【予選合計】

　予選で絶好調だったのは、あらまあーさん。第１戦でトップ、第２戦で連続トップを取り、２戦合計で108700点、この時点で当確です。３戦めは沈むものの、図った守りでしょう、トータルで２位の立派な成績で予選通過でした。
　予選第１戦でトータルトップに立ったLOTO.6さんでしたが、第２戦で２位、第３戦で４位となり、３戦トータルでは８位でのちょっとハラハラした予選通過でした。
　tsunoちゃんは第１戦トップで好調な出だし。第２戦で３位、第３戦で２位とキープしてトータル７位で予選通過でした。
　今回初参加、１００Ｐちょっと（参加者中、最低ポイント）の雷の覇者さん、第１戦トップでした。第２戦で３位、第３戦で２位とキープして、トータル５位。予選通過です。

　前々回のリベンジを果たしたい雀子さん。第１戦２位ながらも32800点を取ります。第２戦で４位ながらも、第３戦でまくりのトップを取り、トータルで４位。堂々の予選通過でした。
　「大会に弱いのかも・・」との風評が出始めて来た出目徳さん。第１戦惜敗の２位、第２戦と第３戦は３位に甘んじて、トータル１７位、予選敗退でした。
　最近高トップ率でランクインし、初参加のs.yamaneさん、第１戦は惜敗の２位でした。しかし、第２戦４位、第３戦３位と奮わずに、トータル１４位で予選敗退でした。
　今度こそはと意気上がる持杉ドラ夫 さんは、第１戦２位、第２戦２位と、ここまでは健闘しますが、第３戦、予選通過を狙っての勝負に敗れ、よもやのドボン・・・-1000で、トータル１８位。牌王位戦決勝戦でいつドラ夫 さんの姿を見られることでしょうか・・・・。
　雨宮凛さんは、第１戦２位、第２戦３位、第３戦３位と力を発揮できずにトータル１６位でした。
　緊張しておなかが痛くなると言っていたあい１１１２さん、３位・２位・３位と奮わずに、トータル１５位、予選敗退でした。
　第１期・第２期の牌王位であった@nabaさん。第１戦３位、第２戦２位、そして迎えた第３戦、意地のトップをとって、トータル３位の立派な成績。予選通過です。
　初参加のhayukuさん、ご職業は脚本家だそうですが、大会の成績も脚本通りにいくのか？　３位・４位・４位といいところなしでした。残念ながらトータル１９位、ブービーでした。
　大会に強いと評判のIIKANJIさん、４位・１位・４位と乱高下でした。結果トータル６位で予選通過でした。トップを１回取るかどうかの差、２００００点のオカの差が大きいんです。トップ１回取って、ビリ２回でも予選通過できたケースです。
　seikyさんは、第１戦、第２戦、３位・４位と出遅れますが、第３戦でトップを取りました。しかし、IIKANJIさんより順位成績はいいものの、トータルで１１位の惜敗でした。惜しかったです。
　今大会２回目の★ろみ★さんは、４位・１位・３位で順位成績はseikyさんと同じでしたが、トータルでは１３位・・・予選敗退となってしまいました。
　海千山千の雀帝さんは、第１戦４位で、トータル１８位の苦しいスタートでした。しかし、第２戦と第３戦でトップを取り、トータルで大まくり。予選トータルを１位で通過しました。
　最近ランクアウトしてしまった、あいな2002さん、第１戦・第２戦と４位で苦しい展開でした。第３戦大きなトップを取るものの、トータル１２位、僅かに及びませんでした。
　masakataさんは、４位・４位・３位と低空飛行・・・トータル２０位をキープしてしまい、今回はいいところなしでした。

　初参加のみたりんさん。緊張して手が震えると言っていましたが、第１戦トップでした。第２戦で３位、第３戦で２位とキープして、トータル97100点の９位でした。
　前回不参加でした銀痔郎さん、第１戦３位でしたが、第２戦でトップをとりました。第３戦は３位となり、トータルで97100点の９位でした。
　あれ？　あれれ？　同点・・・。


牌王位戦史上初の出来事！！

　牌王位戦史上、初めての出来事が起こりました。
　準決勝進出者は予選トータルの上位９名・・・・・・・・なんと、みたりんさんと銀痔郎さんは全く同じ点数97100点で、同点９位！！！！！！！！
　３戦中、２回トップを取ったのはあらまあーさんと雀帝さんの２人だけ。目立った凸凹がない分、準決勝進出のボーダーがぶれました。「９万点弱がボーダー」と申し上げていましたが、３位から１２位のなんと１０人（全人数２０人の半数）が９万点台〜１０万点台の中にひしめいている状況。大変に珍しいことです。１２位のあいなさんが90100点で、点数の偏差状況によっては充分に予選通過可能な点数でした。
　しかし、今回は、ボーダーは高くぶれました。
　そして、さらに、奇異なことに、みたりんさんと銀痔郎さんの２人が97100点で同じ９位・・・・・・。絶句してしまう凄まじい大接戦でした。

　牌王位戦の要項をよく読んでいらっしゃる、よい子の皆様は、ご存じと思います（誰も読んでないか！）が、以下のような規定があります。

　同点となった人がいた場合には、最高素点が高い人が上位になります。
　みたりんさんの最高点は第１戦の49500点、銀痔郎さんの最高点は第２戦の54900点、よって、大会規定により、銀痔郎さんが９位予選通過となりました。
　みたりんさんは１０位、惜しくも・・・とか惜敗とか・・・僅差・・・という言葉では表せないくらいのギリギリの、すね毛１本の差に涙を飲みました。
　１００点の重みを感じた瞬間でした。
　本当に残念でなりません。

　「私の勝手な試算では３戦の合計点が９万点弱がボーダーかな、と思ってます。」と私は発言しています。これはいつも言っていることなのですが、今回のように結構大きく外れることもあります。これまでは大体合っていたのですが、今回ほど大きく外れたのは初めてです。
　私は、自分自身の発言に責任を感じなくもないですが、あくまで「私の勝手な試算」ですので。皆様、ご自分で標準偏差と分散を計算された方がよいかもしれません。（と、逃げておきます）

　予選トップ通過は、馬の耳に現物さんでした。あ、間違い！　予選トップ通過は、雀帝さんでした。

　予選の結果、上位９名 （雀帝さん、あらまあーさん、@nabaさん、雀子さん、雷の覇者さん、IIKANJIさん、tsunoちゃんさん、LOTO.6さん、銀痔郎さん）が準決勝に進みました。
　

【準決勝合計】

　第１戦では予選の好調を継ぐ雀帝さんが高得点のトータルトップ、雷の覇者さん、銀痔郎さんが続きます。雀子さんは４位につけます。tsunoちゃん は6200点の苦い第１戦となりました。
　第２戦、あらまあーさんや英ひでさん、まくりを見せます。しかし、特筆すべきはミーコさん。トータル１０位からトータル２位に跳ね上がりました。第２戦トータルで、トップは雀帝さん（キープ）、２位がミーコさん、３位が銀痔郎さん（キープ）、それを僅差で追うのが、雷の覇者さん、そしてあらまあーさんという展開になりました。
　第３戦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
　３戦ある大会で、第３戦開始前によく出る言葉は、「役満でも和がらないとまくれないよ」です。この言葉の裏には、「役満なんか和がれる訳ないじゃん、もう終わりだ」でしょう。
　しかし・・・絶対に諦めずに、決勝進出することを目指して、自分を信じて、役満を目指していれば・・・和がれることもあるのです！
　第３戦、１８卓で@nabaさんが、役満四暗刻を自摸和！！　親だった雀帝さんは大きく沈み、トータルで６位に下降。役満を和がった@nabaさんは、トータル８位からトータル２位に急浮上し、劇的な大まくりをし、霜月杯準優勝、そして決勝進出となりました。
　第３戦でトップを取って、雷の覇者さんはトータル４位から堂々のトータル１位へまくり、霜月杯優勝です。初参加にして、霜月杯の優勝、素晴らしいです。
　同じく第３戦でトップを取って、英ひでさんは、トータル６位からトータル３位へのまくり。前回に続いて決勝戦への進出を決めました。

　予選が接戦であったなら、準決勝もまた、１２人にしては偏差の少ない戦いであったと言えます。トータルで見ると、９万点台が５人もいます。

　第１０期牌王位戦予選・準決勝リーグ（霜月杯）を制したのは、雷の覇者さん。 初出場で予選も準決勝も優秀な戦績、お見事でした。
　準優勝は意地と粘りの四暗刻の@nabaさん、３位が英ひでさんでした。
　☆.｡.:*･ﾟ☆.｡.:*･ﾟ☆おめでとう☆.｡.:*･ﾟ☆.｡.:*･ﾟ☆。

　３名の方は、決勝戦進出となり、また、次回の牌王位戦の準決勝シード権を得ます。

　決勝戦で待ちかまえるのは、現牌王位buff王（第８期・第９期）です。
　初参加の雷の覇者さんの決勝戦での優勝なるか、役満の意地と第１期・第２期の牌王、なば王の復活なるか、前回決勝戦のリベンジを期して 英ひでさんの優勝なるか、・・・はたまた、buff王の２回めの防衛なるのか、決勝戦、とても楽しみです。

　決勝戦は、１２月１日（日）２１：００開始（仮決め）、場所は９ロビです。
　

　最終戦のオーラス、鬼の連荘をしたいあらまあーさん、さくっと南のみで逃げたいなばさんが、中盤に聴牌、一方、buffさんは純全帯幺＋二盃口から、四暗刻への発展形へ、英ひでさんは、萬子のメンチンへ、と高め追求、最後のチャンスに賭けました。
　最後、なばさんが３筒を自摸和して南のみキック、３確して、トータルトップを決めました。
　第１０期牌王位戦優勝は、@nabaさん、なば王の復活です。
　準優勝は、あらまあーさんでした。おめでとうございます。

　なお、あらまあーさんとbuffさんは、次回の牌王位戦の準決勝シード権の放棄を表明しました。
　あらまあーさんは「雷の覇者さんのピンチヒッターで正規の決勝進出者ではないから」、buffさんは「１からやり直したいから」、という理由だそうです。
　殊勝なお考え、感服致しました。
　次回牌王位戦の準決勝シードは英ひでさん、決勝戦シードはなばさん、となります。


【決勝戦分析】

		和了	放銃
buff		5	6
@naba		5	0
英ひで		4	3
あらまあー		9	3
合計		23	12

　buffさんの放銃回数は６回で最も多いのですが、６回のうち５回の放銃は第３戦でした。第３戦の、特にダブロン放銃がbuffさんの運命を決めました。
　和了回数が最も多かったのは、あらまあーさんの９回でした。あらまあーさんは食い仕掛けが多かった印象があります。
　なばさんは、５戦で、放銃なんと０回。和了回数５回は、少ないのですが、「ポイントで和がって他は守る」という信条で打ったのだと思います。守り勝ちの優勝でした。