    と、すでにイーシャンテン。これが9巡目です。
    しかしここはヤミテンでルフィが門前タンヤオ・ドラ1の2600を和了。
    フリ込んだミーニャンにもドラが2枚入っていて、これは致し方ないところ。
    ここまで、ツノちゃん32500でトップ、2位がバービーとルフィが25000で並び、
    ミーニャンが17500と、ちょっと離された感じです。
    しかしラス親はツノちゃん、
    ミーニャンもハネ満ツモなら一気にラスからトップに踊り出ます。
    ネバーギブアップ、ミーニャン!
    ツノちゃんを追うルフィ・バービーにしても、
    1300−2600(計5200)をツモるかツノちゃんから3900のジカ取りで、逆転!
    まだまだ予断を許しません。
    東4局、ラス親のツノちゃん、アガリやめをネラって逃げの態勢に入ります。
    (3)(3)(7)(7) 二三四{チー}222{ポン}中中中{ポン}
    三フーロして要牌どうしのシャンポンですから、ちょっとむずかしいかな?
    と思っていたら、逆転を狙うバービーが3ピンを勝負!
    ツノちゃんが、ロン!!
    さすが牌王位戦決勝にまで勝ち進んだ経験者のツノちゃん、
    最後まで軽快にアガリ切って地力でトップをもぎ取った、という印象の試合でした。
    試合結果:
    ツノちゃん54000 ルフィ25000 バービー23500 ミーニャン17500
    ______________________

    {第6回}第15期牌王位戦・準決勝第1試合より
    対局者:うたかた 持杉ドラ夫 雀麗 銀痔郎(起家順)
    東1局は、雀麗がピンフ・ドラ2の3900を出オヤのうたかたから討ち取り、
    まずは一歩抜け出しました。
    東2局、オヤになったドラ夫前牌王位に、
    四四五五六七(2)(3)(4)56北北(ドラ:北)
    という好形が入っています。なんと、ドラの北がトイツ。
    このイーシャンテンは、有効牌が三・六・四マン、4・7ソウ、北と、幅広く、
    これが4巡目ですから、ドラ夫の楽勝かと思われました。
    ところが、仕掛けていったのは南家の雀麗、
    中、發、とポンして染め手に進み、
    134456北 中中中{ポン}發發發{ポン}
    と、ソウズのホンイツのイーシャンテン、一気に大物を狙います。
    上家のドラ夫、前述の幅広いはずのイーシャンテンがなかなかテンパイせず、
    ツモ切りを続けます。
    雀麗、上家から2ソウが出ると、チー。
    さて、ここはどうしましょうか?
    134456北 中中中{ポン}發發發{ポン} [上家から2ソウ]
    選択肢はいくつかあって、
    (1)カン2ソウ(123)でチーして北打ち、4・7ソウ受け。(和了点770
    0)
    (2)234でチーして北打ち、1ソウのタンキ待ち。(和了点7700)
    (3)123でチーして4ソウ切り、ドラ北のタンキ待ち。(和了点12000)
    (4)234でチーして1ソウ切り、ドラ北のタンキ待ち。(和了点12000)
    (5)チーしない。
    雀麗が選択したのは(4)でした。
    さすが、何度もタイトル戦の決勝まで進んだ経験のある雀麗、
    いったん攻めがツボにハマると大物手を連発し、
    かなり大きいトップを取るタイプの彼女らしい選択だと言えるでしょう。
    もちろんション牌の北が切りづらいという事情も手伝って、
    ここはあくまでも和了点の高いほうを選びました。
    これもアリ、だと思います。
    456北 中中中{ポン}發發發{ポン}234{チー}
    ところで、楽勝かと思われたドラ夫のほうはいっこうに有効牌を引かず、
    局の終盤でひと食いして形式テンパイし、オヤ流れをなんとか防ごうとします。
    ドラ北は、中盤に銀痔郎もツカまされ、回し打ちを余儀なくされます。
    ところがところが、レンチャン狙いのドラ夫、最後のツモで3ソウをツカみます。
    雀麗の捨て牌には、
    ソウズは1ソウ、2ソウ(テンパイ後に引いて来てツモ切り)のみ。
    満貫クラスが見えているだけに、この3ソウは、
    ウーーム^^;切れないですねー。
    ここで楽観的な大ざっぱな読みをする人なら、
    下(しも)の牌の2ソウを食っているのだから、
    アガリは上のほうの牌(58ソウとか69ソウ)か字牌だろう、
    なんて言って、エイヤッ、と3ソウを切るところでしょう。
    (モチロン、何も考えてないどんじゃらクンも、3ソウを切るでしょう。 爆!)
    しかし、たとえ通っても、これは暴牌でしょう。
    ドラの北が場に見えていないこともあり、2ソウを食う前の雀麗の手牌が、
    13445北北 中中中{P} 發發發{P}
    であるはずがはない、とは誰も断言できないのです。
    ここで2ソウチー、打ち1ソウなら、ハネ満の手。上図の北2枚が白でも同じです。
    準決勝の第1戦でハネ満放銃は、あとがキツイです。
    ここはしばしの熟慮の後、ドラ夫前牌王位、手を崩してオリます。
    当然でしょうね〜。
    ガードの甘いあらまあーでも(w)、この3ソウはちょっと・・・・。
    結果、流局して、うたかたと雀麗の二人テンパイで荒局となります。
    東3局、ここまで雀麗が30400と、ややリード。
    あとの3者は横並びで22000〜23000だいの持ち点、
    モチロンまだ勝負はこれからです。
    一二三四(1)(3)(4)(5)(6)1167(ドラ(1))
    オヤの雀麗が上図の手牌になったのが9巡目、
    ドラ1ピンだけに2ピンを引きたいところですねー。
    この時、北家のドラ夫、純チャン三色系の食い仕掛け。
    一二三(7)(9)13789  七八九{チー}
    ところがなんという皮肉か、勝負の神の悪戯か、
    この直後、雀麗が絶好のカン2ピンをすっぽり引き込むのです。
    二三四(1)(2)(3)(4)(5)(6)1167
    おーー、なんてオイシイとこが入ってテンパイなんだろう!w
    取りあえずはヤミテン、直後、下家の銀痔郎、8ソウでフリ込み!
    雀麗、リズムのいい和了です。2900点の収入。
    しかし、ここまでじっと息を潜めてチャンスを狙っていた
    うたかたに、3局1本場、一発逆転の大物手が入ります。
    三四四五五六八八(6)(7)567
    この手でテンパイしたのがなんと3巡目ですから、ほかの3人は、たまりません。
    即リーチせずに落ち着いて1巡待ったのが大正解で、次巡七マンツモ、
    四マンと手替わりして、リーチに出ます。
    三四五五六七八八(6)(7)567(ドラ(8))
    5ピンツモなら、裏ドラ関係なくハネ満という絶好の逆転手。
    やがてドラの8ピンのほうをツモり、満貫!
    いよいよ、うたかたが30900でトップに踊り出ました。
    2位は雀麗29200、ドラ夫が21400、銀痔郎が18500でそれを追うとい
    う展開、
    雀麗とうたかたは、わずか1700の差!
    ドラ夫は満ツモか直撃で、モチロン逆転、
    ラスの銀痔郎にしてもハネ満ツモ(もしくはジカ取り)でぶっこ抜き逆転があり、
    とても面白いスリリングな状況で、オーラスを迎えることになります。
    最終局、
    チートイツ・ドラ2のイーシャンテンから雀麗が仕掛けます。
    通常、チートイのイーシャンテンから鳴いていくと不発に終わることが多いのです
    が、
    意外にも鳴きたいトイツが次々と出て、
    (9)(9)77 八八八{ポン}(7)(7)(7){ポン}222{ポン}
    と、あっという間のテンパイ。ドラ9ピンと7ソウのシャンポンです。
    この手に、
    イーシャンテンでツモ切りを繰り返していたうたかたが、
    六六八九九九(3)(4)123西西
    という手に9ピンを引いてきてツモ切り放銃!
    臆せずに思い切りよく仕掛けていった雀麗の、再逆転トップとなりました。
    「魅入られたようにドラを振ってしまった」とは、局後のうたかた談。
    「何もできないうちに終わってしまった」と、銀痔郎。
    「東1で3ソウでオリたのが失敗だったかなー?」と、敗因分析のドラ夫前牌王位。
    いやいやあの3ソウは切れませんよー。^^;
    最後まで見ごたえのある対局でした。
    普段はいっしょに打つことのほとんどないこの四方、
    とても珍しい組み合わせの対局が見れるというのも
    牌王位戦ならでは、だと思いました。
    対局者のプレイヤーの皆さん、お疲れ様でした。
    試合結果:
    雀麗57200 うたかた22900 ドラ夫21400 銀痔郎18500

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    編集後記
    冒頭の挨拶を書いていて思ったのですが、
    確か、ついこのあいだ三社祭のこと書いたんだっけなあ、
    というのが偽りのない実感。
    つまり、1年経つのは早いものです。
    すぐに暑い夏が来て、またすぐに秋が来て、
    あっという間に1年が過ぎるんでしょうね〜〜。
    今回のメインテーマ、
    ちょっと書き過ぎてしまったかも・・・という反省はあります。
    しかし、人が集まりチャットというコミュニケーションのある場、
    かならず、人的トラブルというものはあるものだと思っています。
    数ヶ月前にハンドル削除を決意し実行したある元30%プレイヤーが
    つい先日メッセでこう嘆いていました。
    『いくつか人間関係のもめごとがあって、もうJがイヤになった。
    大抵の人間は片方の言い分だけを聞いて俺が悪いと結論するらしいけど、
    俺のほうにも言いたいことは沢山ある!
    まったくイヤになる!
    それに俺が削除するって話を耳にして、
    次はどんなHNか? って聞いてくる奴がいた。
    大きなお世話だ、って言いたいよ!』
    同じような経験をしたあらまあーには
    彼の気持ちが痛いほどによくわかります。
    リアルの世界でもサイトでも人間関係で悩む人が多い現代ですが、
    やはり、
    『自分が感じた不快感は、相手も同様に感じているかも知れない』
    ということだけは、胸に刻んでおくべきだしょう。

    寒い日や蒸し蒸しする日が交差する時期ですが、
    皆さん、体調を崩さないように、頑張ってください。
    ではまた、次号にて。。。

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