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2006年03月21日

槓に関する謝罪文

私、ひいいは、これまで、槓を嫌い、槓した人を誹謗中傷して参りました。

その理由は、「2-07 副露判断基準」の槓理論に書いた以下のようなものでした。

>  槓をすることはドラが増えるということであり、場が荒れる。ドラは誰に乗るか判らないので、ギャンブル性が高まる。雀力に自信のない人は、ギャンブル性に頼る。自分の雀力に自信があるのなら、ギャンブル性に頼る必要はない。
>  よく役満は原爆に例えられる。役満を和がられたら、その荘はもう終わりである。よほどのことがない限り、役満を和がった人が勝者となる。よって、役満を狙う人がいたならば、他の3人が協力しあってでも妨害すべきなのである。包牌(ぱおぱい)を打つなどは論外である。
>  では、原爆ほどではないにしても、それに次いで場を荒らす行為は何かというと、槓、なのである。役満ほどではないにしても、槓ドラが乗った人が勝者、と決まってしまうことは多い。
>  緻密に綿密に戦略を立て、戦術を展開し、必要な点数を出すよう手作りをしている人にとって、槓は極めて迷惑な行為となる。槓ドラが、自分に乗ればラッキー、他家に乗ればアンラッキー、というそれでしかない。これは運・不運なのである。槓ドラや槓裏絡みで、満貫、跳満という大物手に一気に化けてしまう。


ことに、これまで私が主催する牌王位戦において、槓した人を非難する発言を繰り返して参りました。

これらの私の発言について、深くお詫び申し上げ、謝罪文とさせて頂きます。

さて、なぜ、今、謝罪をするかというと、最近の牌譜による統計的麻雀研究において、槓が有効な戦術であることが数値データで証明されたからです。
詳細については、2006年5月か6月の近代麻雀で明らかにします。

という訳で、これからは、槓しまくりますので、槓嫌いのひいいをご存じの方は驚かないようにして下さい。

投稿者 ひいい : 2006年03月21日 21:21

コメント

007

投稿者 エリカ : 2006年03月22日 19:56

槓の有効性>ひいいさんが、持論を覆す「有効性」が証明されたとは、これは興味深い。

証明論理の掲載>近麻への掲載は無論として、ここのコンテンツの「副露判断基準」の「槓理論」に関する修正、加筆のご予定はあるのでしょうか?槓嫌いのひいいさんが「槓しまくる」とまで言い切る論理ですから、それだけで食指が動くってもんなのですが、あいにく私は近麻読者ではないので、ここのコンテンツで拝見できるとありがたいのですが・・・

投稿者 BASS : 2006年03月23日 09:12

いきなり失礼します。

カンが有効な戦術であることは自分も思ってました。
孤立牌のアンカンなら100%してました。

さて、疑問に思ったのですが
カンが有効である数値データなるものがよくわからない
のですが、「大ミンカン」ですら有効と言い切れたのでしょうか?
この前ネット対戦していて、下家が「中」の大ミンカンを
することによって、私の小四喜を阻止しただけでなく自分で
あがり、さらに300点差できっちりトップまくられました。
(大ミンカンなければ私が東をツモっていた)
これはごく特殊な例だと思います。基本的には大ミンカンは
不利(メンゼン放棄+カンウラ放棄)だと思うのですが
どうなんでしょうか??

投稿者 bianchi : 2006年03月23日 13:39

BASSさんへ

「副露判断基準」の「槓理論」に関する修正、加筆の予定はあります。これまでのそしてこれからの近代麻雀掲載コラムの元データおよび詳細な内容・解説について当サイトに掲載予定です。しかし、すぐには掲載しません。
是非、近代麻雀を買って読んで下さい。

bianchiさんへ

106259局425036家のうち、10061家が10257回の槓をしました。槓をした人と槓をしなかった人、トータル425036データから、和了収入点・非和了失点・平均収支点を計算しました。これにより、「槓をするとどれくらい和了収入点が高まり、どれくらい非和了失点がマイナスになり、結果において平均収支点はどうなるか」を分析しています。
暗槓、加槓のみならず、大明槓も平均収支点を高めている結果が出ています。
ただし、数値データの読み取り方、あるいは解釈の仕方に注意しなければなりません。鳴かないよりも大明槓した方が平均収支点が高まるからいつでもどんな牌でもどんな場況でも大明槓しまくればいいというものではありません。425036家の大明槓の判断は結果において正しかった(自分が和がれる可能性が高い局面で大明槓をした)ということは言えますし、世間一般の雀士が思うほどに、大明槓は悪いことではない、ということだと思っています。(特に私自身が、大明槓はもの凄く悪いことだと思っていましたので)
変更があるかもしれませんが、副露に関するコラムは以下の掲載予定です。

●2006年5月1日発売の近代麻雀
 副露と門前、副露数による平均収支点

●2006年5月15日発売の近代麻雀
 ポン・チー・槓・門前による平均収支点

●2006年6月1日発売の近代麻雀
 槓についての詳細
 暗槓・加槓・大明槓、立直と槓(暗槓)、槓した牌別

投稿者 ひいい : 2006年03月23日 18:18

> 暗槓、加槓のみならず、大明槓も平均収支点を高めている結果が出ています。
単純にこれだけの理由で「槓は有効な戦術だ」というのは問題があるでしょう。槓が有効な場合とそうでない場合があるのが、経験論ではなくデータとして分かった、というだけです。
槓をすると不利になることが分かっているような場合なら、槓ができてもしなかったでしょうし、(ダンラスで槓ドラに賭けるしかないなど)槓が有利だと分かっていれば槓した。だから、槓が有利だというデータが出ているに過ぎないと思います。

槓に関する戦術として有効なものは、「どのような状況に槓をすべきか」であり、単純に「槓をしたら期待値が高い」という結論ではありません。

「槓が可能なときに全て槓する」のと「槓は一切しない」のとでどちらが有利か比べるには、実際にそのような打ち手となり実験するしかないでしょう。(とつげき東北さんは実践していましたね)

投稿者 r@PCLabo : 2006年03月23日 21:09

>数値データの読み取り方、あるいは解釈の仕方に注意しなければなりません。

 私はもっと根本的な、サンプリングに偏りがないかという問題に関心があります。

 ひいいさんは、いくつのサンプルを用いているのかはいつも明かしてなさっています(「~~局の牌譜を分析したところ~」などというように)。しかし、何をサンプルを用いているのかはいつも伏せていらっしゃいます。
 「いくつの」と「何を」は共に、統計の信頼性を根幹で左右するものですから、出来れば両者共々ハッキリしたところを知りたいものです。

 例えば、東風荘における超ランのデータを10万局集め、その分析結果があったとします。そして、それをもとに、「槓が有利」という結論が提出されていたとします。しかし、ここで重要なのは、この段階では「”東風荘超ラン卓において”これこれこうするのが有利」ということまでしか言えないということです。そこから「”東風荘のラン卓においても”」とか「”インフォにおいても”」とか「”(ネットでない)実戦麻雀においても”」とか、はたまた「”麻雀一般において”」などと言う場合、言わずもがな、更なる検証が伴っていることが必要条件になってきます。
 ところが、そうした検証もなしに、これらがうやむやのままにスリカエられてしまうということもありがちです。だから我々は、単に「槓が有利」「大明槓も有利」といったを信じる前に(信じるかどうかを決定する際に)、まず標本抽出がどういう形でなされているかに注意を払わねばなりません。そういう意味でも、何がサンプルになっているのかはハッキリと開示していただきたいのです。

投稿者 デルガド : 2006年03月28日 17:47

r@PCLaboさんへ

r@PCLaboさんに限らず、近代麻雀に掲載している内容について、「すぐ戦術に生かせない」というご意見を多く頂きます。
私もその通りだと思います。

> 槓に関する戦術として有効なものは、「どのような状況に槓をすべきか」であり・・・

おっしゃる通りです。
麻雀数理研究において、「状況」のプログラムによる抽出が大変困難なのです。「この状況では槓をするかどうか迷う」という場合の「状況」を膨大な牌譜から分離して拾うことが難しいのです。明確に定義可能な状況ならば、結論を出せます。(ただし、その条件で抽出されたものの標本数がある程度必要です)

現在、私がやっていることは基礎研究であると思っております。
ご批判を頂くことに対して、認識はしつつ、また進歩しなければならないと思いつつも、今やっていることが「何の役にも立たない」とは思っておりません。
例えば、今回の槓の研究結果においては、「槓によって増加する非和了失点」の定量化に成功しました。これは、これまでに(おそらく)世の中の誰も知り得なかった数値です。

本音では「こう言いたい」と私が思っていても、統計処理した数字だけからそのことを言えないこともたくさんあります。
基礎研究は、派手に興味を惹くものではないし、すぐに戦術に役立たないものではありますが、しかし、数値の読み取り方によっては、打ち方に変化をもたらすものだと思っております。

私の近代麻雀の「数字で語る麻雀」に対する思いは、別途詳述する予定です。

投稿者 ひいい : 2006年03月29日 02:41

デルガドさんへ

何をサンプルとして用いているかを隠すつもりはありません。
すべての統計分析の元情報は、ネット麻雀東風荘の牌譜です。私自身の牌譜もあるし、デルガドさんの牌譜も入っています。3~4年前に掲示板で牌譜を募集した時に多くの方から牌譜をお送り頂きました。Jgameでよく打っていた史君やその他知り合いの方からのものもあるし、全く知らない方からもお送り頂きました。
また、個人のホームページに牌譜を公開している方からダウンロードさせて頂きました。東風荘超ランの名だたる方々もいます。そのうちの1人がとつげき東北さんであり、おそらく入手元別に見れば、とつげき東北さんの牌譜が最も多く含まれています。
超ランと上ランとラン卓とワイ卓などの別にどれがどれくらいの割合で入っているかは気にしたことはありませんが、超ランが多いと思います。
重要と思われるなら、牌譜の元ネタをお送りします。テキスト形式で90MB(メガバイト)あります。

10万局もの牌譜ですから、東風荘が食い断なしであるということと、赤なしであることに注意すれば、これまでにやってきた統計分析とこれからやっていく予定のものにおいては充分であると思っています。
この結果をもって、「“インフォにおいても”」とか「“(ネットでない)実戦麻雀においても”」とか、はたまた「“麻雀一般において”」などとすることがスリカエとおっしゃるならば、検証はご自由にどうぞ。
例えば、「親の立直への平均放銃点は7074.61点」という結果が出ています。この数値が、Infoseekゲームなら、実戦麻雀なら、どう違うかをどう検証すればいいのか、私には判りません。

投稿者 ひいい : 2006年03月29日 03:29

 ご回答ありがとうございます。
 要するに、サンプルは《個人のHPからDLしたものであり、東風荘超ランのものが多いと思うが、内訳は解らない》、そして《超ランが多いと推察されるデータを元にしたこれまでの研究成果は、麻雀一般にも適用できる》と仰るのですね。
 私はこれにはやや疑念があります。超ランを元にした研究成果がどうしてラン卓やインフォなどにもそのまま適用できるのか。確かに適用できそうではあります。しかし、その「適用できそう」というのはあくまで直感であって、少しも論理的・科学的な根拠に基づくものではありません。ひいいさんの研究は、そういう無根拠なものを排除していこうというものなのではないのですか? 論理に基づく分析と直感に基づく適用……私にはどうにもこれらが相反するものに思えます。


 残りの箇所にもレスしておきます。
 《検証はご自由にどうぞ》と検証の許可を頂いたようですが、元々許可を頂くべきことはありません。また、《東風荘と他の場合の違いをどう検証してよいか判らない》ということですが、ひいいさんに検証方法が解らないということと、検証が必要な結論を検証抜きで断言してよいかどうか(あるいは検証が不必要なのかどうか)は無関係です。
 また、《デルガドが重要と考えるなら牌譜を送る》ということですが、これも無意味です。私は何がサンプルかが重要と書きましたが、それは、サンプルをどこからどういう方法で収集し、その内実がどうなっているかです。牌譜そのものを頂いても、私が「重要」と考えている疑問点は何ひとつ解消されません。
 例えば、電話でのアンケート調査をイメージしてください。A社が2000件の家に電話をして、支持する政党を聞きました。そしてそれに基づき、A社はドンピシャ党の支持率が30%だと発表しました。しかしここで、その2000件の選び方に問題はなかったか、都市部だけに偏っていないか、家主が高額年収を得ている家に偏っていないか、などといった諸々の点に注意が払われねばなりません。私はそれを書いているのです。アンケートの際の2000回の会話を記録したテープを頂いても仕方ありません。

投稿者 デルガド : 2006年03月29日 21:27

>「すぐ戦術に生かせない」というご意見を多く頂きます。
> 私もその通りだと思います。
戦術に生かせないことは問題ではないと思います。

>> 槓に関する戦術として有効なもの
>麻雀数理研究において、「状況」のプログラムによる抽出が大変困難なのです。
はい、プログラミングをやっていて、牌譜からちょっとした情報を拾うのすらお手上げの私にもよく分かります。

>「この状況では槓をするかどうか迷う」という場合の「状況」を膨大な牌譜から分離して拾うことが難しいのです。明確に定義可能な状況ならば、結論を出せます。(ただし、その条件で抽出されたものの標本数がある程度必要です)
明確に定義可能、とは、例えば
・被先制立直に対して●向聴
・立直後の暗槓
などでしょうか。それであれば、「槓が可能なケースで、槓したもの」と「槓が可能なケースで、槓しなかったもの」を比べることが必要ですね。
>106259局425036家のうち、10061家が10257回の槓をしました。槓をした人と槓をしなかった人、トータル425036データ
この書き方を見ると、「槓した人」と「槓できなかった、もしくはしなかった人」の区別になっていて、槓ができるという前提がありません。
これを比べたデータであれば、両手を挙げて賛成します。(笑)
(もし、本当は「槓ができる人」、という前提があったのであればそうレスしてくださいね。それならこの部分は完全に非を認めます。)

> 現在、私がや ~ おりません。
> 本音では「こ ~ る予定です。
研究に充分な能力がない理系雀士として、応援しています。
麻雀は中2の2学期にはじめて、すぐにはまり込みました。数学(算数)は物心ついたときから大好き。プログラミングも趣味としてやっています。
このページやとつげき東北さんのページを見て、すぐに「自分もやってみたい」と思いました。しかし、すぐに「やろうと思うこと」と「実際にすること」の違いを痛感させられることになりました。
rは今年高2になります。大学に無事入れたら、協力できるかもしれません。気長に、期待せず待ってやってください m(_ _)m

> 例えば、今回 ~ た数値です。
非和了失点や和了得点の槓による増減値が分かれば、そこから局の得失点期待値について、和了率、放銃率、被自摸率の条件式が簡単な式変形で導かれるはずです。
これは「槓すべきかどうか」の判断基準に他なりません。ぜひこのような研究を続けてください。

投稿者 r@PCLabo : 2006年04月01日 09:03

デルガドさんへ

政治に関する世論調査において、都市部と地方のサンプリングには差異があります。どのような差異がどの程度あるか、あらかじめ判っています。
判っていることについて、あえて偏ったサンプリングをすることは問題でしょう。
東風荘の牌譜にどのような偏りがあるのか、不明です。不明なことを憂えても無意味です。

Infoseekゲームの牌譜は取れないし、実戦牌譜を集めて電子化することは極めて困難であり、東風荘の牌譜しかなかったから、東風荘の牌譜を使っているというのが実態です。
また、10万局の牌譜データを収集するのには、相当の手間をかけています。何の苦労もなくプログラムを組んで結果を出しているように見えるかもしれませんが、牌譜データにも不備(東風荘の牌譜出力プログラムのバグや仕様変更など)があり、現在使っている牌譜データを整形するために膨大な時間を費やしています。

私が知る限り、牌譜データ10万局を統計分析している結果は世の中にありません。とても貴重なデータだと思っています。

実戦牌譜の分析をした結果、私が分析したものと差異があるので、それを検証したいということなら、話は判りますが、何のデータもなく直感だと言われても、それについては対応のしようがありません。
目的を考えた投稿をお願いします。
人に頼るのではなく、自分が何をできるのかを考えて下さい。

投稿者 ひいい : 2006年04月02日 09:18

 レスありがとうございます。

>東風荘の牌譜にどのような偏りがあるのか、不明です。不明なことを憂えても無意味です。

 《超ラン=麻雀一般に差はない》というワケではなくて、《超ラン=麻雀一般に差はあるかもしれないが、その差が不明である以上、一緒にしてしまって構わない》と仰るのですね。
 私は、その《一緒にしてしまう》行為がどの次元で行なわれるかを問題にしているのです。それが推論として行なわれるのであれば問題ないでしょう。但し、それを科学的事実としてしまうことに問題を感じるのです。初めから私はその一点しか書いていません。
「超ランでこういう結果が出た」よって「超ランではこうである」というのは非常に科学的です。「超ランでこういう結果が出た」よって「麻雀一般でもこうだろうと推測できる」というのも科学的事実に基づく推測として成立します。しかし、「超ランでこういう結果が出た」よって「麻雀一般ではこうである」とするのは、どうなのか。それはスリカエではないのか、ということです。

>何の苦労もなくプログラムを組んで結果を出しているように見えるかもしれませんが~

 はい???
 私は一度も《ひいいさんが苦労しているかどうか》なんて問題にしてないじゃないですか。

>私が知る限り、牌譜データ10万局を統計分析している結果は世の中にありません。とても貴重なデータだと思っています。

 これも、「全面的に同意です」としかお答えできません。
 いったい何に対するレスなのですか?

>人に頼るのではなく、自分が何をできるのかを考えて下さい。

 他者の不備を指摘することが、他者に頼ることになるのでしょうか? これも何に対するレスなのですか?

投稿者 デルガド : 2006年04月02日 16:51

 それから、以下の文章。

>目的を考えた投稿をお願いします。

 私の心の中を覗いたような書込みですが、私には私なりの「目的」があります。根拠のない勝手な憶測と決め付けはご遠慮願います。

投稿者 デルガド : 2006年04月02日 16:58

>デルガドさん
検証はご自由に、というのは、リアルやInfoseekのことは自分でやれ、という意味に思えるのですが…。
具体的に、それらと東風荘のどこがどう違うのでしょうか。それは牌譜を取ったとして、それにどのような影響をもたらすんですか?

>ひいいさん
σ(-_-)へのレスはありませんか? (笑)

投稿者 r@PCLabo : 2006年04月03日 20:21

>検証はご自由に、というのは、リアルやInfoseekのことは自分でやれ、という意味に思えるのですが…。

 私の主張を180度勘違いなさっていたからでしょう。それについては前のレスで書いた通りです。それを読んでいただければ、誤解は解けると思いますよ。

投稿者 デルガド : 2006年04月04日 18:02

デルガドさんはなんでそんなに喧嘩腰なんでしょう。
ただの荒らしにしか見えません。
一つ知りたいのですが、デルガドさんの「目的」とは何なんでしょう。
それを教えてくだされば上のコメントも意味があるものだと理解できますが。
自分が伝わると思っていても伝わらないという事はたくさんありますよ。

投稿者 普通 : 2006年04月05日 13:06

東風荘の10万局分のデータの統計分析結果は、ルールの違いだけに注意すれば、麻雀一般においても汎用的に言えるものだと、私は思っています。
しかし、麻雀一般に言えるものだと断定的に書いてはいませんし、読者の判断にお任せします。
私が思っていることについて、疑義があって、麻雀一般について言えないと主張されるならば、その科学的根拠を示して下さい。

投稿の目的が判りません。

投稿者 ひいい : 2006年04月06日 00:23

r@PCLaboさんへ

> この書き方を見ると、「槓した人」と「槓できなかった、もしくはしなかった人」の区別になっていて、槓ができるという前提がありません。
> これを比べたデータであれば、両手を挙げて賛成します。(笑)
> (もし、本当は「槓ができる人」、という前提があったのであればそうレスしてくださいね。それならこの部分は完全に非を認めます。)

ご想像通り、槓できる状態で槓をしなかったかどうかを見ていません。槓したか、しなかったか、だけです。
しかし、「槓できる状態で槓をしなかった状況」と「槓できない状態で槓をしなかった状況」とに大きな差異が出るという仮説を私は立てていません。ほぼ同じではないかと思います。(プログラムがかなり複雑であることが検証していない理由ですが)

> 非和了失点や和了得点の槓による増減値が分かれば、そこから局の得失点期待値について、和了率、放銃率、被自摸率の条件式が簡単な式変形で導かれるはずです。
> これは「槓すべきかどうか」の判断基準に他なりません。ぜひこのような研究を続けてください。

すみません。お書きになっている意味がよく分かりません。
和了収入点と非和了失点の槓による増減値は判っています。
平均収支点も判っています。
「局の得失点期待値」とは私の言う「平均収支点」と同じではないでしょうか。
和了収入点・非和了失点・平均収支点を求めているので、和了率・放銃率・被自摸率はすべて判っています。
これをもって『「槓すべきかどうか」の判断基準』とおっしゃるならば、それはもう出ているのです。

この結果を得て、槓嫌いだった私は冒頭の「槓に対する謝罪文」を書きました。

投稿者 ひいい : 2006年04月06日 00:40

 私の書き方が分かりづらかったです。すみません。

 私はこう考えているのです。

(1)東風荘超ランとインフォの違いが調査にどういう影響を及ぼすかは個別的に検証しなければ断定できない(例えば、東風超ランとインフォでは、超ランの方が優秀な打ち手が多く分布しているでしょうが、その違いが調査にどう影響するかは調査を要します)。

(2)ですが、「東風荘超ランとインフォで全く同じ調査結果が出るかどうかは不確かである」ということは言えます。(例えば、インフォでも大明槓の際の収支がプラスになるかどうかは不確かです。特にこの点に関して言えば、私はインフォでは大明槓の収支はプラスにならないと推察しています……が、科学的裏付けはありません。同様にひいいさんが仮に「東風超ランもインフォもワイ卓も同じだ」と推察するとしても――勿論それは自由なのですが――、これもまた科学的裏付けのある事柄ではありません)

(3)だから、東風超ランのデータを元に「麻雀(一般)では大明槓の際の収支がプラスになる」と発表する場合、必ずそれが「東風超ランのデータに基づくものである」ことをどこかに記載し、それがインフォやワイ卓にも適用できるかどうかを読者の判断に委ねるべきだと考えます。ひいいさんのコラムではそのような但し書きがどこにも見当たりませんでした。いつも「実戦牌譜に基づくと~」などと書いてあり、それがネット麻雀のデータを元にしたものであることすら書かれていなかったように記憶しています。


 本来(3)の点を最初から書くべきでしたね。それを書かないものだから、「目的がわからない」となったのだと思います。私には(3)を書く前に(2)の段階で色々確認したいことがあったのですが、しかし、そのせいでゴチャゴチャしてしまいました。すみませんでした。これでもまだよくわからないということがありましたら、何なり仰ってください。

投稿者 デルガド : 2006年04月06日 22:49

理解。

投稿者 普通 : 2006年04月07日 17:21

> ひいいさん
> ご想像通り、槓できる状態で槓をしなかったかどうかを見ていません。槓したか、しなかったか、だけです。
> しかし、「槓できる状態で槓をしなかった状況」と「槓できない状態で槓をしなかった状況」とに大きな差異が出るという仮説を私は立てていません。
> ほぼ同じではないかと思います。(プログラムがかなり複雑であることが検証していない理由ですが)
確か、東風荘の牌譜では、槓行為があれば特定の文字が出現するのですよね。単純に槓できるかどうか、という話だと、たしかに牌姿のシミュレートが必要になりそうです。
で、r個人としては、ここの差異は大きそうに思えるのです。槓材の有無、という場合、例えば槓材があると大抵平和にはなりませんよね。そのあたりの研究をぜひ続けていただきたいと思います。

> 和了収入点と被和了失点の槓による増減値は判っています。
> 「局の得失点期待値」とは私の言う「平均収支点」と同じではないでしょうか。
これはおそらく同じです。

> 和了収入点・非和了失点・平均収支点を求めているので、和了率・放銃率・被自摸率はすべて判っています。
> これをもって『「槓すべきかどうか」の判断基準』とおっしゃるならば、それはもう出ているのです。

おそらく、バラバラの状態から親リーに対して大明槓するのは、自身の和了率が低く、被和了率が高いため、おそらく不利でしょう。
ある局において、自身の和了率をa、放銃率をb、被自摸率をc、(流局はあまりなく、点数も小さいので省略します)
槓による和了時平均得点の増加分をx、槓による放銃時平均失点の増加分をy、槓による被自摸時平均失点の増加分をzとして、
ax > by + cz なら槓したほうがよい、
ax という意味です。

単純に「(槓可能な)全ての状況で」とするには、「平和のみ聴牌」などと違って和了率などのパラメータが違いすぎるため、判断基準は式にせざるを得ないと思いこう書いたわけです。

投稿者 r@PCLabo : 2006年04月07日 17:39

デルガドさんへ

ここは近代麻雀の読者も多く見ています。記述内容に注意して下さい。
私は、「超ランと上ランとラン卓とワイ卓などの別にどれがどれくらいの割合で入っているかは気にしたことはありませんが、超ランが多いと思います。」と書きました。
東風荘超ランのデータだけを特別に選んで統計分析対象としているのではありません。ワイ卓などのデータも入っています。

デルガドさんが私に指摘していることは「科学的裏付けがない」ですが、その指摘内容がまた「科学的裏付けがない」というのは指摘としていかがなものでしょう。
「私はインフォでは大明槓の収支はプラスにならないと推察しています」・・・推察はどうぞご自由に。ただ、私に対する要求をするのなら、推察ではなく、科学的裏付けをもった論述内容として下さい。科学的裏付けのない内容を元に、「科学的裏付けがない」と指摘するのはおかしいでしょう。
私が思っていることについて、疑義があって、麻雀一般について言えないと主張されるならば、その科学的根拠を示して下さい。(2度目)

目的については、やっと判りました。
近代麻雀の第11回コラムで副露に関する記述の最後に「なお、この牌譜データは食い断なし・後付けありの東風荘のものである。」ということは掲載予定です。しかしそれ以上の元データに関する情報は、些末的なことと考え、近代麻雀の紙面上に掲載するつもりはありません。
なお、当サイトの「2-10 統計分析」には3年くらい前から以下の記述をしています。

> この分析の元となるデータは東風荘の牌譜データによる。多くの方の協力を得て大量の牌譜データを入手することができた。メールで牌譜データを送って頂いた方、牌譜データがある場所を教えて下さった方、ありがとうございました。
> 従ってこのデータは東風荘の麻雀ルールによるものである。特に注意しなければならない点は、東風荘では食い断なし、東風戦であるが南入があるということである。
> 分析には対局者数にして1万人以上が含まれる。初心者もいれば上級者もいる。これらのすべての平均と思っていいであろう。

自分で書いたものに自分で突っ込みを入れますが、すべての平均ではないですね。現実的には、牌譜データを残す人また公開する人というのは上級者に限られてくるものです。
デルガドさんの指摘の意図は分かりましたが、初心者ばかりの牌譜を集めることがどれくらい難しいかを現実的に考えてみて下さい。
近々、当サイトに近代麻雀のページをオープン予定です。

投稿者 ひいい : 2006年04月08日 00:27

 未だにひいいさんに私の申し上げていることが伝わっていないのがどうにももどかしいです。ひいいさんの下のようなレスを読んでいると、私が申し上げたことがサッパリ伝わっていないことがよくわかるのです。

>デルガドさんが私に指摘していることは「科学的裏付けがない」ですが、その指摘内容がまた「科学的裏付けがない」というのは指摘としていかがなものでしょう。

>私が思っていることについて、疑義があって、麻雀一般について言えないと主張されるならば、その科学的根拠を示して下さい。(2度目)

>デルガドさんの指摘の意図は分かりましたが、初心者ばかりの牌譜を集めることがどれくらい難しいかを現実的に考えてみて下さい。

 私の指摘内容は「私はインフォでは大明槓の収支はプラスにならない」ではありません。これは推察であり、科学的裏付けがないものですが、私はそれを指摘しているのではありません。

 私が問題にしているのは、東風の超ランを主体としたデータにも関わらず、そのことをコラムや統計データの片隅にも書かず、それどころかネット麻雀のデータであることすら書かず、ただ、《実戦牌譜……個から分析すると……である。よって麻雀では……である》と断定してしまっている点についてです。東風超ランを主体にしたデータに基づいた分析結果だと分かっていれば、読者は各々、「これはラン卓では当てはまらないんじゃないかな」とか、「これは麻雀一般について言えるだろうな」などと各々で考えることができます。私のように、この分析結果はインフォには当てはまらないだろうと考える人も出てくるでしょう。しかし、《実戦牌譜……個から分析すると……である。よって麻雀では……である》とされていれば、誰もが「麻雀では……だということが証明された」と考えるでしょう。読者には選択・判断の余地がないのです。それは問題ではないのか……と私は書いているのです。

 ただ、11回コラムでは「なお、この牌譜データは食い断なし・後付けありの東風荘のものである」と掲載予定ということ。本来なら、「この牌譜データ」ではなく、「これまでの牌譜データ」という記述が望ましいと思いますが、それでもそうした註釈がつくのは私の意図とも合致しています。

投稿者 デルガド : 2006年04月10日 12:01

デルガドさんは、東風荘であること・超ランが多く含まれていること、を重要視していますが、私は特にこのことが重要であると思っていません。(ルールは重要ですが)

どのようなパラメータをもって、統計データに偏りがあると認識するかは人によって様々です。ゆえに、牌譜データのどのような側面を記述すれば、それがその牌譜データの実態を表すかも黎明期の牌譜統計分析においては不明です。

デルガドさんと同じ点を重要視する方が多ければ、この点を記述しますが、同じ点にこだわる方はごく少数であり、個々バラバラのニーズが多数あると思っています。
例えばRの分布にこだわる人もいれば、同じ人の出現頻度(延べ人数)にこだわる人もいるでしょう。

私はデルガドさんの質問に対して最初にサンプルの収集方法について答えました。それで回答になっていて、話はそれで終わりではないのでしょうか?

> 重要と思われるなら、牌譜の元ネタをお送りします。テキスト形式で90MB(メガバイト)あります。

こう書いたのは、「私は些末的なことだと思っているので、数える気は現在のところありません。デルガドさんが重要だと思うなら、超ランのデータが正確に何パーセント含まれているか数えて下さい。」という意味です。それが判ったところでどんんな判断ができるのか私にはさっぱり理解できませんが、デルガドさんが納得できれば幸いです。

論点のズレは、冒頭に書いたように、重要と思っているか、思っていないか、です。
私が重要でない些末的なことと思っていることを、重要なことであると認めさせるには、科学的根拠が必要ではないのでしょうか。

投稿者 ひいい : 2006年04月10日 17:15

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